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女性の身体にしか宿れない

アメブロに書いているきな優子さんは
しきりに自分は男性だと主張していて
しかしFtM(女→男)ともちがう。




彼女は、
分類するならスピリチュアルマスターと呼ぶべき存在だろう。
弟子、というかアメブロの読者たちの寄付金だけで活動費および本人の生活費のすべてを賄っているという、
(※詐欺師だらけ&失敗者だらけのスピリチュアル界隈においては)
じつに、じつに稀有な存在。




ブログじたいは無料で公開されているものの、本命は『寄付金を払ってくれる』信者たちなので。
はじめから、見ず知らずの一般人がたまたま自分のブログを見つけても意味不明になってしまうのは意に介さず、ずっとずっと読み続けてきた“信者たち”に対してのみ、教えを伝えられればそれで良い、という人です。
自分で設定した専門用語をいくつも駆使して、自分独自の教えを説いている。そんな人。



そんなきな優子さんに対して、
わたしはというと、
①彼女の教え(ブログ)を何年も読み続けてきてしまった、だから使われている専門用語の意味も掴める、という意味では信者の域。
②しかし寄付金を払ったことは無いし、おそらくこれからも払わないままだろう、という意味ではただの一読者。
そんな立ち位置ですね。



書いている本人は&読んでいる信者たちも、世界を救うために、それはそれは真剣に課題に取り組んでおり。
すこし引いた目線からみると、
まぁカルト宗教みたいだね。



そんなふうに
『宗教臭さが鼻につく』以上は、
わたしがきな優子の信者になることは有り得ないのだけれど。



ただ、この人のことを
絶対に悪く言いたくない理由が、
わたしにはあって。



エイブラハムとかアシュタールとかバシャールとか大天使ミカエルとか。
『自分じゃこの世に降りてこないくせに』
『この世についてあれこれ語っている』
高次元の連中たちが、
わたしは死ぬほど大嫌いなのでね。



ひきかえ、
きな優子師は
自分でこの世に降りてきて、
自分で信者を獲得して、
自分の言葉で教えを説いている。



その一点だけでも、
非常に立派なことだし、
尊敬に値することだと思っています。






♡♡






♡♡





さて。
今回とつぜん、
きな優子さんを話題にしたのはですね。





彼女が、
自分は高次元世界から降りてきた、
ということをはっきり自覚していて、
ということは同時に、
霊と肉は別のものであることも、
はっきり理解している人物だからです。



そうして彼女は、
(高次元での)自分は男性である、
ということをしきりに吹聴したがる。



いつだったか、
主催したイベントの最中に変性意識状態になっていて、うっかり男子トイレに入りそうになって、同行していた人に止められたとか。





読んでいて苦笑いというか、
高次元の男性は
『肉体を持っていないのに』
放尿なんてするものなのか??
などという感想をわたしは持ってしまいましたが。





ともあれ、
そんなエピソードをブログ内で好んで披露するほどですからね、
つまり心象においては彼女はFtMそのものなのですね。



しかし、
高次元から降りてきて人間になった者だけの特殊な事情として。
『霊と肉は別のもの』だと
はっきり理解しているので。
この世の肉体を
『性転換して男性にする』
ことには、
まぁまったく興味を持てないでしょうよ。





ブログから察するかぎり、
彼女はかなりご多忙のようで。
それは天竺から帰ってきた玄奘法師のようなもので。

『西遊記』に描かれた大冒険とは裏腹に、帰国後の玄奘法師は天竺から持ち帰ってきたお経の翻訳だけに、残りの生涯ぜんぶを費やしたそうです。

見たところ、きな優子師も、
ひたすら研究に時間を費やし、
やっと分かってきたことを順次、
ブログに公開していく、
というだけの人生を送っているように見えます。





彼女の場合は、
『グリッドをつなぐ』と称して、
全国各地を旅するので。
決してずっと部屋に籠っているだけの生活ではないはずですが。



それも含めて、
彼女自身の認識では、
この世に降りてきた目的を果たすことだけに全身全霊を捧げており、
それ以外のことに使う時間はない、
という感覚なのでは??



