キャリアデザインを学んだ2Days
こんにちは。Colyzonのかげすーです。
先週、「ポンタ・キャリアデザインTEXT販売記念セミナー&ワークショップin札幌」に参加してきました。
本業とはあまり関係ないのでは?と思われるかもしれませんが、1人の人間として、キャリアと人生は切り離せないもの。案外、こういった場にこそ、次なる仕事の種となるヒントが転がっていたりするものです。
ということで、今回もキャリア講師や人事担当者が主な対象ではありましたが、恩師でもあるポンタ(本田勝裕)さんが講師を務めることもあり、2日間たっぷり学んできました。
今回も最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
Day1:ワークショップ
今回のセミナーの元となるテキストは、甲南大学の今年度のキャリアデザインの講義用に作成されたものですが、ポンタさんが30年にわたる講師キャリアの中で蓄積してきた叡智が詰まった一冊です。そのため、大学生向けの教材ではあるものの、社会人にとっても自身がキャリアと向き合う時、あるいは社員のキャリア形成なんかを考える時にも非常に有用だと感じました。
それもそのはず、「キャリアデザインとは人生設計そのもの」なのですから。
デジタル?アナログ?
さて、この1年くらい、ポンタさんと個人的にご一緒する機会が多く、いろいろな話を聞いてきたつもりですが、お互いの専門領域が違うこともあり、今回はとても新鮮な気持ちで話を聞くことができました。
特に、私が大学生だった十数年前とは就活戦線も様変わりしているようで、当時はインターンに参加している人自体があまりいなかったと記憶していますが、それが今では当たり前。時代の移ろいを感じるとともに、大学時代の過ごし方もいろんな意味で変わっていることに気付かされました。
それは、現場サイドでも感じるそうで、今はどの大学でも就活講座への動員が極端に減っているとのこと。スマホ1台で大体のことは解決してしまう便利な時代だからこそ、アナログとの融合や使い分けが大事なんて話も出ていましたが、本当にその通りだなと思います。
デジタル・アナログの議論とは似て非なる話なのかもしれませんが、昨今のレトロブームなんかもまさにそこなのかなと。便利すぎる世の中だからこそ、あえてアナログなものに価値が見出される時代になってきたのかもしれません。
価値観が変わっても個性は変わらない
そして、今回のお話の中でもう一つ印象に残っているのがこの言葉。これまでにも何度も聞いているはずなのに、なぜか毎回妙に納得させられます。
それは、恐らく聞くたびに自分自身の価値観が少しずつ変化しているから。
このテキストの中には、価値観をチェックする表があるのですが、数年前だったら恐らくスルーしていた項目がいくつもありました。定期的に確認し、それぞれの項目について深掘りできるととても良い自己分析ができそうです。
もう一方の個性は変わらないという話については、近年ネットニュースなどでも目にする機会が増えたFFS理論がベースになっているとのこと。詳しくは、数年前に発売されたこちらの本に書いてありますので、気になる方は一度手に取ってみてください。
(ちなみに私は「エディ・ジェイ」でした!)
という感じの話だったり、テキストの元となった甲南大学での前期の振り返りや反省なども話せる範囲でオープンにしていただいたりと、キャリアデザインを軸に多様な話を聞けたことがとても面白かったなと思います。
そして何よりも、参加者のニーズをくみ取りながら、”その場を一緒に創る”という姿勢が自分自身の目指す姿だということを改めて認識できたのが本当に良かったです。
Day2:授業見学
今回のワークショップの参加者は特別に、北星学園大学の2年生向けに行われている「職業と人生」の講義を見学させてもらえることになりました。この日は、後期の第1回目ということでオリエンテーションがメインではありましたが、100名以上が出席しており、学生さんの関心度の高さが窺えました。
ここでもベースとなっているのは、参加している学生さんと未来を”一緒に”考え、創ること。そして、教えてもらう・育ててもらうの「教育」から、自分で調べて問う「学問」へ転換してもらう姿勢を強調されていたのがとても印象的でした。
すべての問いは歓迎される
この2日間、数々の名言を聞いてきましたが、私の中で最も印象に残り、かつ勇気をもらえたのはこの言葉。たった一言、しかも至極当たり前。
でも、現実はなかなか厳しいもので、「こんなこと聞いていいのかな」と考えることが年々増えているように感じます。
小さい頃はそんなことを考えもしなかったような気がしています。
「聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥」ということわざもありますが、これからはそんな時こそこの言葉を思い出していきたいものです。
それはそうと、講義の最中に自己紹介をさせていただく時間があったのですが、終了後、何名かの学生さんが話しかけにきてくれました。
現在は、学生さんと接する機会が皆無なので、とても新鮮に思えた(裏を返せば歳をとったことになりますが…)のと同時に、興味を持ってくれたことが純粋に嬉しく感じました。
この出会いがいつかどこかで役に立てれば良いなと思いつつ、自身のキャリアを振り返るとても良いきっかけになった2日間でした。
ここ数か月、日々の記録は極力残すようにしているのですが、このnoteに書くかどうかは別として、今後はその時感じたことなんかもできるだけ書き留めるようにしていきます。
ということで、前回投稿した7月末の記録から一気に2ヶ月もワープしてしまいましたが(苦笑)、「書きたい時に書きたいことを書く」というコンセプトで今後も日々の活動記録を綴っていきたいと思います。
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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