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瞑想のススメ

 たいていの土曜日、一週間の疲れがたまって動くのもおっくうになっている。

 物事をシンプルに捉えて、シンプルに行動に移す人がいれば、ぼくはその人にとても憧れるのだけれど、残念ながらぼくはそうではない。

 イメージで言うと、頭の中に、思考という細い糸がごちゃごちゃにこんがらがって絡まっているような状態で、何かの答えを出すにも非常に複雑な過程を必要とするかのようなのだ。

 したがって、一週間そのように(無駄に?)酷使した脳のせいか、土曜日にはもう何も考えたくない、となってしまう。


 そんな状態に陥ってしまった時には、瞑想というのはとても効果のある方法だ。毎日できればそれに越したことはないのだけれど、それはちょっと難しい。

 せめて毎週でもすればいいのだが、実際のところそれもできていない。もしかすると、瞑想をするための時間がもったいない、と無意識に感じているのかもしれない。


 今日は、夕方になり、何とか気力を奮い立たせてウォーキングに出かけたのだけれど、出かけた瞬間に雨が降ってきたためにとんぼ返りしてきた。そこで、久しぶりに瞑想をしようと思い立ったわけだ。


 はじめは15分のつもりで始めた。胡坐をかいて、体の前で手を組んで、意識を呼吸に集中させる。

 いわゆる、マインドフルネス瞑想だ。

 瞑想をはじめると、自然といろんなことが頭に浮かんでくる。今悩んでいることから、最近はほとんど考えたことのないことまで。いろんなことが頭に浮かんでくるつど、意識を呼吸に戻す。
 その繰り返しだ。

 考えない、感じろ! Don’t think. Feel!

 ではないけれど、呼吸の「吸って、吐いて」に集中したり、自分の手や足がどこにあるのかを感じたりするのだ。


そうしていくと、ゾーンに入るというか、不思議なことに瞑想していること自体が非常に心地よくなってくるのだ。
 はじめの予定の15分が来ても、もう少し続けたくて、もう15分追加で行った。

 先にも書いたように、瞑想の時間は、やるまでは無駄な時間に思われるかもしれない。しかし、やった後は必ず、「やってよかった」、「有意義な時間だった」、と感じるものなのだ。


 頭のリフレッシュには、瞑想は手軽さでは最高かもしれない。


 マインドフルネス瞑想は、1分でも効果はあるらしい。歩きながらでもいいようだ。時々は、ぼくもそれを実践したりするのだが、やはりきちんと時間をとって胡坐をかいて(時々は椅子に座ってやることもある)、やる方が、「瞑想をやった~」という気分になれる。


 本当は、頭がパンパンになる前に、毎日の習慣として瞑想をするようしたら、もっといいんだろうけども。




読んでいただいて、とてもうれしいです!