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2020年6月の記事一覧
待つ仕事|臨床心理士への随録 心理学
どんな文脈だったのかは忘れたが、ゼミ中に教授の口からもれた「待つことも(心理の)仕事のうちだからね」という言葉が胸に残っている。感じた芳潤さは長きに渡る臨床現場での経験から醸されたものだったのだろう。
「待つ」を辞書で引くと、①物事・人・時が来るのを予期し、願い望みながら、それまでの時間を過ごす。また、用意して備える。②しようとする動作を途中でやめる。③相手の反応や態度がわかるまで静観する。と記
いざ資格試験へ|臨床心理士への随録 心理学
臨床心理士 資格審査の日程が発表されました。6月に予定されていた第3回 公認心理師試験は新型コロナウィルスの影響で延期となりましたが、臨床心理士試験は例年通りの秋に実施されそうです(今のところ)。試験科目は1次が筆記100問と小論文、2次が口述面接となっています。
「ついにここまで辿り着いたなあ」と、ひとしきりの感慨に浸った後にやることはただひとつ。そう、試験勉強です笑。
先日、実力試しとばか
ピグマリオン効果〜想いは届くのメカニズム|臨床心理士への随録 心理学
ピグマリオン効果とは、教師が特定の生徒に高い期待を持つことにより、その生徒の学習成績が過度に上昇する効果をいいます。ローゼンタールによって見出された教育心理学における心理的行動のひとつです。
ローゼンタールはある小学校のクラスを対象に知能テストを行う実験をしました。担任教師には「このテストによって今後成績が伸びる生徒が分かる」と説明しつつも、実際に実施したのはそのような判別機能のない知能テストで
白衣を着るということ|臨床心理士への随録 心理学
着るたびに気恥ずかしかった白衣ですが、近頃やっと鏡の自分に見慣れてきました。Mizuno×Uniteのドクターコートはストレッチが効いて着心地グッド、超お気に入り。袖を通して襟を正せば、よしっ!と仕事モードに切り替わります。
白衣の歴史調べてみると、古くは紀元前のインド。医師は清潔であることを義務づけられ、その一環として白い衣を纏うことになっていたようです。衛生への配慮として白い衣が選ばれたこと
カクテルパーティー効果はパリピの匂い|臨床心理士への随録 心理学
好きな心理学用語がいくつかあります。そのうちのひとつが「カクテルパーティー効果」なのですが、何が好きかって、言葉を聞いた瞬間に脳裏に浮かぶ情景でして(そこっ?笑)、英国紳士がシャンデリアと螺旋階段のある大広間でグラスを片手に談笑している姿がみえる。効果名を和式に変換しようとすると、社交会効果、招宴効果、酒宴場効果…ダメだ、どれもしっくりこない笑。やっぱりカクテルパーティー効果ですよ。
ちなみに、