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誰かを喜ばせたい気持ちがもたらすもの〜和菓子に学ぶ〜

先日のお茶会で出会った
心震えたお菓子
京都より、
その名は「はまづと」

蛤の貝殻をのなめらかな方へ爪を入れて開くと、
琥珀色の寒天の中に味噌風味の浜納豆が一粒。
海を感じる夏の涼菓でした。
つるんとした琥珀羹の舌触り、
ほんのり優しい甘さと、
納豆の味噌風味の塩気が調和して独特の味が
口の中に広がるんです。
空いた殻ですくって口へと運ぶ、
その仕草も面白みがありました。
海がない京都に、海を感じられる夏らしい浜土産。
何とまぁ心にくい素敵な
コンセプトなんでしょう。

誰かを喜ばせたいと思って
生まれたに違いないお菓子。
そして、また、誰かを喜ばせたいと
取り寄せてくれた亭主のお気持ちが
愛そのものだと実感したのでした。

誰かを思う気持ちと愛によって
巡り合ったお菓子との出会い。
心震える喜びで胸がいっぱいになりました。

商品やサービスづくりの際に
マーケットがあるのか?
売れるのか?数字は?
それらを考えることは
もちろん大事なことだと
十分理解しておりますが、

心を動かす
心が震える
ためには、
もっと大切なことが
そこにあると感じました。

永くづつき、愛されるものから
学ぶことがたくさんありますね。

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