![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/143669066/rectangle_large_type_2_0366705cb37fcd94c3b436b5a06f0cec.png?width=800)
職場内で送っていたメールマガジンを再現したよ№2
職場内で送っていたメールマガジンの話を聞いた人たちから
「そのメールを見てみたい」というお声をあちこちからいただくので
実際に職場へ送ったものをいくつか貼り付けていきますね。
毎週月曜日 朝8:00
メールアドレスを持つ人全ての人へ予約送信
おはようございます。今週の一言は・・・
花は、強いね。
自ら枯れたりしないもん。
(かのうや/ポスターコピー)
昨年の情報交換会にて、レジェンドカウンセラーさんとお話する機会がありました。
阪神淡路大震災やJR福知山線脱線事故にカウンセラーとして関わった経験について聞くことができました。
その話の中で、たくさんの情報を提供いただいたので、いざという時、被災地の最前線で働く皆様と共有したいと思います。
災害時の心理過程は4段階あるといいます。
◆茫然自失期(災害発生後~数日間)
被災により、感覚や感情を失ったかのようになる。危険な行為に及ぶ人も出る。
◆ハネムーン期(~数週間/数か月)
被災者たちが連帯感をもち、助け合い、回復に向かっている、あるいは状況に適応したかのようにみえる。
◆幻滅期(~年余り)
災害に対する世間の関心が薄れ、無力感や倦怠感が高まる。
◆再建期(~数年間)
仕事や生活の立て直しに前向きに取り組める。
災害時に起こる精神健康問題
◆健康だった方で、以下の問題が起こることがある。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)や、気分障害、適応障害、アルコール使用障害など
◆元々精神疾患を抱えていた方は、一時的に良くなる場合がある→再建が見えてきたら災害発生前に戻る
◆元々精神疾患を抱えていた方で、避難所で馴染めず家族で孤立することがある・増悪する場合がある
支援(ボランティア)活動をする上での心構え
◆身分を明らかにする
◆必ず二人以上でのチームで行う
◆安易な励ましはしない
◆守れない手助けは約束はしない
◆限られた期間しか支援できないことを認識する
◆自身も心に衝撃(ストレス)を受けていることを自覚する
被災者の中では「自分は他の人より被害が少なかったから」「自分は助かったから」と
弱音を吐いてはいけない、助かって申し訳ない、と思っている場合がある。
少し時間がたつと、怒りや不満の感情をぶつけられることがあるが、
それは支援者に対しての言葉であっても支援者を責めているのではない。
(行き場のない気持ちをぶつけているだけ)
支援活動のリーダーの役割
◆活動計画・役割分担を明確にして周知する
◆シフトを組んで、定期的な休息をとらせる
◆支援者を気遣っていることを言葉や態度で示す
◆定期的にミーティングを開き、支援者のストレス発散の場を作る
支援者の陥りやすい危険「燃え尽き」
◆支援者は”隠れた被災者”です
◆支援者はスーパーマンではない。ストレスを感じるのは当たり前
◆支援者は自分の状態を判断することができない
災害派遣でも、ここが被災地となっても当てはまってくると思いますので、
起こり得る出来事として頭の片隅に置いてもらえると嬉しいです。
番外編(子どもの地震ごっこ)
「不謹慎だ」なんて叱らないであげてくださいね。
ストレスを言語化できない子どもが、ごっこ遊びを通じてストレスを消化しようとしています。
地震で体験したことを表現してはいけない、と感じてしまうと
成長してからも、体験を外へ出すことができず、苦しい気持ちを抱え続けることになります。