したがって、
性同一性障害(女→男)を
自分自身の問題として受け止める日は
きな優子さんには
生涯やってこないことでしょう。





♡♡




♡♡






さて。
ここでやっとわたし自身の話。




きな優子さんのようには
明文化はできないものの、
わたしも
『予め目的の定められた生涯』
を送っており、
目的とは関係のないことには
一切、手を出せません。




わたしは寝てばかりいる、
けれど、
この場合は寝ることが目的であり、
起きて遊びに行くことは
許されないのです。
それにそもそも、
ニンゲンたちのアソビが面白いとも思えない、、、。




そうして、
高次元世界から降りてきたことも、
そのことを自覚できていることも、
それゆえ霊と肉は別物であるとはっきり理解できていることも、
彼女と共通ですね。




しかしわたしは性転換した。
生まれは男性だったのに
(※前立腺が正常に機能せず、男性としての性欲も恋愛感情もそもそも持てない、という特殊な事情があったにせよ)
あえてわたしは
後天的に女性になった。




すると、何が変わるのか??
というか、
男性と女性とでは
なにがちがうのか??







『高次元存在が人間の肉体に宿った場合』
それが
男性の身体なのか
女性の身体なのかで
何がどんなふうに違うのだろう??





♡♡





♡♡





答えはわりと明白で。




女性の身体は
人間というよりは哺乳動物であり、
宿主に対して従順なのです。



人間を奴隷にするのは『悪いこと』であると明確に定められている現代においてすら、
動物たちは家畜にされていますね?



人間は奴隷にされると、
短期的には言うことを聞いても、
長い目で見れば、
いずれ自分たちの置かれた境遇の理不尽さに気づき、いずれは奴隷解放運動になります。

しかし動物たちにはそれがない。
家畜を家畜の身分から解放しようという運動をしているのは、あくまで動物好きの人間であり、動物自身はどれほど苦しめられてもただただ従順、、、。




そうして、
現代では男女平等との関連で、
おおっぴらには語れなくなってしまった話題ではあるものの、
男性=人間、
女性=動物、
という側面はたしかにあって。

女性の身体は、人間というよりは哺乳動物であるので、置かれた境遇に対してひたすら従順なのです。








でね、






高次元世界から降りてきて、
そのことを自覚している身としては
『それとは別に』
人間としての自我が芽生えてしまうと
かなり面倒なことになるので。






女性の身体に宿り、
この子(身体)に存分に愛を注いで。
この子(身体)にはわたし(霊体?)だけを見るように仕向けて。

言い換えれば、
人間界に対して不必要な興味を持たせないようにしておき、
『ひとつの身体に』
『地上の人間としての自我と』
『天から降りてきたわたしが』
同時に存在している、
という“異常状態”を回避しているわけですね。






高次元から降りてきた身としては
この世のあれこれに対応するだけでも
ほんとうにほんとうに大変なので。





それ以上、
余計な苦労は背負いたくないし、
そのためには断然、
身体は女性のほうが良いのです。






断言しますが、
男性の身体を持ってしまうと、
この世のあれこれに
不必要な興味を持ってしまい、
(とくに女性全般に対して強い性欲を向けることになるので)
そのぶんだけ、
対処しなくてはならない事柄も
増えてしまいます。






見方によれば、
そんなふうにたくさんの出来事を体験することこそが『人生そのもの』なのですが。





天界から降りてきた身としては、
不必要な出来事は発生させず、
できるかぎりローコストで、
できるだけはやく、
この世の生涯を完結させたい。





そんなわけで、
『身体が女性であること』が
とてもとても大切なのだと、
最近になって強く実感した次第です。
(※それで今回の原稿を書いています)







女性の身体は哺乳動物であり
宿主に対して従順。







これがどのようなものかというと、






きな優子は、
自分の身体をひどく酷使している。
それでしょっちゅう倒れているけど、
身体は
『こんな人生いやだ』
とは決して言わない。






なぜ?
女性の身体は哺乳動物であり、
家畜にされることさえ厭わないから。

だから、
宿主に抵抗しようだとか、
宿主に自分の要求を突きつけようだとかは考えないし、

それどころか、
置かれた境遇になんとかして適応しようと努力するだけなのですね。






ね?
きな優子が本性は男性だからといって
この世で『肉体が男性』だったら、
使命を果たすだけの人生なんて、
身体自身が嫌がるでしょうよ??






いくら崇高な使命を抱えているからといって、
女を抱くことさえも許されないなんて、
男として耐えられない!!!






そう思うのが
まぁ当然だと思います。







実際に、スピリチュアルマスターを自称している男性は、多くの場合、一夫多妻を実行していますよね??






