要求する。。。
＊いつも素敵なお写真ありがとうございます！今回も大事に使わさせていただきました。
こんにちは！吉永です。
かなりご無沙汰しております😂なかなか書く時間も気力もなくて気づけば数ヶ月経っていました😵
今回はコーチ（リーダー）の仕事について書いていきます。
お時間がありましたら
是非！読んでみてください🙇
コーチ（リーダー）の仕事は？
コーチ（リーダー）の仕事はチームを導くことだと僕は考えています。
自分たちの目標やなりたい姿にチームを導くこと！
それがコーチの仕事です。
僕の場合だと
良いチームになる！（僕が考える”良いチーム”については別の投稿で書いているのでここでは省略します）
が目標であり、なりたい姿なので
そこに向かっていろんな困難を乗り越えながらチームを先導していくことです。
コーチ（リーダー）は実際どんなことをするの？
良いチームになるためには
まず良いチームとはどのようなチームなのかを理解してもらわなければなりません。
そしてそれを理解してもらえたら
良いチームになるための道筋を作ります。
（この辺の詳しいことも以前の投稿で書いていると思うので興味があれば読んでみてください）
良いチーム！って僕は言っていますが
人それぞれ考える良いチームって違いますよね？
僕が考える良いチームが万人に対して良いチームかどうかわかりませんよね？
それでも僕は良いチームとはどのようなチームなのか理解してもらわなければならない！と考えています。
ここまで読んで少し違和感を感じませんか？
僕は自分で書きながらすごく感じます。
理解してもらえたら。。。
っていう表現を上述しました。
僕はここにいつも違和感を感じます。
僕は良いチームを作ることこそがコーチの仕事だと常々思っていますし
それだけは今後一生どうんなことがあっても変わらないことですし
それが僕のコーチとしての在り方だと考えています。
なのに僕は上述した表現にすごく違和感を感じます。
なぜか？
理解してもらう。。。
ということは、言い換えれば
理解しなさい！
っていうことになります。
つまり相手に対して
常に要求し続けている
ということです。
僕の大好きなコーチ（リーダー）という仕事は
選手やチームスタッフに要求することばかりなんだ。。。
そこにすごく違和感を感じます。
バスケットボールでは
このときはこう動く！
それを要求しなければならないし
チームビルディングでも
良いチームになるためにはこうあるべきだ！
という感じで要求しなければならない。
要求ばかりってすごく寂しい仕事だなと感じます。
でも実際にコーチの仕事とは相手に要求し続けること！なんです。
違和感をもつことが僕にとってはとても大事だった！
要求することがコーチの仕事！
そのように上述しました。
それに間違いはありません。
僕がラッキーだったのはそこに違和感を持てたことです。
何の違和感も感じずにいたら
きっと僕は裸の王様になっていたと思います。
HCや社長の要求に対してチームスタッフや選手、社員はほぼ無条件で受け入れてくれます。
それはなぜか？
HC,社長の要求が僕らの進む道だとみんな理解しなければならないからです。それと、それに歯向かうことで自分の立場が悪くなる可能性があると理解しているからです。
理由はどうであれ受け入れてくれます。
この表現がとても大事なんです！
受け入れる！
ではなく
受け入れてくれるです！
つまりコーチは選手やチームスタッフから
”要求を受け入れる”
という行動を
”最初から与えてもらっている”
のです。
しかも無条件で。。。
すごくないですか？
僕には感謝しかありません！
コーチは先に”与えてもらっている”！！
この考えは僕にとってすごく大事なことです。（全てのリーダーにとって大事なことだと信じています。）
コーチは
・選手やチームスタッフを良いチームに育ててあげている。
・バスケットを上達させてあげている。
・勝たせてあげている。
そのように勘違いしてしまうことがあります。
違いますよね？
上述したように、選手やチームスタッフはまず無条件でコーチの要求を受け入れてくれているんです。
ですから、要求を受け入れてくれたみんなに対して、コーチは自分ができることを一生懸命にやらなければならないんです！一生懸命に努力することは当然のことなんです！
つまり
”Give&Take”
受け入れてくれたみんなに対して
・良いチームになれるように一生懸命に努力する
・バスケットが上達できるように一生懸命に努力する
・勝てるように一生懸命に努力する
与えてくれてことに対して、自分の時間や労力を使って”一生懸命に努力する”という行動でお返しするのがコーチ（リーダー）の仕事です。
また
悩んでいる選手がいたら相談にのるし、落ち込んでいる選手がいたら励ますし、良いプレーをしたら一緒に喜び感謝する。
無条件に受け入れてくれた人たちが助けを求めてる。それに一生懸命答えるのもコーチの仕事。Give＆Takeです。
試合中や練習中に選手たちから上がってくる声には耳を傾ける。選手たちが決めたことは受け入れる。
無条件に受け入れてくれた人たちが、自分たちでやりたいことを主張してくれている。その要求に一生懸命応えるのもコーチの仕事。Give＆Takeです。
コーチ（リーダー）は常にチームメートから助けてもらっているということを決して忘れてはいけない。
