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手と手と手、つながる光に

誰かと歩んでいく、ということはなにか真剣に問い直した週末だった。「人間を断らない」ということばを持ち、真正面からやさしいまなざしを向ける人たちと出会った。子どもの日々をていねいに見守る人たちとも出会った。自分たちが何を目指しているのか、なぜここでこうしているのか、そしてその意味はなにか。それらが曖昧ではなく、自身の意志として胸に根を広げた人たちだと思った。

ここにはいま何も書けない。
語りをくれた人たちが、ことばが、私の内側をたくさん触っていく。全部光だと思っている。涙がとうとうと頬を流れる。稲穂が柔らかい風を受けて揺れるように、私の心もさらさらと揺れているのがわかる。活動自体に感銘を受けたのは言うまでもなく、どれもこれも人の力なのだと全身で感じて鳥肌が立った。手を差し伸べる人、その手をとる人、また隣へ手をつないでいく人。伝える/伝わることの持つ心強さをとことん受けとった。そして、ここからまた私がなにをしたいのか、なにができるのか、蒸気で曇った鏡のようだった自分の心に目を向ける勇気が湧いた。まだできる気がする。見つめる時間をつくろう。

また会いに行きたい。
ぎゅんとする想いに突き動かされる自分でいつづけられるよう、出会いの余韻を味わっている。

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