成功しているウェビナー登壇者が、実際にやっていることはこれだ!
コクリポ マーケティング担当の夛山(たやま)です!私は、昨年1月に、文字通り心機一転、『転職』をし、何もかも新しい環境で1年をスタートしました!刺激ばかりの日々で、充実した毎日を過ごせたかなあと思います。今年も、昨日の自分より今日の自分が、成長できるように日々過ごしていこうと思います!
みなさまもテレワークがすっかり板につき、webでセミナーに参加するということに抵抗や特別感も薄れてきたのではないでしょうか?
今回の記事は、ウェビナー登壇者が苦戦している、”顔の見えない環境で、いかに参加者を引き付けるか”の点に着目して、『まずはこれだけやって!』というポイントを4つご紹介します。
プロのウェビナー登壇者も工夫している、4つのコツ
ウェビナーではリアルのセミナーと異なる工夫が求められます。では、プロのウェビナー登壇者はどのようなコツを意識しているのでしょうか。
└参加者が見やすい資料作り16:9
リアルセミナーとウェビナーでは見やすい資料の特徴が異なります。
まず意識しなければならないのがサイズです。
従来は資料を紙媒体で取り扱うことが多く、A4サイズで印刷できる4:3の比率で作るのが一般的でした。プロジェクターで表示する場合も、比率が4:3である場合が多いためこれに合わせていました。
しかし、ウェビナーでは紙もプロジェクターも用いず、デバイスの画面に資料を表示します。そして、多くの場合デバイスはパソコンであり、その画面比率は16:9です。そのため、資料も16:9で作成した方が見やすくなります。
また、資料はできる限りシンプルにするのも大切です。紙と異なり、アニメーションやエフェクトを利用できますが、意味のない要素が増えると大事なことが伝わりにくくなります。話の要点だけを簡潔に記載し、何が言いたいかが伝わりやすい資料にしましょう。
└ウェビナー集客メール・リマインドメールは念入りに!
現在急速にウェビナーは普及しています。しかし、ウェビナーは場所にとらわれず、PC1台あればどこでも参加できるという参加のハードルが低いからこそ、簡単に参加を辞めてしまうことも可能です。
なので、『当日、いかに確実に集客していただけるか』が重要になります。そこでメールを使ったメールマーケティングを上手に活用することを心掛けましょう。
たとえば、招待メールには以下の点をウェビナー参加のメリットとして記載すると良いでしょう。
・どこでも視聴可能
・顔出し不要
・駆け込み参加も可能
・参加手順
申し込みフォームや、当日参加する際に必要なURLも漏れなく記載します。できるだけ参加のハードルを下げることが大切です。
また、ウェビナー開催前のリマインドメール・開催告知メールは、3回は送りましょう!
当社の実績ですが、集客メールを2回送付の場合と、3回送付の場合を比較したところ、ウェビナー予約数、実参加者数において、どちらも、ウェビナー集客メールを3回送付した方が、3倍アップした結果に繋がりました!是非集客面でお悩みの方は一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
また、ウェビナー後にはサンクスメールも送りましょう。ウェビナー後のアンケートで取得した個々の参加者情報を集計・分析し、それぞれに合ったご提案方法でフォローすることでアポイントや顧客獲得に繋がる可能性が非常に高くなります。
└ウェビナー登壇者の話し方って?
リアルセミナーの登壇者として経験がある人が、ウェビナーの登壇者を担うケースが多いです。しかし、リアルで充分な経験を積んでいても、ウェビナーの登壇者として話をすると、やりづらさを感じる例が少なくありません。
その最大の理由は、聞き手の反応が見えないことです。参加者は基本的に顔を出していないため、リアクションを把握できず、その場その場に合わせて話を展開できません。
こうした特徴を踏まえて意識したいのが、「1人の参加者に向けて話しかけるように話す」姿勢です。身振り手振りを使い、できる限り台本を読まず、語りかけるようにトークを展開しましょう。参加者の集中を引き付けられます。
また、間を意識することも大切です。ウェビナーの登壇者として経験が浅いと、つい早口で喋ってしまいます。しかし、これではペースが単調になりかねません。時折、意識的に間を挟むことで抑揚をつけましょう。
└ウェビナー終了後の、ひと手間加えたアプローチ
ウェビナー終了後には必ずアンケートを取得しましょう。導入されているウェビナーツールによりますが、例えば、参加者の参加時間が測定できるものもありますので、ウェビナーがどの時点で離脱されたか、を把握し今後のコンテンツ改善に役立てましょう。
アンケートでは、BANT情報を取得するように質問項目をすることで、その後の営業活動に活かすことが出来ます。BANT情報とは、「Budget(予算)」「Authority(決済権)」「Needs(ニーズ・需要)」「Time frame(導入時期)」の頭文字をとった略語で、 顧客ニーズの把握のフレームワークとして用いられます。
