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「頑張る」から「夢中」へシフトしよう

こんにちは。つくだ@書籍編集×ライターです。このnoteでは心が楽になるヒントを考えたり、創作について考えたことをまとめたりしています。

この1ヵ月は、確定申告をしたり、1年ぶりに執筆の仕事をしたり、そこに編集の仕事が重なったりで疲れが重なりました。結果、低めではありながらとりあえずは安定していたうつ病までも暴れだしたりで、3日ほど寝込んでいました。

頑張りすぎ、無理しすぎ。自分でも分かっているのですが、なかなかやめられません。その一方で、年齢とともに体力はどんどん弱っていきます。いまだに疲れが抜けないので、歳をとったものだと実感しました。

そんなとき、編集者でコルク代表の佐渡島さんのnoteを拝読しました。そのとき「ああ、自分は、前に向かっているつもりで足踏みしてるのかもしれない」と感じました。

ちょっと長いですが引用しますね。

『ドラゴン桜2』で、桜木は生徒たちに向かって、「頑張る」という言葉を口にすることを禁じる。
「頑張る」は精神的興奮で課題克服を図ろうとする勢いだけの感嘆符でしかない。「頑張る」という言葉は使わずに、「なんのために、何をするか」を考えて、機能的に話すことを習慣にしようと、桜木は言う。
自分を追い込んで、何かをやり遂げたとしても、大したものは生まれない。たとえ何かを成し遂げたとしても、持続可能なものにはならない。もし頭の中で「もっと頑張らなきゃ」という言葉が浮かんできたら、それは自分が思考停止に陥っているかもしれないアラートだと思ったほうがいい。

佐渡島庸平さんのnote

今回原稿を書いているときはライティング・ハイとでも言うか、脳内にアドレナリンがあふれているような感じでした。そのテンションの高さは、うつ病から躁に変わったのかとも思ったほどで、自分でも驚きました。

言葉にすれば「頑張った」というほかないのですが、それはひょっとすると「精神的興奮で課題克服を図ろうとする勢いだけの感嘆符」でしかなかったのかもしれないと思ったのです。

実際、脱稿とともに緊張の糸は切れ、そこに疲労が押し寄せました。そして3日ほどからだが動かなかったのは、先に述べた通りです。

ただ、自分の力を出し切ったという実感はありました。

一方で、そのときの実感として、ライティング・ハイとは「頑張る」の向こう側、それを突き抜けたところにあるのではないかとも思いました。おそらく「ライティング・ハイ」は、ただ頑張っただけではたどり着けないところにあるのでしょう。そして、もしそれを言葉にするとすれば「夢中」ではないでしょうか。

私自身「頑張ります」「頑張らなければ」とよく口に出します。でも振り返ってみると、それは決意を口にしているだけで、「じゃあ具体的に、何をどう頑張るの?」と聞かれたら、答えに詰まって「そこは気合いで」といった精神論を答えてしまうと思うのです。

だからこそ大切なのは「何をどう頑張るか」をしっかり考えておくこと。そしてもっと大切なのは「何に対してどう頑張るか」だと思いました。

人間の可能性は、それこそ無限大にあります。
しかし、手にしている時間とリソースは限られています。

それを有効に使うには、佐渡島さんがnoteで述べておられるように「好き」なことヘの解像度を高くして「自分は何が好きで、何を苦手としているのか」を自分の中で明確にしておくことが重要なのではないでしょうか。いわゆる選択と集中ですね。

そうすると、そこで出てくる言葉はやはり「頑張る」じゃなくて「夢中」になります。どんな努力も夢中には勝てません。では、自分はどういう環境なら夢中になれるのでしょうか。ゆっくりでいいから、そのための仕組みを考えていきましょう。すると、心の向かう先が変わっていきます。

若いときはただがむしゃらに走ってきました。しかし、40歳を過ぎ、50歳を越え、60歳に近づいてきた我が身を振り返ると、それだけでやっていくのは難しいと実感するようになりました。

「人生は100年時代、ライフシフトをはかろう」
そんな言葉が数年前からいわれていますが、私は「頑張ること」から「夢中になること」へワークシフトをはかるのが、働く人すべてにとって幸せになるように感じています。

あなたが夢中になれることはなんですか。「しかたがないからやる」「言われたからやる」を削っていった先にあること、それが「夢中」です。それが本業であろうが副業であろうが、趣味であろうが、かまいません。大きなことでもささやかなことでも、OKです。夢中になれることを持つこと自体が尊いのです。夢中を心に人生を生きること、ぜひお勧めします。


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