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パートナーとの関係性と仕事の業績は相関関係にあった!?【妻や部下と話すのが面倒くさいと感じる経営幹部必見】

こんにちは!対話の専門家 田口淳之介です。

最初にご覧いただきたいのはこちらのデータ。

資本金1億円未満の企業では、同族会社の割合は約97%(平成19年度)

97%というのは100社あれば、97社がなんらかのカタチで経営に家族が関わっているということ。

実際、ボクもパーソナルセッションを通して、ご夫婦で経営に関わっているクライアントの相談を受ける機会が多くあります。

それも上記のデータを見ればごくごく自然なことですね。

そんなわけで今回のテーマは、夫婦で経営に関わる人にとって最も大切なこと。


経営とパートナーシップ(夫婦関係)の両立は難しいもの

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経営していくだけでも難しいことがたくさんあるのに、そこにパートナーシップ(夫婦関係)が入ってくるのは、とても大変なことです。

最近では、人気ユーチューバーのぷろたんさん(ぷろたん日記)とレイナさん(こちらも人気YouTuber)が、6年のおつきあいを終了させた動画をアップされていました。動画の中でぷろたんさんが「常に動画のネタを考えていて、二人はいつもビジネスモードだった」というような話をされていました。


ボクが伝えたいのもまさにココ!

✔️ビジネスパートナーとしての関係
✔️人生を共にするパートナーしての関係

どちらか一方が壊れたら、片方も壊れる可能性が非常に高い。

だから夫婦で同じ仕事に関わるというのは、本当に大変なことです。

しかし、大変なことばかりではありません。

パートナーシップがうまくいくと、そのエネルギーは仕事にも流れこみます。どんな壁も乗り越えていける非常にパワフルな状態をつくることも可能です。


本記事であなたに受け取ってもらいたいこと 

仕事で起こる問題とパートナーとの間に起こる問題の両方を解決する力を手にできます。


パートナーシップとビジネスと人間関係 

パートナーと「対話」ができるようになると、会社で起こる問題をスムーズに乗り越えていけます。

なぜなら、パートナーとの間で起こっている問題が仕事上で起こっている問題の真の原因を見せてくれるから。そして、その問題を解決していくためには対話は必要不可欠なものです。

「どういうこと?」と感じますよね?

説明しますので、ボクの告白に少しおつきあいください。


告白。パートナーの話を聞けなかったアホなボク

かつてはボク自身、パートナーと対話できませんでした。

というか、話を聴くことができなかったのです。

  • 主語がよくわからない

  • 結論がよくわからない

  • 事実と感想が入り乱れている

パートナーが話し出しても、上記のようなことを感じてしまい、じっくり話を聴けなかったのです。

当時は何か話しかけられるたびに「とにかく結論から話してくれよ💢」とイライラしてばかり。当然イライラしているので、徐々に話しかけられることが減っていきます。

あなただって"あからさまにイライラしている人間"にいちいち話しかけるのは嫌ですよね?


「話を聞けない自分」は当然、部下の前でも同じでした。


当時は「いや、オレは仕事中そんなふるまいしていない」と思っていました。しかし、それはムリな話。

パートナーにできないことが仕事ではできるなんて都合のいいことはないのです。どれだけ仕事中に取り繕ったとしても…

「仕事中はそんなふるまいしていない」と思いたかった自分がいるだけで、それは完全な幻想。

この幻想から目が覚めたきっかけの一つは度重なる部下の退職です。


「効率的でありたいし、ムダなことは一切したくない。」


こんな風にばかり考えていた私は、いつの間にか近くにいてくれる人の"話を聴く"を「ムダ」というカテゴリーに入れていたのです。


話の聞けないボクの周りからは、みるみる人がいなくなりました。

正論とやるべきことしか言わないアホで冷たい私からみんな離れて行ったのです。

そんなことが続きまくって、さすがにアホなボクも最後の最後に観念しました。

「自分は話が聞けていない人間なんだ」と受け入れたのです。

そこからです。人生が変わりはじめたのは。

話を聞けない自分を受け入れだして、パートナーとの関係が良くなり、ビジネスにも安定感が出てきました。しかし、もちろん最初から上手にコミュニケーションがとれたわけではありません。

「今日はじっくり話を聴くぞ!」と思っていてもやっぱりイライラしてくるんです。

そんな状況を打開していくためのエッセンスをお伝えします。


ビジネスを向上させ安定感を出すための3つの対話ポイント 


①話を聴けない自分に気がつく

「話を聴けない自分」に気がつかないことにはスタートしません。

この記事を読んで頭が真っ白になったり、なんかイライラするならそれこそが気づきのサインかもしれません。


②話を聴いてくれる人をつくる

人間は自分がしてもらったことは他者に与えることができます。

自分が「じっくり話を聴いてもらった」とか「充分に甘えられた」という感覚をもつことが重要。「話を聴いてもらう」という体験を通して、「理解してもらえる安心感」を育みましょう。

③ATTENTION!

「今日は怒らずに話を聞こう」はほぼ失敗します。表面的に「優しい雰囲気で話を聞こう」と思うことに価値はありません。あなた自身にストレスがたまるだけの間違った目標設定です。


まとめ

パートナーと本当の対話ができるようになると、仕事で起こる問題をよりさらにスムーズに乗り越えられるようになります。

また、パートナーとの間で起こっている問題が仕事(社内)で起こっていることにも気がつけるようになる。そうなると、未然に問題を防ぐ力が身につきます。つまり、あなたのコミュニケーションがうまくいっていない部分が、あなたを取り巻く人間関係に映し出されていることに気がつくのです。

私たちが勝手に仕事、プライベートと分けているだけで、自分自身の「人間関係に対する姿勢」はどこにいても、誰と関わっていても同じです。


まずは簡単な一歩からはじめよう! 

もし、この記事を読んで「話の聞けない自分」に気がついたら、ぜひ今度はあなたの話をじっくり聴いてくれる人を探してください。

あなたが充分に話を聴いてもらえれば、あなたもパートナーの話をじっくり聴けるようになります。

その結果、部下の話も聴けるようになり、仕事とパートナーシップの両方の恩恵を受け取ることができるようになります。

クライアントの生の声

先日のセッションを終えての感想です。今まで僕が(妻や部下に)するアドバイスは目的地の話ばかりで、その目的地に行くためのプロセスや共感する事が多くぬけていたと思います。

なので皆んなから言ってる事は分かるけど…となっていました。

そこを淳之介さんは1.2.3と丁寧に積み上げて行き、段々と景色を見せていくのがほんと勉強になりました。僕の中に少しずつ景色が広がっていくのが分かり、そうやって伝えなきゃいけないと改めて感じました!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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