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マイペースすぎる部下にどう対応したらいいですか?上司の苦悩に答えました!

こんにちは!対話の専門家 田口淳之介です。

リーダーシップ・プログラム受講生の方々からは、多くのご相談を受けます。

今回はある会社の幹部から「マイペースすぎる部下」についてのご相談を受けたのでお答えしてみました。


マイペースすぎる部下に悩む上司の声

マイペースすぎる部下がいます。基本的に何をするにしてもマイペース。正直、私はなるべく早く仕事を済ましたいタイプ。『今日できることは今日中に!』と考えています。しかし、マイペースすぎる部下はたとえば提出物なども期日ギリギリにしか出しません。内容によってはこのご時世、上司といえど言えないこともあります。こういう部下にはどう対応したらいいのか相談したくてお電話しました。

部長職 40代 男性

スピーディーに仕事をこなしたいタイプの上司にとって、マイペースすぎる部下への対応は、なかなか大変に感じてしまうのもわかります。

ボク自身もできることなら、サクサクと仕事を進めたいタイプ。なのでこの上司の悩みには共感してしまいます。

とはいえ、上司の言葉が少し間違って発せられるだけで問題になりえるテーマ。

今回はこのようなマイペースすぎる部下に対して、どのように対応していけばいいのか?についてお答えしていきます。

同じような部下をもつ上司の方のお役に立つ記事になっていますので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しく思います。


マイペースな性格は放っておいて大丈夫!真の問題は「約束」を果たす能力

結論からいうと「『マイペース』は問題にあらず」です。

どのようなペースで仕事をしようが「期日に間に合っている」のであれば問題はありません。要は、約束を守れていたらいいわけです。

しかし、マイペースが原因で「約束」を守れていないなら、それは大問題!

部下に適切な指導が必要です。

今回、お悩みを相談してくれた上司の方に「期日は守れていますか?」とお聞きすると、「守れていないことが多々あるので困るんです」とおっしゃっていました。

つまり、マイペースが問題ではなく「約束を破っている状態」が問題なのです。

このような状態を解決するためには、その人の性格や特性は一旦脇においておきます。そして仕事の段取りとスキルにのみ着目しましょう。


マイペースすぎる部下には3ステップで対応しよう!

具体的には次の3点を順に追って確認していきます。

①仕事に必要だと思われる作業時間を一緒に確認する

まず、期日までに仕事を完了させられない人は、必ず時間の見積もりを誤っています。さらに酷い場合は見積もりを立てていません。部下に仕事を与えた場合は、必ず「時間」について確認しましょう。

②スケジュールを確認する

次に、その仕事を記事までに完了させられるスケジュールかどうか?を確認します。部下はほとんどの場合、いくつかの仕事を掛け持ちしていますよね。スケジュールでバグがあれば、期日をオーバーするのは容易に想像できます。スケジュール確認もしましょう。

③部下の能力でスケジュールを遂行できる判断する

時間的見積もり、スケジュールを確認したあとに上司がしなくてはいけないこと。それは「部下に仕事をこなす能力があるかどうか?」です。与えた仕事に対して、能力があまりにも見合っていないのであれば、それは仕事を割り振った上司の責任です。ここは、冷静に判断していきましょう。


そこまで上司がやらなきゃいけないの?

ここまで読んで、どう感じましたか?

なかには「そこまで上司がしなきゃいけないの?」と感じた方もいると思います。

責任感があり、言ったことをそつなくこなす部下には当然必要ありません。また、マイペースすぎる部下にも問題はありません。

ただ、ハッキリと言えるのは期日を守れない部下の「仕事の仕方」には問題があります。(絶対無理!というような仕事量を与えているのは論外ですが…)

部下に「約束を守る」ことの大切さ。そして、守る方法を身につけさせる必要があるならば、上司としてチャレンジしてみましょう。(こんなこと絶対イヤ!と感じるなら、採用方法から見直すしかないです)


まとめ

部下ではなく、「部下の仕事」にフォーカスすることによって、仕事を教えることで解決できることも少なくはありません。

まずは、本記事でお伝えした3つのステップをともに歩んでみてください。期日に間に合わない原因が明らかになると共に、具体的な対応策が見えてきます。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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