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未来の舵取り:カオスパイロット

Co-StudioのCOOの今林です。2回目の記事です。

はじめに。

まず最初にですね、トップのモナカの画像、何かわかりますか?
ミルクボーイのM1優勝ネタ(2019)を文字起こしして、テキストマイニングによって解析すると、出てきたのはモナカでした。
これまで日陰でひっそりしていた「モナカ」を一躍主役の座に押し上げたミルクボーイは、天才。という話をしようかなと思います。

↑ちなみにこちらのツールを使っています。

一応、前回の続きです。前回の記事はこちらから

私(今林)の役割とは


わたしの役割はCOO。Chief Operating Officer。Studioが起こす化学反応に対して、触媒を担うポジションです。

「知恵の集合」×「ファシリテーション」---> 化学反応

式で表すとこんな感じです。
知恵を集め合わせて、うまくことが運ぶよう舵取りをし、結果として違うものを生み出す人です。

「カオスパイロット」

こんな格好いい名称も気に入って使っています。直訳すると「カオスを舵取りする人」。この名称自体は、デンマークに実在するビジネススクール(1991年~)の名前です。未来を能動的に作り出せる若者を育成する学校。まさに、Co-Studioが目指す一つの世界観を言い表しているのです。
去る3/31、インターンにきて5ヶ月の進藤くんが、時流の副業トレンドを進化させるため起業をしましたので、Co-Studioの価値観と重ね合わせて、先週のnote→こちらをご照覧ください。

さて、では、どうやってカオスを舵取りするのか、について、普段やっていることを3つご紹介します。

①関係の質を高める
②とことん信じる
③はてな?の目で見る

キーワード①:「関係の質」

まずは「①関係の質」について。
これはMITのダニエル・キム教授が提唱する組織における成功循環モデルの中の最重要事項です。

成果を出すためには、互いに尊重しあえる関係を作ることから始めましょう、端的にそう言っています。

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当たり前に思えるかもしれませんが、これがうまくできない。
すぐに自分のことを主張しだしたり、相手のことを思っているふりをして”ちくりと指摘”したり、あるいは、相手に依存して思考停止したり。
人が集まると必ずそういうことが起こります。


ですので、Studioでは、ワークショップをする際には必ず、最初に関係の質の話をします。
その際、意識的に強調して言っているのは、ただ「仲良くなりましょう」ということではなく、お互いの得手不得手を認識したら、イラっとすることは減りますよということです。
(関係性の質が引き起こす「罠」についても昨今指摘され始めていますので、こちらをご参考に)


新しいことを始める場合、何が起こるかわからないのですから、できないことばかり指摘していたら、殺伐とした雰囲気になって、いい成果は出なくなってしまいます。

だから、できないことが出てきたときは、できる人を見つけるように、補完しあえる関係を意識しましょう。ということを繰り返し言い続けています。

キーワード②:「とことん信じる」


次に「②とことん信じる」について。
ポテンシャルエネルギーという概念をご存じでしょうか?
高校のとき、物理の授業で最も衝撃を受けた概念です。日本語で言うと、位置エネルギーってやつです。
下の写真のような、ボールがカチカチなるおもちゃは見たことはありますかね?
球を一つ持ち上げてぶつけると、一つ飛び出す。二つぶつけると二つ飛び出す。というやつです。

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これを位置エネルギーで考えると、
「持ち上げた球にはエネルギーが宿る」
という考え方なんです。すごくないですか?高さがエネルギーって。

そこに在ることでエネルギーを持っているって、よくそんな考え方ができたもんだと、ニュートンさんの脳ミソを超絶リスペクトしたのを思い出します。

時を戻そう。

大事なのはここからで。「とことん信じる」の意味です。
ポテンシャルエネルギーという概念が言わんとしていることを、Co-Studio風に言い換えると、「可能性の持つエネルギー」だと思うのです。

