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かつての自分が救われたように、次は自分が誰かにとってのサードプレイスを作りたい〜スタッフインタビューvol.2〜

今月から、私たち「co-ba」が運営するコワーキングスペースを中心とした拠点で働くスタッフインタビュー記事を連載としてお届けしています。

<スタッフインタビュー記事とは>
co-baというブランドでシェアードワークプレイス事業を運営し10年以上が経つ私たち自身、「コミュニティづくりを仕事にする」ことへの関心が年々高まっていることを肌で感じている昨今。この連載では、リアル拠点を舞台にコミュニティづくりを通じて様々なチャレンジを応援するメンバーそれぞれが考える”コミュニティ運営”の魅力・醍醐味に迫ります。
また現在、絶賛一緒に働く仲間を募集中のため、ご関心のある方は末尾の求人もご覧いただけますと幸いです。

第二弾インタビューは、co-baがコミュニティ運営・イベント企画運営等を担う東京都のスタートアップ支援施設「NEXs Tokyo」のコミュニティスタッフ・赤井智也子(通称:chaco)です。

現在、週5日というフルタイムでコミュニティづくりの仕事に向き合っている彼女。入社のきっかけ・仕事のやりがい・今後実現したいことなどたっぷりインタビューします!

赤井 智也子(あかい ちやこ)
ニックネーム: chaco
地元和歌山で生命保険会社で勤める傍らリノベーションまちづくりに参加し、アーケード商店街やゲストハウスでのイベント企画を経験。2019年よりリノベーション建築事務所にて専務秘書・広報サポートとして社内スタッフと専務を繋ぐハブとしての役割を担う。2020年より地方と東京を新たなモノ・コトが生まれるよう繋げていきたいという思いから現職。


視界を広げ、今の自分を作ってくれた「第3の居場所」


─── 普段どんなお仕事をされていますか?

コミュニティスタッフは基本的に施設に常駐をし、コミュニティスペースでの受付や来客対応などが日常業務となります。会員さんとの日々の会話の中からニーズをキャッチアップし、ニーズをもとに会員さん同士のお繋ぎや、イベント企画などを行います。

私は現在、数名規模のミートアップイベント〜半年に1回開催する100名規模の大規模イベントまで多様なイベントの企画運営を行っており、ゲストのアサインから、当日の進行台本作成、番組MCまで幅広く担当しています。

会員さんとの日々のコミュニケーションの積み重ねが親近感や信頼に繋がって ”生の声” を引き出すことができ、そのリアルなニーズを運営に反映させていくことで、NEXsTokyoの会員主体なコミュニティが醸成されていると感じています。

▲全国のスタートアップと事業展開パートナーの取り組みが一堂に介するリアル展示イベント「NEXsFes」の様子


───  1日のお仕事の流れも教えてもらえますか?

例えば、イベントがある日とない日の、2つのパターンをご紹介しますね。

▼イベントのある日

10:00 オープン作業
10:00-11:00 1日のタスク・スケジュール確認、メールへの返信
11:00-12:00 受付対応(会員さんとのコミュニケーション)
12:00-13:00 休憩
13:00-14:00 受付対応、事務作業
14:00-15:00 イベント事前準備:参加者情報チェック、進行表確認
15:00-16:00 ミートアップイベント本番:ファシリテーション
16:00-17:00 イベント振り返り、参加者の方へお礼、事後アンケート依頼
17:00-18:00 会員さんからのお問合せ対応(お問合せに対して必要な場合は電話・オンラインmtgなどを実施)
18:00-19:00 イベント集客対応、イベント準備事項の整理など

▼イベントのない作業中心の日

10:00 オープン作業
10:00-11:00 1日のタスク・スケジュール確認、メールへの返信
11:00-12:00 イベントに関する定期ミーティング
12:00-13:00 ミーティング内でのネクストアクション洗い出し、実行
13:00-14:00 お昼休憩
14:00-15:00 ミーティング(社内ミーティング・社外ミーティングなど)
15:00-16:00 PR業務(イベントのテーマ設置、告知文章作成など)
16:00-17:00 来館された会員パートナー・スタートアップの方々のニーズを元に、連携のきっかけとなるようご紹介
17:00-19:00 イベントに関する報告書作成、日報記載(当日ヒアリングした会員ニーズや連携に関する進捗状況の記録)

