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経営者の「人を大切に」という優しさがチームマネジメントを崩壊させる!?

対話の専門家 田口淳之介

こんにちは、対話の専門家 田口淳之介です。

ボクは人を大切にする会社が好きです。

どんなビジネスも最後は「人」ですよね。

考えてみたら当然のことで、なんらかの課題を感じているのは人、その課題を解決するのも人、お金を支払うのも受け取るのも人。

つまりビジネスは人間の営みですから、人を大切にする想いが起点となっていることが自然な状態です。


「人を大切に」という想いを利用してワガママを言う人間もいる

しかし「人を大切にしたい」という想いが仇となり、組織がうまく機能しなくなることがあります。
哀しいことですが、中小企業の現場ではよく見る現実です。

本記事では、「人を大切にしたい」という想いを、正しくチームマネジメントにつなげ、成果を出していくためのポイントをお伝えします。


本記事で読者に受け取って欲しいこと

「人を大切にしたい」という想いを正しくビジネスにつなげるポイントを理解しておくことで、責任者はかなりストレスを減らせます。

さらに、チームメンバーのやる気を削ぐことなく、むしろ意欲を高めていくためのチームマネジメント方法がわかります。


「話を聞く」と「話し合いを行う」は似て非なるもの

「人を大切にしていたい」この想いを大切にした組織づくり、ひいては人材育成をしたいなら、ズバリ!

「話を聞く」と「話し合いを行う」を明確に分けましょう。

共に働く仲間の話はしっかり聞きましょう。
会話を大切にしましょう。

これらは当然のことです。

しかし、話し合いに参加させるときは、目的を明確にした上でしっかりと人選すべきです。

つまり「話し合いに参加させてはいけない人を明確にすべき」ということ。

チームメンバーの"話を聞くこと"と、と"話し合うこと"を一緒くたに考えてしまっている経営層は少なくありません。というか、めちゃくちゃ多い!

では、なぜ「話し合いに参加させてはいけない人を明確にすべき」なのか?

それは、ポジティブな未来をつくるための意見がまとまらなくなるから。

さらに言えば、間違った意見をゴリ押しされる危険性があるからです。

ボク自身も数多くこの失敗を経験しました。たとえば「全員参加の経営」という言葉を正しく理解していなかった若い頃、このようなミスを犯しました。

「発信の強化」というテーマで「ブログ更新を増やそう!」というミーティングをしていました。(ブログというのが時代を感じさせますね笑)

ミーティングでみんなの意見を聞くと、後ろ向きのネガティブな意見も多く出ました。

  • 毎日更新はムリ、そんな時間ない

  • 私はブログを読んでからお店に行くことはない

  • 書く意味なんて感じない etc…

当時のボクはこのネガティブな意見の取り扱い方とネガティブな意見を自信満々に言う人々への正しい接し方を知りませんでした。

そして、誰の言葉も同じように大切に取り扱いすぎていたのです。

その結果、チーム全体が後ろ向きのエネルギーに引っ張られていって、発信強化のプロジェクトはうまく機能しなかったのです。

しかし、ボクはこの経験から「したくない」という意見を言う人は、ネガティブな意見は強く言うけどポジティブな意見や代替案を出さないことに気がつきました。平たく言えば、組織全体が向上するようなポジティブな意見は彼らから出ないということです。

自らがネガティブな意見に組織が引っ張られるようなシーンを体験したこと。また、さまざまな組織のミーティングで同様の現象を見てきました。
(この経験からリーダーシッププログラムは参加者を責任者と選別するようになったのです)


経営層、マネジャーが知っておくべき個人とチームを大切に扱うための3つのキーポイント

では、「プロジェクトや取り組みについてネガティブなことばかりを言う人の声を聞かなくていいのか?」と言ったらそうではありません。

もし、彼らの意見にまったく耳を傾けずにいたら、不平不満が溜まって辞めていきます。もしくは、会社への文句を言いまくり、ネガティブエネルギーをチームに伝播させていくでしょう。このような事態に陥らないようにするために、ポイントを3つお伝えします。

①仲間の理解力と心の成熟度について理解しておく

話し合いは、理解力や心の成熟度が近しい人同士に有効なツールです。そうでない場合は「教える」ことが重要になります。教える前に「話し合い」を求めるのはエゴ以外の何物でもないことを覚えておきましょう。

②ネガティブな意見は個別に耳を傾けていく

ネガティブな意見は、なるべく個別で聞きましょう。みんなの前で発せられたネガティブな意見を、責任者が処理するスキルを身につけていないときはなおさらです。リーダーシップを発揮していくと、チーム全体の前で発せられたネガティブな意見について惑わされず、誠実な対応ができます。しかし、まだその過程を歩んでいる最中は、ムリをしないのが得策です。

③ネガティブな意見しか言わない人を決断に関わらせないようにする

ネガティブな意見しか言わない人も大切な人です。(ネガティブな意見と言っても、リスクを見据えた大人の意見と、"面倒くさい"と感じているだけの生産性のない意見では意味が違います)しかし、組織が向上していくための決定事項には関わらせてはいけません。

要は、責任をとらない人を話し合いの場に参加させるのは百害あって一利なしです。


まとめ

「人を大切に」この想いをビジネスシーンで実現したいなら、責任者は「個別対応」と「組織の未来」について、バランスをとらなくてはいけません。

とくに、現代のような「個人主義」が強い時代においては、「個」と「集」のバランスについても熟考しておく必要があります。

そして、「話を聞く」と「話し合いを行う」の違いを理解し、明確に分けて行動しましょう。

「個別対応」と「組織の未来」について、それぞれに自分の考えの軸をつくり、その考えをハッキリと伝えていけば、チームマネジメントや人材育成のストレスは減っていきます。

なぜなら、仲間にあなたの考えが浸透するのと比例して、混乱と文句が減るからです。


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ぜひ、「個」と「集」の理想のバランスについて考える時間をつくってみましょう。

そして、チームメンバーの誰に何を理解してもらう必要があるのかについても、考えてみてください。

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