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バランスよく勉強してはいけない


皆さん、こんにちは。ナマケモノの勉強術のお時間がやってまいりました。お相手は学習塾clue zemi代表の永井です。

このコーナーでは、ナマケモノの私が偏差値30から大学受験を始め、合格し、現在は学習塾オーナーをやっている経験から、「意識はそこまで高くないけど、できれば勉強を成功させたい」と思っている全国の生徒、保護者の皆さんへ勉強のヒントを発信しております。

本日のテーマは

「バランスよく勉強するな!」

です。

この話はYouTubeにもあげていますので、そちらもぜひご覧ください。


YouTube ナマケモノの勉強術



バランスよく勉強せよと教わったが?


「バランスよく勉強しましょう」

学校ではそう習います。

数学ばっかりやってないで、数学1時間 英語1時間 社会1時間ずつやりなさい、みたいな。

確かに日常学習と言いますか、いま習っている範囲を復習するなら毎日満遍なくやる必要があるかもしれません。

しかし、受験勉強としてはNG。受験勉強ではひとつの科目をとことんやるべきです。例えば英語だけを1日3時間を1週間やるとか、この土日は数学の平面図形だけをやるとか。


勉強においていちばん無駄なこと


勉強においていちばん無駄なことは

「あれ?公式なんだったっけ?前にもやったのにな」

みたいなこと。勉強が上手くいっていない人の大部分は、この「あれ?」がきっと多いはず。調べ直しているうちに問題を解く時間がどんどん減って、時間をかけた割には全然進んでいない!なんてことになっていないでしょうか?


真面目な人ほど陥りやすい「バランス主義」


意外にこれ、真面目な人ほど陥りやすい罠なんです。弊塾においても、「定期テストは取れるけど、模試や実力テストになると壊滅的なんです」という相談を多くいただきますが、よくよく話を聞いてみると、バランスよく勉強していることが原因だったり。

習った通り、満んべんなく勉強しているんですけど、伸びないんです…みたいな。

この場合、一生懸命やっている本人はもちろん、それを見ている保護者さんも言葉には言い表せないほどの悲壮感でやってきます。


バランスがいい=薄い


「バランスよく=薄い感じの勉強」と考えています。よく言う「幕内弁当的」と言うのでしょうか。いろんなおかずが入って、一見豪華そうだけど印象に残らない…みたいな。

そうならないように一点集中。壁をハンマーで壊すのにいろんなところを叩いていてはダメで、一カ所を連続して叩かなければならないのと一緒です。あることを理解し、自在に使いこなせるようになるためには一点を集中攻撃することが必要です。


密度を濃くすることで「繋がる」


そしてひとつのことに没頭することで断片的だった知識が有機的に繋がり、忘れにくくなり、最終的に手が勝手に反応するようになります。

皆さんも部活等で同じ動作を繰り返し練習していると思いますが、それをすることによって動きを体に叩き込んでいますよね。勉強も同じなんです。頭で理解しただけでは足りない。いかに体に叩き込むか。それが大事です。


まとめ


いかがだったでしょうか。

勉強において大事なのはバランスではなく密度です。特定の範囲を集中的にやる。そうすると断片的だった知識が繋がり、強固なものになる。だから忘れない。応用が効く。ということでした。

このやり方は模試の受け方にも応用できるのですが、それはまたの機会に。


それでは皆さん、頑張ってくださいね。

またお会いしましょう。

clue zemi永井でした。


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