─── 入社前は、どんなお仕事をしてきましたか?また、転職のきっかけも教えてください。

新卒から約8年は、生命保険会社で事務作業・窓口対応を行なっていました。そこから、住居設計だけではなくリノベーションまちづくりや公共空間でのコミュニティ形成を企画する設計事務所に転職し、専務秘書として2年半勤めました。

当時、平日は職場と家の往復しかしておらず人間関係に閉塞感を感じていたのですが、ひょんなことから地域のゲストハウスで開催されているイベントに参加するようになりました。そこには行政・学生・デザイナーなど日常では出会わないような幅広い職種・タイプの人たちが訪れていて、その人たちと過ごす時間はフラットで自由で心地よく、視界が開けたような気がして。当時の私にとっては、その “サードプレイス” としての場がとても救いになったんです。

次第に、サードプレイスに属するだけではなく、自分自身がそんな場所を運営していけるようになりたいと思うようになり「コミュニティ」「交流を生み出す場を創る会社」を軸に転職活動を行いました。


─── 入社の決め手は何でしたか?

当時参加した、とあるイベントにツクルバの代表が登壇していて「co-ba」を知ったのですが、ただの働く場ではなく、幅広い業種・業界の人たちが集まって新しい価値を作っていくようなコミュニティがある場所だと感じ、「こんな場所を作りたい」と思ったのがきっかけです。

また外から見た時の、風通しが良くて自由な社風そうだな、というイメージと、実際に採用面談で会話をしたコミュニティマネージャー・スタッフメンバーの実際の印象がイコールだったことも大きかったです。当時興味を持っていたPR業務や番組のMCなど「やりたい」と感じていたことにチャレンジできる環境があることや、私の場合、コミュニケーションという「得意」を活かせるように一緒に頑張っていきましょう!と寄り添ってもらえたことが心強く、入社を決めました。

▲ディレクター兼MCを担当するFacebook LIVE「NEXs channel」配信時の様子

目指したい姿は、話すと心が軽くなる “スナックのママ”


─── 実際に働いてみて感じる仕事の魅力・やりがいを教えてください!

NEXsTokyoでは会員であるスタートアップと、スタートアップの事業展開を支援するパートナー団体(行政・VC・大企業等)との連携を促すコミュニティを醸成することがコミュニティスタッフの大きなミッションのひとつです。

 普段から「この人とこの人は合いそうだな」という感覚で人と人を繋げていくことが好きだったので、実際にその「得意」が活かせていることを感じています。

また、この仕事をし始めてからは、そういった相手の性格や趣味などのソフトな部分だけでなく、相手の本質的なニーズやビジネススキルまで汲み取った上でマッチングをすることができるようになり、私たちによるお繋ぎがきっかけで、スタートアップのみなさん同士がお互いに情報交換をしたり、スタートアップとパートナーが実際に事業連携に繋がり喜んでくださったりする姿を見ると、コミュニティスタッフとしてのやりがいを感じます。


─── 最後に、今後やっていきたいことや目標などがあれば教えてください

私が昔 “サードプレイス” としての場に救われたように、会員の皆さんにとってのサードプレイスになれるような場を作っていきたいです。

ありがたいことに、事業に行き詰まっているタイミングなどで「NEXsに来てコミュニティスタッフと話したらスッキリした、心に余裕が生まれた」と言ってもらえることなども増えてきて、スタッフとしてジョインした当初に描いていたコミュニティ作りは徐々に叶えられていると感じています。ここからはそういったNEXsをフル活用してくれる会員さんがさらに増えるように努めていきたいです。私がかつて “サードプレイス”だと感じていたゲストハウスに足繁く通っていたように、リピーター=その場を心地よいと感じてくれている人だと思うので、そういう人たちが増えてくれると嬉しいですね。

そのためにも、自分自身が目指すコミュニティスタッフとしての姿は、スタートアップ支援施設として、事業成長・拡大を目指す“闘い”の中にいる人たちが集う場所だからこそ、疲れている時や、何でもない時にもふらっと話しかけたくなる、そして話すと少し心が軽くなる「スナックのママさん」のような存在かな。いつかNEXsで、会員のみなさんのお悩みを聞くスナックイベントがやれたらいいですね。

NEXs Tokyoでは、新しい仲間を募集中です!

私たちが運営に関わる東京都のスタートアップ支援施設「NEXs Tokyo」にてスタッフを募集しています。(週2日〜ご一緒できる方を探しております)
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