そうして、
彼がどんなに深く悟りを開いていたとしても、ついてくる女性たちはその域には達していないわけですから。
女性と接したことによって、ある種の堕落は避けられないし、当たり前ですが、そんなことをしていては使命の達成からは遠ざかります。
しかし、
よほど特殊な例外を除いて、
悟りを開いた男性が
女性と無縁でいるのは
まぁ不可能でしょう──────。







インドのオショー=ラジニーシは
世界的に有名なマスターですが、
同時に、生涯を通じてたくさんの女性を魅きつけた男性でもあり、彼の作ったコミュニティ(=教団)は女性幹部たちの横暴によって、ひどく腐敗していたらしいですね。






この現象は、
『身体がオスだから』
『オスとしての本能を持つ』
(=メスと交尾したがる)
というふうにも説明できますけど。






じつはですね、






これまた男女平等との関連で
言い出しにくい話題ではありますが。
女性の身体は哺乳動物であり
『人間としての自我を』
『芽生えさせないままでいることも可能』
なのに対して、
男性にはそれは不可能なのです。








男に生まれたならば、
男としての自我がかならず芽生えて、
それは
彼自身には
『人間としての自我』
として体験される。



『俺はたしかに実在している』
『俺とはほかならぬ俺自身だ』
『ほかの誰とも異なる俺は俺』
ひいては
『俺様は特別な存在である!』
という実感。




これ、
現代人なら誰にでも備わっているようでいて、歴史を振り返るのなら、むかしはそうでもなかったのです。




自我という現象がかならず起こるのは
基本的には
男性においてのみであり、




人類史の一時期において、
『人間(man)とは男性のことを指し』
『女性ははじめからカウントされていない』
というあからさまな差別状態が生じていたのも、
事実として
『わたしは人間である』
という強い自覚を持つことができたのは基本的に男性だけだったから、
という事情があるのです。






日本史でいえば、
北条政子のような
男女差別の影響をまったく受けずに
『男どもを自力で束ねていた』
女傑もいたわけですよね??




なのに、
大半の女性は、
名も無き存在のままでしょう??





これはどうして?






それは、




女性は差別されていた、
というだけでなく、
そのことを不自然だとは思わなかった。
イコール、
『わたしは不当にも差別されている!!!』
と感じられる
『わたし』が
まだ芽生えていなかった、
ということなのですよ。






そうして、
(現代人には想像もつかないことかもしれませんが)
自分はたしかに実在している、
ひいては、
自分は特別な存在である、
と感じられる感性(=自我)が
芽生えていないままでも、
生きてゆくことそのものには
べつに支障はないのです。







現代では女性にも人間としての自我が芽生えるのが通常であり、過去にはそうではない時代があったなんて信じ難いことかもしれない。

けれども
基本的な構造においては、

男性にとっては、
人間としての自我は
『生得的、先天的なもの』であり、

女性にとっては
人間としての自我は
『後天的に獲得するもの』
なのです。









♡♡





♡♡




ね?



だからこそ、
(男性である)
仏陀にもイエス・キリストにも
ある種の『特別な物語』が
実現可能だったのですよ??



家出した王子様が
ひたすら修行を積み重ねて
菩提樹の木の下で
『悟りを開いて仏陀になった』話。



生まれながらに神の子と目された
イエスという人物が
砂漠の真ん中で40日間も
ひとりきりで瞑想して
悪魔に誘惑されても屈することなく
ついに覚醒して
『キリストになる』話。




これらのエピソードが何を意味するのかというと、
『人間(男性)に生まれたがゆえに』
『不可避的に芽生えてしまった』
『人間(男性)としての自我を』
『ついに克服した』
ということなのです。





つまりね、、、




はじめから、
自分を人間だとは理解せず、
人間としての自我が
『はじめから芽生えていなければ』
このプロセスは省略できます。




(※代わりに、信者たちの心を打つエピソードもひとつ減ることになりますが)




女性の身体は人間というより哺乳動物なので、そのような使い方(=人間としての自我をはじめから芽生えさせないこと)も可能なのです。






もう少しマイルドな表現を使うなら、

男性としてこの世に生まれて、
特別な使命を負っている場合、
『人間(男性)であること』と
『天から課せられた使命を果たすこと』との間に
強い葛藤が生じて、
(そこに特別な物語が生まれる反面)
そのことにひどく苦しめられる
のに対して、

