売上さえあがればそれでいいのかよ!?
こんにちは！対話の専門家 田口淳之介です。
ボクは「社会の課題を解決したい」なんていう崇高な想いや、「好きなことをしたい」と夢ばかりを語っているくせに、実は儲かっていない商売をしている人間が嫌いだ。
また、綺麗な言葉だけを並べているビジネスパーソンには近づかないようにしている。
なぜなら商売の目的は儲けること。つまり「儲かっていない」というのは、商売においては罪悪とも言えることだと思うから。
ビジネスの目的と心の豊かさについて考えてみた
今回は売上（数字）と心の豊かさについて記事を書いていきます。
ビジネスにたずさわる人なら、誰でも数字と心の豊かさというふたつのテーマにおいて、そのバランスに悩んだことがあると思う。
本記事を読んでぜひボクと一緒に、あなたの大切にしている価値観と望む売上（厳密には利益）のバランスをイメージしていきましょう。
「売上さえあがればそれでいいのかよ!?」答えは一択
ズバリ！ボクは「売上さえあがればそれでいいのかよ!?」と聞かれたら、まずは「イエス」とハッキリ答えます。
なぜなら売上（利益）が出ていないビジネスは継続力をもたないから。「継続力をもたないビジネスは、もっとも顧客に迷惑をかけている」がボクの考え。
あなたも経験したことないですか？
「すごく気に入っていた商品を買おうとしたら、販売していた会社が潰れてしまい買えなくなってしまった」とか「行きつけだった飲食店が閉店してしまい、哀しい思いをした」なんてこと。
ボクは消費者として何度もこのような経験をしたことがあります。そのたびに、不便を感じたり哀しい気持ちになりました。
このような体験から「ビジネスパーソンとして必要な売上（利益）をあげるのが責任」また、「あげ続けることが何より大切なこと」と考えるようになったのです。
しっかり利益が出ていれば、悪い部分はいくらでも修正できます。
利益が出ていれば、思い違いをしていたことも改められる。
しかし、利益が出ていなければ修正することも改めることもできずに、市場から消え去るのみ。
もちろん「社会課題を解決したい」という想いや夢は大切です。人様の、ひいては社会のお役に立っていないければ、どのような規模のビジネスも存在できません。
また、ボクにも「ビジネスパーソン10,000人に「対話」の大切さや、対話が生み出す豊かさを届けたい」という夢があります。
しかし、耳障りの言い言葉だけを並べていたのでは、本当の意味で顧客の役に立つことなんてできない。また、夢も夢物語で終わってしまう。
あなたもそう思いませんか？
ビジネスに関わる人間なら崇高な想いや夢を語ったあとは、必ず実現のために数字を見る必要があります。
ビジネスパーソンはサービスをつくり販売します。その結果、生活などを豊かにする。
たしかにビジネスは「お金のため」だけに行う活動ではない。想いを実現していかなくては意味がない。だからこそ、数字やお金を無視してはいけないのです。
しかし、時どきキレイな言葉や壮大な夢ばかりを発している人。そして、実のところビジネスとして成立していない活動を「ビジネスしている」と思い込んでいる人がいます。
「いやいや、売上があがって利益が出なきゃ、誰にもどうにも役に立たないのが商売ですよね？」と、内心ツッコんでしまいます。
こういう人をたくさん見てきたから「売上さえあがればそれでいいのかよ!?」という問いに、ボクは"まずは"イエスと答えるのです。
顧客のお役に立ち続けるためにビジネスパーソンとして大切にしている３つのこと
売上（利益）がないとビジネスは続かない。しかし、その売上をつくるためには「心」がとても大切。
ボクがビジネスパーソンとして「顧客の役に立つ」ために大切にしている心情を３つご紹介します。
①「自分の好き」と「顧客の役に立つ」のセンターを探す
売上さえあがれば"まずは"いいんです。でもどうせあげるなら、やっぱり自分の好きなことで顧客の役に立ちたい。
自分の「好き」なことをするだけでは趣味です。そのことで誰かの役に立ちたい、また「役に立てることが嬉しい」と感じられるビジネスを行うことこそ、自分にとっても社会にとっても尊いものだと思います。
②価値観が合い、信頼できる人とのみビジネスを行う
自分がサービスを提供する側でも購入する側でも、価値観のあう人と取引きを行うようにしています。また、その人が信頼に値するかどうかはかなり重要です。
仮に、価値観が合っていても信頼できない人とは物事が円滑に進みません。迷惑な行為がボクだけでなく、周囲の人も巻き込んでしまう可能性だってゼロではない。
ちなみに信頼できる人とは「約束を守る」感覚が自分に似ている人です。
③数字・お金の話をオープンにする
数字やお金の話を隠していると、事実が見えません。事実が見えない話に関わった経験から、学んだことは「ロクでもないことばかり」の一言に尽きます。
数字、お金の話をオープンにしていくためには、二人の間に信頼関係が必要です。また、オープンに話すからこそ信頼関係が育まれます。
まとめ
「売上さえあがればそれでいいのかよ!?」と聞かれたら答えは「イエス！」
売上があがることを考え抜けば、必ず顧客のことを想うので「心」がついてきます。（逆も然り）
フワフワしたことばかり言っていたのでは、売上も心の豊かさも遠のいてしまうだけ。顧客を大切にするためにも、ビジネスパーソンは徹底的に売上をあげ、利益をだし続けることにこだわりたいですね。
ただ必要な利益額や利益率も、ビジネスを通して感じたい心の豊かさも人それぞれ。そして、そのバランスもすべて自分で自由に決められるもの。
あなたのビジネスにおいて、自分が幸せを感じられて、納得感のあるカタチを知っているのはあなただけです。
ぜひ、自分のビジネス、仕事から何をどれだけ受け取っているのか？
物と心の両面から考えてみてください。そして、それは自分の理想通りなのか？どちらかに偏りすぎていないか、チェックしてみましょう。
あなたの半径5メートルを対話のある世界に-🎶
最後までお読みいただきありがとうございます。
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