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【経営者・上司必見!】部下から不満が出ない伝え方

こんにちは 対話の専門家 田口淳之介です。


経営者からのご相談「文句の出ない伝え方があれば教えてください」

時代の流れを見ていて、うちの会社もこのままではいけないと強く感じました。そこで、全従業員に新しい取り組みを伝えたのですが、そこからが大変でした。

一部の従業員たちから、ものすごく不満が出たのです。会社やみんなの未来を考えてのことなのに、ここまで文句を言われると正直シンドいです。

もう、こんな目にはあいたくないので、文句の出ない伝え方があれば教えてください。

40代 経営者からのご相談内容

会社で新しい取り組みを発表すると、乗ってこない人間が必ず出ます。乗り気でないどころか、不平不満をブチまける人もいますね。

まず、大前提としてこれは普通のことです。ごくごく自然な状況。

なのでさほど気にすることはありません。

逆に言えば、部下から不満が出ないことのほうが危険です。もし不満が出ないなら、それは部下が何も考えていないか、組織がカルト宗教状態になっているということです。

とはいえ「不平不満をぶつけらるのも辛い」というお気持ちはわかります。

ということで、さっそくご質問にお答えしていきます。


上司は絶対知っておきたい!部下から不満が出ない伝え方の極意

ズバリ、部下から不満が出ない伝え方の極意!

それは

「不満が出るのは当たり前」を前提に伝える

新しい取り組みを伝えた時に、みんなから「どんな不満が出るだろう?」と予想するために、事前にリサーチをしておくのが重要です。

もしリサーチができないとしても、事前に出るであろう不平不満を想像してリストアップしておく必要があります。

新しい取り組みを伝えた時に、不平不満が出るのはなぜなのか?

それは、単純に「変化することへの怖れ」であったり「伝え方に愛を感じなかった」なんて理由も考えられたりします。

とにかく経営者やリーダーと部下の方々が見ている景色が違う分だけ、不平不満は出るのです。


つまり、冒頭の相談者様の話から推測するに、経営者が感じている危機感と従業員さんが感じている危機感がかけ離れているわけです。

車に轢かれそうな場所に立っているとします。

「このままじゃ轢かれる!危ない!!」

と、感じている人間はみな危険を回避するために行動を起こします。

しかし、車に轢かれそうなことに気づいていない人間は、危険を回避しようとは思いません。もし、横から「危ない!」と叫んでも「へっ?」という顔をするだけ。

下手したら「うるさい!!」と怒ってくるかもしれない。

前提が揃っていないと、とにかく話は伝わらないものです。

なので、本来は新しい取組みを伝える前に、従業員のみなさんが「ちの会社もこのままではいけない」とどれくらい感じているのか?また、バラツキはどれくらいあるのか?まずはデータを集めなくてはいけません。

そして、データをもとに危機感の薄い人には「このままでいくと、会社、お客様、そしてあなたにとっていい未来じゃない」としっかり説明しておかなくてはいかなかったのです。


まとめ

部下から不満が出ない伝え方の極意は「不満が出るのは当たり前」を前提に伝えること。そして、部下の意識に合わせた伝え方をする!でした。

さらに極意を分解していくと、「日頃から部下の抱える問題を把握しておく」が必要です。

つまり「普段のコミュニケーションを大切にする」これに尽きます。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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