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本音を伝えられない大人にありったけの愛を。

ボク「社長、先日お話していた件は幹部の皆さんにお伝えしましたか?」

経営者「… 」


自分の感じている気持ちと考えをしっかりと仲間に伝える。

簡単なように思えることですが、難しく感じている大人は少なくはありません。

経営者でも自分の本音を身近な仲間に話せず、苦しんでいる人は大勢ます。

「経営者でも」なのか「経営者だから」なのかはわかりませんが、とにかく賢いとか、稼いでいるとか関係なしに「自分の本音を話せない」大人は少なくないのです。


なぜ、大人が自分の本音を話せないのでしょう?

相手から、期待している言葉が返ってこないケースを想定して、話せない人もいる。

話している最中に、キレそうになる自分を想像して「話さない方がいい」と判断している人もいる。

「何度も言った、それでもわかってもらえなかった」と傷つき、話すのを諦めてしまっている人もいます。


ここに大人が「本音を話せない理由」を書ききることなど、到底できません。それは一人ひとり違う理由だから。

ただ、どんな理由をもっていたとしても、その結果にはたった一つの共通項があります。

話していないから、伝わっていない。
伝わっていないから、うまくいかない。

だからモヤモヤしたりスッキリしない。



経営者や幹部の方たちから、こんな声をたくさん聞いてきた。

「コミュニケーションは大切ですよね」

「会議を活性化させたい」

「役職関係なく、活発な意見交換ができるような会社にしたい」

いま思えば上記のようなことを「本気望んでいた人」は、全体の1割くらいだったように思う。

なぜそれほど少ないのかを考えてみると、きっと、どこか「しっかりとコミュニケーションをとるなんて本気で望んでもムリなんじゃないか」と、自分の想いに疑心暗鬼になっていたのかもしれない。


対話はとても大切。

そんなことは誰でも知っている。

それでも、実行できている人はとても少ない。

また「自分はできている」と誤解している人は多い。
「わかりあう」ことに、慢性的に諦めを感じている人も多い。


ボク自身も対話に怒り、怖れてきた過去がある。

そして、自分の夢を叶えたり、目標達成するのにいかに対話が大切かも全身で味わってきた。

話すことが目的ではない。

「なにか今より良くしたい」という想いがある時、対話には自然と「目的」が注入される。


そしていつの間にか、人と人をグッと近づけてくれる。

ボクは本音を話せる大人でありたい。

本音を押し殺した分だけ、そう思うようになった。


そして、日本の大人たちに「対話」を思い出してもらうために、ボクはできることをやり尽くしていきたい。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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