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「歯医者になりたくなかった私」が「歯医者になって気づいたこと」

1.はじめに


心の在り方にアプローチして、歯の問題を改善していく 歯科医師のayuriです。

以前のnoteで「歯科医師でも食いしばる」私も食いしばりがあって苦しみました。自分と向き合うことの重要性を知って試行錯誤したこともお話ししました。(詳しくはコチラ↓)

今回は、もう少し踏み込んで、私のお話を皆さんにお伝えしたいと思います。
時々、患者様から次のようなことを言われます。

「先生、歯医者さんなのに、歯だけではなくてあらゆる角度からのアドバイスをしてくださるんですね!」
「歯の問題かと思っていたのに、先生のカウンセリングで、自分と向き合ったら、不思議と不調が改善されました!」

この記事を読んでくださっている方も、不思議だなと感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?歯医者なのに、心の問題を扱ったり、波動測定器なども使っている・・・。カウンセリング?と思われた方も。

私の治療スタイルは、一般的なアプローチとは異なっています。もちろん一般的な歯科治療も行いますが、なかなか解決できない場合や、現象として現れた口腔の問題を、カウンセリングや他のあらゆる手法を用いて、より本質的にアプローチしています。


このような治療スタイルに至った経緯や、タイトルにもあるように「歯医者になりたくなかった私」でしたので、そもそもなぜ、歯医者になったのか?
そのあたりを含めてお話ししていきたいと思います。

2.歯医者になりたくなかった私

そう、私はもともと【歯医者になりたくなかった】のです。
私は歯医者ですが、『食いしばり』をすることがあるんです。とお伝えしましたが、
もっと幼い頃に遡ると、「幼少期の私の歯はボロボロでした」

【歯医者さんだから、虫歯がないのでしょう?歯が綺麗なのでしょう?】
と思われがちですが、少しお伝えするのも気が引けてしまっていましたが、
実際、そうではありませんでした。

虫歯だらけになっていた幼少期、小さな体を押さえつけられ、注射をされた歯医者での恐怖体験が大きなトラウマとなって自分を苦しめていました。

そういった経緯もあって、「歯医者は怖い!絶対歯医者にはなりたくない」と強く思っていました。そんな強い思いとは裏腹に、
母が「どうしても歯医者になりなさい」といってききませんでした。
子供というのは、親の喜ぶ顔が見たい。親を喜ばせたい。悲しませたくない。そういうものなのですね。

親の気持ちを無視できなかった私は、「いつか絶対歯医者を辞めてやる」という強い思いの中で、歯医者になり、嫌な職業を続けていたのです。
そんなこともあって、「いつか歯医者を辞める」だからこそ、歯の治療だけではない他のアプローチで人を治せないか?治療ができないものか?歯医者を辞めたときに役立つために何かをしなくては・・・とあらゆる学びを必死に続けてきました。

ポールノジェの耳ツボ・足、手相、アロマ、整体、心理学、スピリチュアルに至るまで。
目にみえるものから見えないものまで、心身に影響していることをあらゆる角度から学び、実際の歯科治療と並行して、一般的な歯科治療では治らない問題をその他のアプローチで治療し、改善に繋げていきました。

お口の治療に何らかの抵抗感や恐怖心を抱えていらっしゃる方も少なくありません。そんな場合、足や耳を見せていただき、口にどんな問題があるかをお伝えする場合があります。

”足は生まれる前や先祖のことが出てくる”ことがあるのです。

少しスピリチュアル?と感じて、人によっては受け入れられる・受け入れられない方もいらっしゃるとは思いますが、とにかく、身体にはあらゆるメッセージが隠れていて、私たちに教えてくれています。

人それぞれ感じ方も受け止め方も違いますので、その方とのカウンセリングや対話を通じて、治療を選び、すすめています。

このような様々なアプローチを知り、実際の治療現場でも改善されていく患者様を通じて、つくづく感じることがあります。
歯科治療は大事ですが、ほんの一部に過ぎず、学べば学ぶほど、あらゆる角度からお口の問題を改善へと導くアプローチがあること。

歯の問題だから、歯の治療をするだけでない
顎の問題だからといって、顎の問題だけではない
別のアプローチで治ることもある
口だけ見ていては治らない
全体を見る必要がある!

日々の診療を通じて、こういった考え方が
歯科治療に携わる自分の私信となっていきました。

もっともっと深いところ(心や魂といったことも含めて)にも向き合う必要があること
お口は特に、「ネガティブな部分が表れる」からこそ、あらゆるメッセージとなって
私たちに教えてくれることがわかりました。

3.歯医者になって気づいたこと

「なんで私は歯医者になったのか」
「こんなにもなりたくなかった歯医者になったのか」

あらゆる学びを通して自分への長年の心の問いかけの答えが見えてきたようにも感じています。

自分の魂がこの親を選び、歯がボロボロで

生まれてきたのか・・・
自分の魂を知りたい」
「自分の価値を知りたい」
「自分がそこに存在する意義を知りたい」

歯医者をいつか辞めてやる!そこから始まったのに
いつかこのような「自分の本質をを深く知る旅」へと変わっていっていました。

私自身、辛かった自分、愛されたかった自分、安心安全でいたかった自分の
気持ちにも気づいて、自分と向き合う長い心の旅であることもわかってきました。

自分が自分へと向かわせてくれて”ありがとう”


自分が自分を見捨てなかったことが

自分の力になる!
そう信じています。
自分が自分を救えた経験が
誰かを救う機会があると気づきました

自分の使命とは
若くて、人生の早い段階で気づく方もいらっしゃいますし、なかなか自分の使命に気付けない方もいらっしゃると思います。
私のように、「大嫌いだった職業」に就いて苦しんでいる方もいらっしゃるかもしれません。長いトンネルから抜け出せず、悶々としている方もいるでしょう。

「全ては最善」と言われるように、辛い体験も何かの気づき。きっと何か私たちが自分と深く繋がってゆくためのヒントが大嫌いという感情の裏側か奥底に隠されているかもしれません。

これからは、「歯医者」=歯を治療するというだけにとどまらず、これまでの知識や体験をフルに使って、患者様に寄り添っていきたいと思っています。

メディカルセラピストとは、そういう深くてあらゆる角度から人に寄り添い、ご本人の治癒の力を引き出す役割もあるのだと確信しています。

お口は魂からのメッセージ!
本来の生まれてきた魂に戻ることを教えてくれているように思います。

自分でしか自分を戻せない!

誰一人、自分を見捨ててはいけない!

私はそれに気づき寄り添い、導くお手伝いをしていきたいと思っています。

少し長くなりましたが、今日は赤裸々な私の実体験をお話ししました。
必要な方に届きますように。



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