人はなぜマイナスに考えてしまうのか?その理由を知り捉えかたをほんのちょっと変える。
辛いことばかりで、ついついマイナスなことばかり考えてしまう。自分で自分を責めたりなどして、傷つけてしまう。できるならば、この癖を辞めたい。でも辞められない。どうすればいいか分からない!という場合が、ときにはあるんじゃないでしょうか。
そこで今回は!なぜついついマイナス方向に、考えてしまうのか?という根本の原因を知り、捉えかたをほんのちょっと変えることをめざしていく記事です。
それでは、早速結論から話していきます。
マイナスに考えるのが正しいと思っている
なぜマイナスに考えてしまうのかというと、心の底ではマイナスに考えるのが「正しい」と思っているからです。そういう「価値観」を持っているからなんですね。
まず、人は狩猟時代から、ネガティブに考えることが必要とされてきました。些細な危険が「命」に関わることもあるからです。
つまり、普通にしていると、ネガティブになるほうが自然なんです。
では次に、自分の思考の癖が、どうやって作られたのか。
それは、生まれ持った性質、性格、育ってきた環境、親、兄弟、友人から言われてきた言葉。そこから受けた影響などを、総合して作られたものです。
これを一言で言うなら「自分の価値観」ですよね。
つまり、無意識にマイナスに考えるということは、心の底ではそれが「正しい」と考えているということなんです。
人は無意識に自分の価値観から思考している
例えばの話なんですが、私がこの記事でなにを言おうが、生まれてからずっと一緒だった親の言うことより、影響がある可能性は低いですよね。
つまり、無意識下では親の言うことのほうが「正しい」と思うわけです。どちらが正しい、正しくないとかいう話ではなく、価値観に与える影響の大きさの話です。
親に幼い頃から、何度も何度も繰り返し聞かされてきた、または、印象に残っている、インパクトのある言葉などの影響が、無意識のうちに自分の「価値観の一部」となっているんです。
例えば、親に無関心な態度をとられ「価値がない」などと言われて育った場合「自分には価値がない」と思い込みやすくなります。
それが、自分の価値観の一部となるからですね。
そうなった場合「自分には価値がない」というのが「正しい」と思っているので、外野がいくら「生きてるだけで価値がある」とか言っても、心にはあまり響かないんです。
多少響いたとしても「自分自身が自分を変えるための行動を起こさない限り」は、元の思考に戻ってしまうんですね。
人は、今まで自分が自然としていた思考。つまり、自分が正しいと信じていた思考を自然とするからです。
正しい正しくないはどうでもいい
どちらが正しい、正しくないという話ではないんです。ぶっちゃけ、そんなことはどうでもいい。
人間に、たった一つの正解なんてありません。
では、どうしたらよいのか?
もっとシンプルに考えます。
「自分にとって良い影響がある捉えかた、思考はどちらなのか?」ということを考え、選択していくのが重要だということなんですね。
正しいとか、正しくないとか、正解とか、不正解とか、どうでもいいんです。
辛いより、辛くないほうが良いですよね?
だったら「辛くならないほうの捉えかた」をしていって、そういう思考の癖にしていったほうがいいよね。という、とてもシンプルな話なんです。
自分にとって心地良い言葉を言う
では最後に、自分にとって悪い影響がありそうな、マイナス思考を少しずつ変えるための方法を一つだけ紹介します。
その方法とは?
「自分にとって心地いい、気持ちいいと感じる言葉を声に出していく」です。そして、これを習慣化していくことです。
例えば
「偉い」
「凄い」
「よく頑張ったね」
「いつも見てるよ」
「そのままでいいんだよ」
「いつも頑張ってること知ってるよ」
「朝起きれて偉い」
「生きてるだけで偉い」
「髪が綺麗」
「服のセンスが良い」
「唇がセクシー」
「乗り換えがスムーズ」
このような、自分が心地良いと感じるような言葉を、自分にかけてあげるということですね。
おわりに
人によっては、自分を褒めたりすると心地悪いみたいな場合もあるかと思います。
そういう場合は心の底で「自分なんて褒める価値がない」「それが正しい」と思っているということなんですね。
こういった、無意識の思考の癖に、苦しめられている場合があるかと思います。
こういった、自分の無意識の思考を「認知する」というのが大事だという記事でした。
絶対的に正しいことなんてありません。
物事は表裏一体です。
正しい、正しくないではなく、辛いか、辛くないか。
こういった捉えかたが自然とできれば、ほんの少しは生きやすくなることと思います!
ここまで読んでくれてありがとうございました。
それではまた!
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