Jリートやソーシャルレンディングといった不動産投資の特徴10項目を徹底比較!

不動産への投資を考える際、不動産への直接投資以外にも、株式のように売買ができるJリートや、1万円・1ヶ月から始めることができるソーシャルレンディングといった投資の選択肢が広がってきました。投資初心者の方には、どれに投資をしていいか迷っているという方も少なくないでしょう。
そこでこの記事では、以下にまとめた3つの投資の特徴やメリット・デメリットなどをそれぞれ詳しくご紹介していきたいと思います。

Jリートの特徴、メリット・デメリット

Jリートは不動産を証券化した商品で、数万円程度の小口から購入することができます。株式の配当利回り(東証1部全体で1.5%)に比べてJリートの配当利回り(4%前後)は高いというメリットがあります。ただ、自己資金による投資が基本となるので、配当の利息だけで毎月数万円の収入を作ろうとすると、1,000万円前後の元手が必要となります。

Jリートの特徴

Jリートは価格変動リスクに注意
Jリートで最も気をつけなければいけないのは、価格変動リスクです。証券化されているために株式市場との連動性も高くなっており、年間で数十%の大きな値動きが生じる可能性があります。資産すべてをJリートで運用していると、暴落などがあった時に資産を大きく毀損してしまうリスクがあるので、あくまで資産の一部を分散投資しておくというのが良いでしょう。

ソーシャルレンディングの特徴、メリット・デメリット

ソーシャルレンディングは、インターネット上で貸し手と借り手をマッチングする仕組みです。貸し手が借り手に直接貸してしまうと「貸金業」という事業に該当してしまうため、貸し手とソーシャルレンディング会社の間で匿名組合契約という契約を結び、ソーシャルレンディング会社から借り手に融資するという仕組みになっています。

ソーシャルレンディングの特徴

1万円・1ヶ月から投資ができて平均利回りは5%~10%ということで、投資初心者からの人気が高まってきています。現在、ソーシャルレンディングの投資対象は不動産事業者への融資がメインですが、海外事業者への融資など不動産以外のプロジェクトにも投資することができます。

ソーシャルレンディングは利回りが高い分、リスクも大きい
ソーシャルレンディングで注意をしなければいけないのは、借り手の倒産・資金繰りの悪化、ソーシャルレンディング会社の倒産などの貸し倒れリスクとなります。ソーシャルレンディングでは、投資するプロジェクトを選ぶことはできますが、投資先(借り手)を直接選ぶことはできないため、信頼できるソーシャルレンディング会社を選ぶことが大切です。

また、ソーシャルレンディングの投資資金は自己資金のみとなりますので、金利収入で年間数十万円を作りたい場合は1,000万円前後の資金が必要となります。ソーシャルレンディングは新しい投資分野で、今後何が起こるかは未知数の部分もありますので、無くなっても困らない余裕資金の範囲で運用をするのが良いでしょう。

不動産投資の特徴、メリット・デメリット

不動産投資は、融資を利用することで大きな金額の投資ができるという点が特長です。特に、職業が会社員で勤続や給与が安定している方であれば、自己資金100万円で1億円の物件を購入するといったレバレッジが大きい投資をすることも可能となります。投資額がJリートやソーシャルレンディングよりも大きいことに加えて利回りも5%~10%と高いため、少ない自己資金からスタートしても毎月大きな収入を得ることができ、将来に向けての資産形成手段として人気があります。

不動産投資の特徴

不動産投資のリスクと対処
不動産投資で最も注意すべき点は空室リスクです。年間の利回りは家賃収入によって決まるため、入居が集まらないと家賃が入らず、利回りも実現できないことになってしまいます。そのため、入居率の実績が高い不動産投資会社をパートナーに据えて取り組むことが大切です。
ただ、賃貸の入居率は家賃の引き下げやフリーレント(入居後一定期間の家賃が無料になる仕組み)などを多用することで、高くすることができてしまう指標でもあります。まずは入居率がどのように算出されているか、なぜ高い入居率が実現できているのか、築10年後・築20年の物件の家賃は購入時と比べていくらになっているかといったことを詳しく情報収集してみると良いでしょう。

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