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Cofui
2020年12月30日 21:46
前回の続きです。やはり季節外れの夏の夜の小説です。 前回は一度も猫が出てきませんでしたが、この短編は、夏の夜に庭先に猫がやってきた、という話になっています。 よろしければ、前編から読んでいただければうれしい限りです。・・・・・・・・・・・ 再び少し強めの風が吹込み、小説のページがぺらりとめくれた。額の汗がわずかに蒸発する。 彼は生温くなったビールをもう一口飲んだ。 と、そのとき
2020年12月27日 21:47
季節外れではありますが、”ある夏の一夜”を題材にした短編小説です。 過去に「小説家になろう」に投稿した短編小説を、note用に少しだけ手直ししたものです。 微妙な長さのため、2回に分けて投稿します。・・・・・・・・・・・ 大学に入って、もう三度目の夏だった。 このところ、毎日のように激しい雷鳴を伴う夕立が訪れていた。 そんな時彼はいつも、幼かったころ二人の姉にしがみつきながら
2020年12月19日 15:56
数日前から、遥は自分の胸のふたつの膨らみの真ん中のあたり、みぞおちよりも少し上のあたりに違和感を感じていたのだが、今夜風呂上がりに、鏡で自分の裸を見た時に、その違和感を感じていたちょうどそこが、なんだか丸く膨らんでガラスのような材質になっているのを見つけた。 色は濃いブルーで、大きさはちょうどゴルフボールくらいで、それが半分が体の中にあって、半分がみぞおちから外に露出しているような感じだ。青く