見出し画像

ひっそりと、すやり

私は真っ暗闇が好きだ。
ひんやりとしたシーツのベッドに
身体を横たえて安眠をむさぼるのが好き。

音はもちろん、無いほうがいい。
静かに、ただひたすらに、身体を休める。

暗闇と、静寂と、ひんやり清潔なベッド。

数あるこの世のぜいたくのうちで
この環境はなかなか上位に入るのではないか。
私の身体と心がとても喜ぶのを感じる。

・・・という話を結婚前の嫁様にしたところ
意外にもいたく共感してくれた。
どうして意外なのかというと、イメージ的に
テレビと照明をつけっぱなしで寝るような
そんな雰囲気を持っていたからである。
(我ながら偏見もいいところだ)

そんなわけでウチでは寝る環境にちとうるさい。

お互い理想の眠りの追及に余念がない。
ベッドシーツを数種類用意しており
春・夏・秋・冬に応じて変えている。
しかも嫁様は休日で快晴とあらば
こまめにシーツや枕カバーを洗濯してくれる。
これがまた拝みたくなるくらいありがたい。

枕も枕で、お互い数種類持っている。
ぶっちゃけると枕がなくてもお互い寝れる。
隙あらば互いの体の一部に頭をもたれかけて
すやすやと寝ることも多い。
私たちは寝つきが異様に良いのだ。

寝室におけるカーテンは陰の立役者だ。
二人でぶらりと買い物をしていると
ついついカーテンコーナーに寄ってしまう。
重厚な遮光カーテンは最強でマストだが
時にはライトでポップなパステル調に変化。
気分がガラリと変わって睡眠も大変捗る。
今はお手頃価格なのに性能が良いカーテンが
たくさん出ているので楽しい限りだ。

夏場は氷枕もなかなか重宝する。
もちろんエアコンが必須な夜もあるけど
多少汗ばむくらいの夜には氷枕がたまらない。
厳密に言うとジェルを冷やした枕だけど
ウチでは氷枕と呼んでヘビロテしている。
じんわり暑さを感じる夜に
頭や首を冷やしながら寝るのは最高だ。
結局汗だくで翌朝シャワー必須だけども。

一転、真冬になると活躍するのが湯たんぽだ。
私たちは揃って足先が冷えやすいので
足元にある湯たんぽが最強に心強い。
毎夜無言の湯たんぽ争奪戦が繰り広げられる。
湯たんぽが二つあればそれは解決されるけど
湯たんぽを取り合って眠るのも悪くはない。

最後に究極の眠りアイテム蒸気でアイマスク
ご存じだろうか、このロングセラー商品。
試したことがない人は
一度だけでも使ってほしい。
簡単に数秒で極楽を味わえる。
いやまあ、人によるだろうけど
ウチでは二人そろって極楽を堪能している。
多用すると良くないとの話も聞くけど
やめられない、とまらない。

・・・

良い眠りを堪能すると朝が気持ちいい。
小鳥のさえずりが最高に優しい目覚ましだ。
頭も冴えてnote執筆も大変捗る。

夫婦の相性って話はよくあるけど
「眠り」の相性も、結構大事なことだと思う。
良く寝ないと、お互い朝の挨拶もままならない。
やっぱり「おはよう」が最強なんだよね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?