存在に対してエネルギーを認める。つまり、すべての人のもつ可能性を信じる。目に見えないエネルギーだから、普通は見過ごすものですが、Co-Studioは信じる。

とことん信じ続けると「あれ?できる気がしてきたぞ」となっていきます。
先に述べた関係の質の話にも通じますが、根底に可能性を信じる心があるから、いかにカオスな状況であっても常にポジティブでいられます。
前回は「開き直る」という書き方をしましたが、こっちが本筋です。
ニュートンさんが提唱した物理法則がベースにあるから、私は結構真面目に「とことん信じる」をブレずに実践しています。

キーワード③:「はてな?の目で見る」

3つ目に「③はてな?の目で見る」について。

Co-Studioのワークショップでは、収束を前提としない、発散のブレインストーミングがあります。妄想を許す、妄想を称賛する、を徹底的にやります。

優秀なコンサルタント脳を持った人が見ると、論点は?課題は?と迷子になります。自信をもって言いますが、必ず迷子になりますw。

この時私が何をやっているのかというと、「なんで?なんでそう思うの?」と、純真で無邪気な「?」の目で見て、楽しんでいます。

よく言うと好奇心。格好よく言うと知的好奇心。もっと高尚に言うと「進歩志向的意欲」

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これは、オムロンの経営の羅針盤である「SINIC理論」から借りてきた言葉です。

SINIC理論とは、未来を作り出すのは、科学・技術・社会の相互作用であり、相互作用による進化には、原動力としての人間の「進歩志向的意欲」があるとする理論です。

これはこれで話せば長くなるので、別の時に書きますが、今回はこの「?」をつけるクセの話です。

関係の質を保ち、ポテンシャルを信じると、いろんな人の発言に「?」が沸いて止まらなくなります。それを一つ一つ拾いながら、話が面白くなりそうな鉱脈を探っていきます。

違う言葉で言い換えてみたり、絵で描いてもらったり、時には4コマ漫画で表現してみたり、あるいは最近は音楽にのせて表現することもトライしています。

色々試してみると、ある時「!」が生まれてくるもので、これが冒頭の「化学反応」の瞬間です。

「?」をぶつけ続けていると、その場の人から、「だったら・・・聞いたことがあります」という話が飛び出してきて、まさに知が集合していくという感じです。

ですので、3つ目のポイントは、飽くなき好奇心のキードライバーである「?」の量産ということでした。

さて、知恵の集合を舵取りして化学反応を起こす、そのプロセスで重要な①②③について、割と真面目に因数分解してみました。
更にご興味がある方は、是非ともCo-Studioまでご連絡ください。

まとめ

締めくくりは、「もなか」という素材を使って①②③の観点を整理してみます。
ここはまとめなので、読む前にYoutubeでミルクボーイのM‐1決勝(2019) を見ておいてくださいね。

①関係の質:
もなか、マカロン、おたべ、もみじ饅頭、モナ王、それぞれの持ち味が補完関係を築きあっていて、悪いところを指摘するのではなく、新しい味の領域を開拓してきました。味の進化は、イノベーションの歴史ですね。
②ポテンシャルエネルギー:オカンが言うには、スーパーで子供が”それ”欲しく泣いてた。一個食べだしたら止まらへん。。お菓子の家には”それ”使う。。。もなかがこれほどまでにポテンシャルエネルギーを持っていたなんて、知らなかった!ミルクボーイ、ありがとう。
③はてな?:もなかの進化の歴史を、家系図で紐解いたらどうなるのだろう?とそんな好奇心が沸いたとき、調べてみたら出てきました。
ミルクボーイの説をちゃんとまとめてくれている人がいるじゃないですか。
ここで一番重要なのは、「もなか」に「?」を抱ける好奇心でした。

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私がどれだけミルクボーイが好きか、お分かりいただけたと思います笑。

いや~、今回はなかなか美しいまとめができたと思います。
ミルクボーイとニュートンさんと立石一真さんに謝辞を送ります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回は、今更ながら?この期に及んで?「自己紹介」を書いてみようかなと思います。

Co-Studio株式会社
COO 今林知柔

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