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むかしの君へ。2通目。

むかしの君へ。
今日も私はあなたに手紙を書く。

あなたを癒したいから。

むかしの君はどんな人だったかを思い出したいから。

ずっとずっと昔の時の君を取り戻したいから。


君は傷つくことが多くて、繊細なガラス細工のような心の持ち主だったね。
その優しさ、繊細さを憎んだこともあったね。

今の私も未だに憎むことがあるよ。

でも、

その美しく繊細な心のおかげで
人の痛みを誰よりも感じることができ、そして一緒に悲しむことができたね。

その時はつらい時間もあったけれど、
私はあなたのその優しさを誇りに思っています。

だから、自分を責めないでください。
ひとりでたくさんの人たちの苦しみを、全て抱え込もうとしないでください。

優しいから、自然になってしまうと思うんだけど
君がぼろぼろになってしまうのを見るのがとてもつらい。

むかしの君へ。

苦しい時や悲しい時がたくさんあるかもしれない。

でもね、聴いてほしいんだ。
「今」を生きている私、
君からすると未来の私が伝えたいことに少しだけ耳を傾けてほしいんだ。

君はね、大学時代になったらたくさんの素晴らしい先生と友人に巡り合えるよ

君はね、かけがえのない仲間ができるよ

だからね、大丈夫だよ。

今週もね、大学時代の友人と後輩とご飯に行く予定があるよ。
君に時間を使ってくれる人、君を誘ってくれる人が未来(今)の時間軸にはいるよ。

むかしの君へ。
君が私に会いに来てくれる日を待っているよ。


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