従業員に陰口を言われてるのは、私がちゃんと伝えられていないから。というご相談
はじめまして。コミュニケーションクリエイター(対話の専門家)
田口淳之介と言います。(詳しい自己紹介 ☛公式サイト PROFILE)
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ボクはパーソナルセッションで経営者・ビジネスパーソンのご相談にのっています。
パーソナルセッションでは冒頭でお伝えしたようなお悩みを聞くことがよくあります。(今回のような相談内容は美容院、アイラッシュサロン、ネイルサロン、介護職などの専門職の方から多いご相談内容です。)
セッションを受けてくださる方は皆、お仕事に対して真面目で努力家。
だからこそ何をどのように努力したらいいのかがわからない時、大きなフラストレーションを感じています。
こんな時は闇雲に努力しようとするのではなく、しっかり自分と対話し考えや気持ちを整理することが大切です。
この記事を読んでいただき、解決のヒントを得てください。
「不安」が拡大していくと陰口になる
結論をひと言でいうと、陰口の真の原因は「不安」という感情です。
伝える側が発している「うまく伝わらなかったらどうしよう」という不安。
伝えられた側はその不安を感じ取り、その不安(ネガティブな感情)を拡大してしまいます。
その拡大した結果が「陰口」という現象となって表面化します。
つまり、陰口が生まれないようにするには、伝える側がミーティングを行う前に「安心感」を感じておく必要があるのです。
大切な仲間から「陰口を言われている」とか「わかってもらえない」というのは非常に辛い体験ですよね。
しかし「悩み」はあなたに「本当のあなたからズレてますよ!」というサインでもあります。
このサインを上手に活用し、課題に取り組むと豊かで信頼関係のある環境を創り出すことができます。
自分に向き合いだした最初は苦しみを感じると思いますが、ぜひ勇気をもって課題に挑んでみてください。
相談者さんから出てきた3つの不安な点
ご相談いただいたテーマを相談者さんと深堀りしていくと、大きく分けて3つの不安点が浮き彫りになりました。
①・・・伝えたあとのゴールが明確でない
②・・・伝えたいことが整理整頓されていない
③・・・わかってもらえなかった時にどうするのか決まっていない
不安に向き合うと視界が一気に晴れていく
不安な点が明確になれば、次はその不安点をクリアにするためにどうしたらいいのか?
具体的な行動が選択できます。
つまり、安心感を部下(仲間)と共有するために、経営者は事前に「不安」に向き合うことが必要です。
ちなみに、きっとあなたは特別なことを望んでいるわけじゃありませんよね?
こんなシンプルな想いをもっているだけではないでしょうか?
この想いをカタチにするために、ぜひ「不安な点をしっかり見つめる」にチャレンジしてみましょう。
ミーティング前にまずはこんな質問を自分にしてみよう!
ぜひ、ミーティングなどで「自分の想いがうまく伝えられていない」と感じる方は、「伝える前にどんなことに不安を感じているのだろう?」と自分に質問してみてください。
そして、伝えたあと「わかりにくいことがあったら教えてね」と、自身の伝えた内容が、相手にしっかり伝わっているのか確認しましょう。
もし「すぐに返答できない」と思っても慌てず、「考える時間をくださいね」と伝えましょう。
一つひとつのコミュニケーションを丁寧に行うことが、相互理解には欠かせません。
あなたが部下や仲間と信頼関係を育むことを、心より願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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