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【勉強の基本】記憶力アップのカギはアウトプット

小学生・中学生・高校生問わず、暗記が苦手です…って人は多いですよね。私も嫌いでした…というか、今もあまり好きではありません。しかし、そうは言っても単元テストや定期テスト、受験において「暗記」から逃げられるわけではありません。今回は暗記が苦手な人に向けて、暗記のコツ、記憶力アップの方法をお伝えします。


勉強=インプットではない!

成績が落ちてきた…となった場合、経済的に可能な場合は「塾にいく」、あるいは「受講時間を増やす」という選択をするケースが多いと思います。塾や家庭教師にはいろいろなスタイルがありますが、授業を受けるのが一般的でしょう。お金も時間も投入し、真面目に受講したんだから成績は絶対に伸びるはず!と本人・保護者さんは期待してしまうのですが、実際には思ったほど伸びない。それは授業を受けたこと(インプット)それ自体で勉強が完結すると思っているからです。授業をたくさん受けても、それを「身につけるための作業」がなければその労力は無駄になってしまいます。

アウトプットこそ勉強!

では「身につけるための作業」とは何か。それはアウトプットです。習ったこと、理解したことをペンで書いたり、口に出したりして自分の外に出すこと。暗記が苦手な人は授業を受けたり、教科書を読んだりするだけで覚えられると思っているから覚えられない。記憶するには入れたものを外に出す作業が必要です。そしてただ出すだけではなく、アウトプットの形がなんであれ、そのスピードと正確性にこだわりましょう。スムーズにアウトプットできない…ということはちゃんと理解していない、記憶していない証拠です。

自分好みのアウトプット法を探そう!

アウトプットにはいろいろな方法があります。一例を挙げますと、

書いて覚える

単語を覚えるときによく使います。「書くのは時間の無駄だ!」という意見もありますが、個人的には英単語などは書くことで手と目と、発音しながら書けば口と耳もフル稼働できるので記憶に残りやすいと思います。

音読する

いちばん簡単なのにあまりやる人がいないのが音読。特に定期テストの英語なんかは教科書を記憶してしまえばある程度得点できるので、特に苦手な人こそ音読しまくるのがいいと思います。「発音とかよくわかんないし…」いやいや、発音は適当でOK。雰囲気で読んでいきましょう。もちろんしっかり発音ができるに越したことはないけれど、まずは英文を日本語訳できること。大きな声で英文を読む。日本語訳を読む!繰り返しましょう。

クイズ大会化

友達と問題を出し合うのも非常に効果的です。記憶するときに大切なの複数の方向から確認することです。例えば、

①「三権分立とは?」「司法・立法・行政」
②「国の権力を司法・立法・行政に分けることをなんというか?」「三権分立」、③「三権分立の必要性を述べよ」「国の権力が一つの機関に集中すると濫用されるおそれがあるため、三つの権力が互いに抑制し、均衡を保つことによって権力の濫用を防ぎ、国民の権利と自由を保障するため」

のように。クイズ大会化すると答える方はもちろん、出題側も頭を捻る必要があるので記憶に残ります。ただ、重箱の隅をつつくような出題を連発する負けず嫌いがいたりすると、ただの時間の浪費になってしまう可能性があるので気をつけましょう。

そしてこれを「カルタ化」すると最高かもしれません。弊塾では小中学生の授業に、四字熟語や歴史、日本地図などのカルタを取り入れています。本人たちは勉強だと思っておらず、ただただ負けたくなくて奮闘しているのですが、結果、分野のことはしっかり頭に叩き込まれています。

カルタは耳を使い、目を使い、腕を使い、口も使うので(叫んだりして)、猛烈に記憶に残ります。いろいろ書いてきましたが「暗記したいなら全身を使え」その一言に尽きますね。


今回提案したのはほんの一例です。そして暗記するには「これが正解!」という方法のはありません。皆さんの好みです。覚えられればなんだっていいのです。難しく考えず、試行錯誤してベストな方法を見つけてくださいね。

それでは。


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