女性としてこの世に生まれて、
特別な使命を背負っていたとしても、
なんの躊躇いもなく
『召命を受け』
なんの躊躇いもなく
『そのとおりに生きる』
だけなので、
葛藤は無く、
苦しみもありません。。。

もちろん、
それに関する特別な物語も、
生まれないことになりますけど、、、、、





♡♡





♡♡





きな優子師は、
(本人の弁を信じるならば)
やたらと早熟で。



本人曰く、
12歳のときには自分の使命を自覚していて、爾来、使命を果たすためだけに生きてきた。



今年で42歳になるはずですが、
基本方針はまったくぶれていないですね。




そうして、
ここまでの説明のとおり、
『女性である』きな優子師は
たとえ本性が男性であるにしても、
この世での人間としての自我を芽生えさせることは無かったので。

『人間:きな優子は』
『いかにして天の使命に目覚めたか』

というエピソードを持っていません。



なぜなら、
彼女にとっては、
最初から自分自身は天界にいて
言い換えれば
『地上にいる人間の自分が』
『ある日天から召命を受ける』
という体験を
そもそもしていないのです。





わたしの場合は、
目的らしきものは二転三転するし、
最終目的をなかなか教えてもらえなかったりして、12歳のときから使命ひとすじ、というわけにはいかなかったのですが。



それでも、
①強い目的があって生まれてきた
②目的と関係のないことは、一切させてもらえない
③そもそもこの世のあれこれにほとんど関心が無い
という点は共通しています。



召命を受けると、
抵抗せずにそのとおりにする、
という点も共通ですね。



だからもちろん、
『人間であるわたしが』
『いかにして天の使命に目覚めたか』
というエピソードは持っていないし、
自分自身を人間として思い描くこともない─────。




♡♡







♡♡







わたしなりに疑問だったんですよ?




自分自身を人間であるとは
到底思えないし、
はやく人間やめて
この世から出てゆきたい。



それにもかかわらず、
『女性である』
ということにだけは
異様なくらいこだわりがあって。




この世の自分をイメージできず、
この世と関わり合う気が
そもそも無いなら、
『男でも女でも関係ねーだろ?!』
って、すごく思ってた。




でもね、
そーじゃないんだ。
『自分を人間だとは思えず』
『はやくこの世から出てゆきたい』
だなんて、
そんな“生き方”は、
『女性にしかできないもの』
だったんだね!!!




男は肉体の自我に縛られ、
『人間であること』に縛られる。
女には、それが無い!




なので、
天界、高次元世界での性別が男性でも
地上に降りるときは
あえて男性ではなく女性の身体を
纏ったりもする。
きな優子師が具体的な実例。




ちなみに、
きな優子師が
『天界では男性』
『地上では女性』
なのに対して、

わたしは
『天界では女性』
『地上でも女性』
です。



かつては男性の身体に宿っていましたが、それだと彼(=男性/人間としての人格)の心の奥に間借りさせてもらうのがせいいっぱいであり、
それ以上のことは
なにもできませんでした。



一方で、
ある日とつぜんわたし自身が
『女性として生きてゆく』
ことが定められると、
まったく何の抵抗もなく
それに従いました。




『なぜなら女だからです』。




さいごに
ひとつ引用してみますね。






この原稿は本アカのもので
2020年8月
わたしが『悟りを開いた』直後のものですが、
性同一性障害とは何の関係もない、
ただの女性としての目線から
書かれていることが分かります。




はじめから女性として執筆している本アカでは、決して打ち明けられないひとつの事実、、、、



女性ホルモン投与を始めたのは
2020年6月のことで
本格的に効果が出てくるのは
2020年秋以降。
確実に女性に見える外見を獲得するのは、
もっとずっと後のことです。




2020年8月だって?!
見た目も中身も
まだほとんど男だよ??






それにもかかわらず、
この確信を持った書き方!




男性から女性へと変容することへの
葛藤などまったく無くて。



『女性として生きる』ことが
ひとたび定められたのなら。
何の疑問も抱かず、
何の抵抗もせずに、
わたしはそれに従うのです。




身体がただの哺乳動物で、
人間としての自我を持たないからこそ
出来る生き方。




女って本来、
このような存在なのだと、
わたしは思っています。




ね?
知らないオトコの元に嫁がされても、
けっきょくどうにか
生きていけちゃうでしょう??




女って、そういう生き物なんだ。





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