参加者のニーズを把握すれば、優れたフォローが実現するでしょう。たとえば、参加者から「○○のところについてもう少し詳しく知りたかった」のような要望があったとしましょう。
この場合、ウェビナー終了後のサンクスメールで、該当部分の詳細な資料を添付すると良いフォローになります。また、具体的なサービスの購入に進みたいという声があれば、速やかにコンタクトを取って商談につなげましょう。
ウェビナーをスムーズに運営するためのポイント
最後に、ウェビナーをスムーズに運営するためのポイントを2つ紹介します。
└聞き手を用意する
ウェビナーでは、聞き手が見えない状態でテンションを維持しなければなりません。これが登壇者の精神に大きな負担をかけることがあります。視聴者が目の前にいないのは一見すると楽なようですが、孤独な環境でトークを展開するのは容易ではないのです。
この問題を解決する工夫として有効なのが、聞き手を用意することです。カメラの後ろ側に視聴者役を演じる人を数人配置し、リアクションを取ってもらいましょう。軽く相槌を打ってもらうだけでも孤独感が和らぎ、滑らかにトークを展開できるようになります。
└役割分担を明確にする
ウェビナーはもちろん登壇者1人でも行えますが、初心者やウェビナー開催にまだ慣れていない方は、できれば他のメンバーと協力し、役割分担をして取り組むことをおすすめします。なぜなら、話す以外にもやるべきことは多いからです。
例えば、ウェビナーではチャット機能で質問が寄せられることがあります。リアルよりも気軽に質問できるのがメリットですが、その分登壇者は対応に追われることになります。いくつもの質問が寄せられたら、登壇者1人で対応しきるのは不可能でしょう。
その際、チャット対応の担当者が他にいれば、登壇者はトークに専念でき、ウェビナー全体がスムーズに運営できます。
また、参加者としてウェビナーに関わるスタッフがいると理想的です。ウェビナーは画面越しであるため、登壇者側からは分からない不具合や問題が生じることがあります。その際、一般の視聴者と同じ立場からウェビナーをチェックする担当者がいれば、問題にいち早く気付いて解消できます。
└成功事例
ウェビナーツールコクリポをご利用のクライアント様のウェビナー登壇者の方々が実際にやっている成功事例をご紹介させていただきます。
1.製造業界での活用事例ー ソノヴァ・ジャパン株式会社様 ー
<ウェビナー開催のココがポイント!>
・主に3名~5名ほどでウェビナー運営。カメラやマイクのオンオフや司会など、ウェビナー全体のコントロールを行う担当、チャット担当、参加者として配信品質チェックを行う担当で分担。
・主催者の使用回線を複数人で共有すると、帯域を食い合って配信品質が落ちるため、最低でも主催者と共同主催者は必ず別回線を使い、トラブル回避。
・参加者の『入場できない』、『画質が良くない』等の参加者側の環境要因に起因するトラブルについては、各参加者の担当営業がメールや電話で個別にサポートを実施することで参加離脱防止。
・万が一主催者側に回線トラブルが生じてしまった際に備えて、事前に録画したデータと、字幕データを用意。
・開始前と直後に、参加者様宛の注意事項をチャットに掲載。音声が聞こえない、画像が見えないなどのトラブル時の対応がスムーズ。
2.IT・情報通信業での活用事例― 一般社団法人 CC-Link協会様 ―
<ウェビナー開催のココがポイント!>
・ウェビナー運営は3名で分担。司会進行と講師担当、チャット担当、参加者として入場しお客様目線で配信品質の確認や進行チェック担当。
・事前の段取りや練習を念入りに実施。本番さながらの環境で、3人の連携の確認として細部までチェック。
・共催ウェビナーを開催した際は、共催する企業の方によっては、どのツール普段使用しているかを事前に確認し、操作方法をしっかりレクチャー。
・トラブルに関するご質問はチャットへ、トラブル以外の本題に関するご回答は、ウェビナー後アンケートへ記載いただくようにご案内しすみ分け。
・開始前と直後に、参加者様宛の注意事項をチャットに掲載。音声が聞こえない、画像が見えないなどのトラブル時の対応がスムーズ。
・おかげで大きなトラブルやミスなく、70名というこれまでで一番多い参加者の方をお迎えしたウェビナーも成功。
まとめ
いかがでしたでしょうか?是非ウェビナー結果にお悩みや課題をお感じの方は、以下の4つのことを、まずは実践してみましょう!!
<成功している登壇者の4つのポイント>
・ウェビナー資料のサイズは16:9
・ウェビナーリマインドメールは最低3回!案内分は丁寧に!
・登壇者は抑揚と間を大切に話すこと!
・アンケートデータをいかにスピーディかつ、営業活動に活かすことが出来るか!
以上を踏まえ、ウェビナーを成功に導いてください。