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アカデミー賞エブエブから観るマルチバース(量子力学)の未来の可能性


量子力学の解釈の一つで波動関数の収縮を想定せず、すべての解に対応した世界があるとするもの。マルチバースは、複数の宇宙の存在を仮定した理論物理学の説である。多元宇宙は、理論として可能性のある複数の宇宙の集合である。多元宇宙はすべての存在を含み、そこには、われわれが一貫して経験している歴史的な宇宙に加え、空間、時間、物質、およびエネルギーの全体と、そして、それらを記述する異なる物理法則および物理定数なども含まれる。この語は1895年にアメリカの哲学者で心理学者のウィリアム・ジェームズによって造られたが、異なる文脈においてである。多元宇宙が含むそれぞれの宇宙は、平行宇宙と呼ばれることもある。



今回アカデミー賞7部門をアジア系として世界初の快挙となった
エブリシングエブリウェアオールアットワンス
EVERYTHING EVERYWHERE ALL AT ONCE
2023年3月3日(金)公開 / 上映時間:140分 / 製作:2022年(米)

エヴリンは、トラブルだらけの家族と破産寸前のコインランドリーを抱え、困窮していた。ある日、彼女の前に“別の宇宙から来た”という夫のウェイモンドが現れる。唐突に世界の命運を託されたエヴリンは、夫に導かれ想像もできない壮大な闘いに身を投じる
と言うあらすじだが、この映画のテーマである、量子力学の多元世界というマルチバースによる世界の可能性や未来の可能性である話なのだが、この作品が独創的なアイデアなのか輪廻転生を言いたいのかわからないが、現実の世界の視点がより面白くまた意味深く、たとえば、自分が石ころになってしまっている世界とか(輪廻転生の地縛霊)はたまた自分が達人になってしまっている世界とか(輪廻転生の天神)娘が地獄に落ちて悪魔になっている世界とか(輪廻転生の地獄落ち)量子論の時間の概念が無いために、未来なのか過去なのか、わからないが最終的に現実に帰ってくる。遠くのものなのであったと思い込んでいたものが、実は目の前にあったとか、トーラスのようなドーナツ表面の状況で、自分には関係のない事柄が、実はそれは自分にとって最も重要な運命の出来事なのだが、本人は気づくことができず、自分自身で最悪の状況を作り出す自業自得になってしまっている因果応報のような、奥深い作りになっている。

制作期間が10年以上費やしているからこそ、このようなトーラスを表現出来るテーマの奥深さの構造とアカデミー会員の知的センスの高さが、史上最多7冠を獲得した理由であると言えるのではないでしょうか。

マルチバースが本当だとした場合、どのような心構えで人生を開拓したらいいのか?

続きは、明日20;00からのウエビナーセミナー会員で討論しながら、最先端の科学世界の構造と宗教の間違いを説明しながらマルチバースやM理論を説明したいと思います。

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