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オーストラリアからはじめまして。

突然のオーストラリアの女性からの
メッセージ。

僕の全ての投稿にいいね、がつき
(その時書いたのはエッセイだった)

メッセージが来た。

僕たちは、
zoomで会うこととなった。

年齢はいまだに聞いたことはないけれど、
僕より人生の先輩であることは間違いないが、

上品で知的だけれど、
どこか下町感のある気さくな人で
かわいらしい人。

Fさん。

すっかり意気投合した。

Fさんは、日本で会社経営を何社かされた後、
オーストラリアでセミリタイアし、

ゴールドコーストの
日本人居住地で暮らしている。

今は、悠々自適に暮らしているものの、
全てを手放し、ただただ本来の自分でいる、
ということだった。
(とはいえ、人に任せているものの一部の会社経営は継続されているようだった)

キャリアも規模もレベルも全然僕とは違うけれど、
ある日全てを手放して
今は立ち止まる時間を過ごしている、
という点で共感された、ということだった。

そして僕の投稿を見て、
ただただ僕が自分でいようとしていること、
しかしどこかそのことに恐れを抱いていること

今までしたことのなかったことに
ただただ心の声を聞いて
取り組んでいること
を応援してくれたのかもしれない。

その後、僕は様々なエッセイを投稿し、
やがてイラストを描くようになり、
短編の読み切り小説まで書くようになり、

それら全てを肯定し、
応援してくれ

それから毎日のように
やりとりをさせてもらうこととなった。

Fさんはというと、
セミリタイアしたものの

オーストラリアでは
猫ちゃん2匹と、ご主人と
料理をしたりご近所のお付き合いをしたりして
専業主婦のように過ごされているようで、

しかしどこか仕事に飢えていた。

彼女もまた今までしたことのなかった
Instagramを始めたようだけど、 

もともとマーケティングのプロで、
すぐにそのスキルや人柄や権威性を持って
ファンを獲得していくこととなる。

といっても
彼女にとっては
退屈しのぎの趣味がてら、ということだけど。

僕たちが当たり前のように享受している
あれやこれやも実はこの人が企画したことだった、なんてことを後に知ったりすることになる。

そんなキャリアの人が
どうしてこんなに
僕に興味を持ってくれたのかは
いまだに謎だけど

とにかく僕たちは
心を通わせる時間を過ごした。

朝日が心地よいことや
月が綺麗なこと

花がかわいらしく
日本語が美しいこと

家族が愛おしいこと
出会いや奇跡が素晴らしいこと

お互いに
ここまでしてきたこと
ビジネスから離れて出会ったからか

僕たちは
ビジネスの話はしなかった。

しかし、1年ほど経った頃
僕は彼女と仕事をすることになる。


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