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秋の種まき。 畑と心に

この前の日曜日、
母の菜園づくりを手伝いました。

もともと我が家は農家で
果樹園や菜園を営んでいましたが、
両親が高齢になって辞め

今は家で食べる分だけ、
母が少しばかりの野菜を育てています。

「手伝うよ」と言っても
手を出してほしくないようで、
一緒に畑に入る機会がなかったのですが

ふいに
「覚えておかないと困るだろうから」と
種まきを手伝うように言われて、
初めて、本格的に農業にチャレンジ。



今年の春、
そろそろ農業をやってみよう、と思い立ち
苗屋さんで、レタスの苗を買い

母の菜園の空きスペースに植えて
成長を観察しつつ楽しんでいたのですが、
自ら育てた野菜を食べる喜びは格別でした。

初夏の畑-c

毎朝、起きて一番に畑へ行き、
レタスの成長と収穫を楽しんでいました。

太陽と畑が育てた命を頂く、
その醍醐味をダイレクトに感じました。

今回は、いよいよ、種から。

何もない畑にビニールを敷き、
穴を開けて種をまき、

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トンネルを作って、ビニールをかけ…

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一つひとつの作業が新鮮でした。


今回植えたのは、大根と白菜。

間もなく、ここから芽が出て
成長していく様子が見られると思うと
わくわくします。

隣には、頂いたブロッコリーの苗を植えました。
ブロッコリーも栄養価豊富で
冬の貴重なお野菜です。

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私に創造性というものがあるなら

幼少期から
両親や祖父母の耕す畑で育ったことに
ルーツがあるのではないか、と
感じることがあります。

野菜づくりは、子どもにとって
「無」から「有」を生み出す、魔法のようなもの。

幼い頃、農家の仕事が不思議で、不思議で
亡き父に「なぜ?」「なぜ?」と
聞いてばかりいました。

父はそんな私にいつも優しく答えてくれました。
何を聞いても答えてくれる父を
子ども心に尊敬していました。

いつの頃からか、畑よりも
家で勉強することや、絵を描くことが主になって
土からどんどん離れ…、

それでも、私の根幹には
温かな土の感触があって、

ふとした瞬間に浮かび上がってきます。


後年、アフリカへ、NGO活動で訪れたときも
温かな土の感触が幼い頃の記憶を呼び起こして、
深い気づきと癒しをもたらしてくれました。

アフリカの親子-c


今朝も「アーシング」と称して
庭にテーブルとイスを持ち出し、
畑を眺めながら、朝食。

サンダルを脱いで、土に素足をのせると
いつもの温かさが足裏から伝わってきて
大地のエネルギーで満たされてくる。

土って良いなぁ、、、

コーヒーをゆっくり味わいながら、
自然と解け合うひとときでした。


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