これは余談ですが、先日の熊本戦のGAME2で僕はHC代行で指揮を取りました。
GAME1でやられた相手のプレーに対して、今日はこのようにディフェンスしよう！と試合前に選手に話をしました。
選手はその要求に答えてくれました。
しかしそれでも何度かやられてしまうことがありました。
すると、試合中フロアの上で選手同士が話し合い、試合前に話したディフェンスとは違うディフェンスをやり始めました。
そしてそれが上手く成功したのです。
言い方を変えれば、彼らは僕の要求とは違うことをしたことになります。
これを僕が受け入れるか、受け入れないか。
コーチ（リーダー）にとってすごく大事な局面だと思います。
僕は受け入れました。
それはなぜか？
僕は最初に彼らからたくさんのことを与えてもらっているからです。
僕も彼らも”勝ちたい！”という想いは同じ。
常に彼らから与え続けてもらっている僕が、彼らの要求を受け入れない理由はありません。
彼らが自分らで考えて行動に移したことが逆にとても嬉しかったです！
裸の王様
もし僕が与えてもらっていることに気づいていなかったらどうでしょう？
きっと僕は
・選手やチームスタッフを良いチームに育ててあげている。
・バスケットを上達させてあげている。
・勝たせてあげている。
このように考えていたでしょう。
それなのに良いチームになれない。バスケットが上達しない。勝てない。が続いたら。。。
〇〇してあげているのに。。。
俺の時間を使ってあげているのに。。。
俺は努力してるのに。。。
選手やチームスタッフがいうこと聞かないからダメだ！
選手やチームスタッフが俺を信用しないからダメだ！
このような考えになっていたでしょう。
するとどうなると思いますか？
無条件で受け入れてくれていた選手とチームスタッフは、コーチ（リーダー）のことを信用しなくなります。
もちろん指示には従います。
それはコーチが言っていることが正しいからではなく、信用しているからでもなく
コーチの言うことを聞かなければ自分の立場がなくなるから！
ただそれだけです。
そんなチームがうまくいくはずがありません。
見た目は従っているように見えますが、実際相手は納得していませんし、相手には何も伝わっていません。
それを従っていると勘違いしてしまったら
それはただの
裸の王様です。。。
ロボットじゃない！チームメートだ！
コーチ（リーダー）は王様じゃない。
選手やチームスタッフ（部下）はロボットじゃない。
みんなそれぞれ意思を持った人間です。
お互いの話に耳を傾け、意見を取り入れ、一緒に素晴らしい良いチームを作るチームメートなんです。
それを忘れてしまったらリーダーはリーダーではなくなる！
僕はそう思います。
それを忘れないためにも、コーチ（リーダー）は常に選手やチームスタッフ（部下）から与えてもらっていることを理解し、それに対して一生懸命に努力しなければなりません。
もうひとつの勘違い
簡単に言えば
大きなお世話！
ってやつです。
自分は誰かのためにやってあげてる。
そう思って行動してることってありませんか？
例えば。。。
トレーナーが選手のケアに日々追われて困っているからといって、トレーナーが少しでも楽できるようにと、もしコーチの僕が選手のケアをしたとしたら？
僕は良かれと思ってとった行動だとしても、知識も経験もない僕がケアなんてしてしまったらただの迷惑です。
選手が怪我してしまう可能性はもちろんですが、そんなことよりも、これまでたくさん勉強して、経験もたくさん積んできて、ようやくこの仕事に就いたトレーナーに対して失礼です。
プロとしてそれを生業としている人に対して、リスペクトに欠ける行動になります。
大きなお世話！
で済む話ではないですね。
もし逆にコーチでもない人が、自分のチームに対してほんの少しでもコーチングをしたら、僕は決して許せません。
なぜなら、僕はコーチになるために人生を賭けてたくさんの時間も努力も使ってきたらからです。
それは僕のプライドです。
コーチの仕事にプライドを持っていますし、コーチとして認められていない人でもコーチングできる。そんな誰にでも簡単にできる仕事とは思われたくないし、コーチの仕事の価値を下げるその行動は許せない。
だからこそ、僕は他のチームスタッフや選手の仕事を尊重しますし、信頼して任せます。間違っても自分の仕事以外のチームスタッフの仕事に手を入れることはありません。
相手のことを尊重し、理解し、各々に各々の仕事を信頼して任せる。これもコーチ（リーダー）として大事なチームビルディングです。
もちろん助けが必要な時もある。そんな時は彼らの仕事をリスペクトし、彼らの補助をしてあげればそれでいいと思います。
彼ら彼女らの手が塞がってたら彼ら彼女らの荷物を持ってあげればいい。彼ら彼女らが疲れていたら彼ら彼女らを褒めればいい。彼ら彼女らが助けを求めていたら彼ら彼女らの話に耳を傾ければいい。
それで十分だし、それ以上のことなんて僕なんかにはできない！
僕はそう思います。
これを読んだみなさんも一度自分の行動を見直してみませんか？
良かれと思ってとっている行動が、実は誰かのプライドを傷つけているかもしれません。
故意ではなくても気付かぬうちにってことは多々あります。
僕ももう一度自分の仕事を見直してみます！
