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コロナ感染9日目:コロナ療養でお金はもらえる!?

朝に計ったら
体温:36.6度 酸素飽和度:97% 心拍数:78
こんな感じであれば明日の退所も確実である。

自分の健康のことは後遺症の件も気にはなるもののとりあえずは当面の心配からは解放されたのであるが、もともと手元が不如意であったので戻ってから色々な支払いをどうするかと頭を巡らせていた。

自分がいなかったから日々に使うお金はなかったが、毎月払っている健康食品などの支払いを退所まで待ってもらっているのである。
再びいろいろなものに追われる日々を思うとこの10日間はいったい何だったのかとさえ思う。

やれやれ、昼間に「相棒」のシリーズをベッドに寝ながら2話連続で観ていた日々はもう終わるのである。大人になってからこんなに休んだことはない。頭もかなり腑抜けてしまった。社会学者の内田樹の本を持ってきたが半分ほどしか読んでいない。

コロナ療養でお金はもらえる!?

何を言っているんだ?と仰る方は読み飛ばしてもらってよい。
コロナ療養(入院・ホテル療養・自宅療養など)に関して医療保険に入っていれば入院費用として一日○○〇円として保険会社に請求できる。

僕の場合はある医療保険では1日の入院で5000円の入院給付金だったので10日間で5万円の支給ですと言われた。その支給には保険会社のコールセンターに連絡をとりコロナ療養につき入院費用を請求したい旨をつげて、申請資料を請求しなくてはならない。
その際にこちらでも東京都へ「療養証明書」を請求しなければならない。
退所の時に「療養証明書の請求過程」を書いた書類をもらえるのでその流れに従って請求をするだけでOK。

ちょっと手間はかかるが、ホテル療養でタダでご飯を食べて、そのうえで保険金が下りるのだからそのくらいの手間は惜しまないでもらいたい。
ちなみに僕自身もそういう請求関係が非常に苦手な人間だ。そういう人間でももらえるお金の慾に目がくらんであらゆることを調べてしまったのである(苦笑)

都から取り寄せた宿泊療養の証明書 僕のではないけど。

後日、都から取り寄せたこんな証明書と保険会社が送ってくれた申請資料とを同封して保険会社に送りました。まだ振り込まれていないけど、なる早で振り込んでくれることを祈りたい。

お金のことを考えていると部屋の内線が鳴る。受話器をとると常駐看護師さんからだった。

予定通りに明日の退所になるので、時間は午後に追ってしらせるとのこと。午後は陽性になる前から決まっていた商談があるから出られないかもしれない、それは大丈夫か?というとその場合はいったん電話には出てその旨を伝えてほしいとのこと。そうでないと異変?と思って扉を蹴破って入ってくるからと。それも迷惑だ(笑)

立つ鳥後を濁さず

せめてもの礼儀だと思うが、退所の際はきちんとしておきたいもの。
入所の際にもらった諸々の案内の中に「退所について」という紙があるのでそれを熟読する。
不本意とはいえ、合わせて10日間も世話になったところだ。感謝の気持ちくらいは持ちたいと思う。看護師にあわせ、ホテルの従業員も詰めているのだ。僕が出ていった後は業者が消毒をするのだろう。

だとしても、そういった諸々の経費を都の税金で賄っていることは事実。それを粗末にすることなどできはしないだろう。リスペクトを持って接したい。

今日は最後の日になる。

結局、退所の時間を知らせに来たのは午後になって、客と商談をしている最中だった。「今電話中なんで後にしても良い?」と言ってきっかり1時間後に電話が掛かってきた。それはホテル従業員だった。

「退所の時間は明日の10時になりました。指示通りに残すものと捨てるものを分別して、その時間に出立してください。」

商談を終えるとバッグに詰めるものは詰めて軽い準備だけはしておく。
明日の朝食の後にレギュラーの珈琲くらいは飲みたいなと家から持ってきたパックを1パックだけ出しておいた。ウェットティッシュも使うかもしれないから2パック出した。

明日は自力で帰らなくてはならない。10日も食っちゃ寝をしていてかなり身体が鈍っているはずだ。帰ることができるだろうか。また舞い戻ってくることは避けたい。

いつもの今日の3食である。金曜日はこんな感じ。

ハム2枚と玉子ポテトサラダなのだが香辛料が入っていて好きになれない。それと玉子焼き、ペンネのバジルチーズクリームソース和え、缶詰のフルーツ。
白身のフライと豆腐ハンバーグ、豚肉の塩だれ炒め。豆のサラダ、野菜の煮物など。
駅弁屋からの仕入れ。これも金曜の夕食に出てくる4つの弁当のうちの一つ。
牛そぼろと牛を甘く煮込んだものを敷いたご飯にたれがしみ込んで美味い!


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