もしやってたとしたら。。。
ごめんなさい！！🙇🙇🙇🙇
あとがき
コーチの仕事について考えれば考えるほど、僕らは常に相手から先に与えてもらっている仕事なんだなぁとつくづく思います。
少し寂しいですね。
誰かに与え続ける仕事だと思っていましたが、とんだ勘違いでした。
でもその勘違いに気づけてよかったです！
今回の投稿までにかなりの時間が空いてしまったので、その間にコーチとしての僕の在り方についてもう一度しっかり考えることができました。
考える時間があったことで気づいたこともたくさんあり、今回のnoteを書きました。
コーチを続けていると、日々の忙しさやストレスなどで大事なことを忘れてしまいそうになることがあります。
このnoteを書くことで、それを思い出すキッカケになったり、忘れないでいられるんだな！って改めて気づきました。
誰かのために！と思って書き始めたことですが、結局は自分のためです😅
それなのにいつも偉そうなこと言ってすみません🙇
自分の在り方を再確認できたので、残りのシーズンも自分らしく頑張ります！！
おこぼれ話
こんなチーム状況で何を書いていいのか。。。
シーズン開幕前からみなさんが期待してくれていたことはとても伝わっています。
それにも関わらず、みなさんのご期待に何ひとつ応えられていません。。。
本当に申し訳ないという言葉しか見つかりません。
こんな状況の中でも変わらず応援していただき本当にありがとうございます！
みなさんの応援のおかげで僕らは戦い続けられています。
僕自身も心が折れそうになったとき、試合がないときはみなさんがライジングを応援してくれるSNSの投稿を見て元気をもらってます。
明日への活力にさせていただいています。
試合中はみなさんから送られる気持ちや想いのおかげで奮い立たせてもらっています。
最近は声出し応援も可能になり、みなさんの声援がとても心強く感じます。
先日エキシビジョンゲームをひとりで見ていたとき、ひとりの少年が駆け寄って来てくれて
今日の試合頑張ってください！
そう言ってくれました。
めちゃくちゃ嬉しかったです！！
違う会場でたまたまお会いした福岡ブースターさんが僕に気づいてくれて笑顔で会釈してくれました。
本当は僕なんか見たくもなかったかもしれないし、チームに対して色々言いたいこともあったのかもしれない。けど何も言わずにただ笑顔で会釈してくれました。
本当にありがとうございます！！
先日のゲームでは観客席からディフェンスコールが聞こえてきました。
チームのために声を張り上げてくれてるみなさんを見て本当に感謝しかありません。
RsunZのディフェンスコールも聞こえてきました。
どんな時でも笑顔で会場を盛り上げてくれる。それだけでも有難いのに、RsunZのみなさんの声やパフォーマンスにも心を奮い立たせてもらいました。
みなさんの素敵な笑顔と素敵なパフォーマンスのおかげで
僕らもブースターさんもいつも元気をもらってます。
僕らは多くの人から常に与えてもらっています。
なのに何も返せていない。。。
Give &Take!!
偉そうにかっこいい言葉を言うだけで
僕は何もお返しできていません。
でもみなさんのおかげで選手たちはみんな本当に頑張っています！
頑張るのは当たり前や！！
そう言われるのも十分承知の上です。その気持ちも十分に理解できます。
けど本当に頑張ってくれています。
純平、トモカズ、ユウト、ユウヤ、トシオ、タイセー、シュウキ、トモ、ユウマ、グレッグ、J、マーベル、ジム、ケビン、シュウキ（中田）、ソウタロウ、カイ、リキヒサ
こいつらみんなまだ諦めていません！
プレーオフ目指して本気で頑張っています。
それを支えるトレーナー、マネージャーたちも同じです！
みんな諦めていません。
プレーオフ？
バカじゃねーの？
残留だろ？
そう思われる方もいらっしゃると思いますが、限りなく望みが少なくなった今でも、他力本願でも少しでも望みがあるなら諦めたくないんです。
これからも厳しい戦いが続きますが、こいつらの応援よろしくお願いします！
お願いばかりで申し訳ありません。
チームのために常に戦い続けている選手たち。
ライジングのために最後まで必死に戦ってくれたドリュー！ありがとう！！
必死でボールを運んでくれPGのためにシュートを決めるシューター。
身体をぶつけながらでも必死にリングを守ってくれる選手たち。
未熟な僕たちのために自分の経験をチームに落とし込んでくれる選手たち。
この背中に向かって
この背中を信じて
まっすぐ走り続けています。
その先に福岡一丸があると信じて。
今回も長々となってしまってごめんなさい！！
おこぼれ話も暗い話になってしまってごめんなさい。
できればもっと明るい話をしたかったのですが。。。
それよりも今は
選手たちはまだ諦めていない！頑張っている！ことをみなさんに知ってほしいと思って書きました。
最後まで読んでいただきありがとうございました！！
それではまた次回！！
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＊このnoteに書いている内容は、僕のバスケットの考えなので、ライジングゼファーフクオカのバスケットとは一切関係ありません。
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