いちじくとピスタチオの焼かないカスタードタルト
好きなフルーツのTop5にランクインする「いちじく」。
ドライいちじくなら年中無休で食べられますが、フレッシュはそうはいきません。旬の今こそしっかり味わっておこうと思い、なにも手を加えないフレッシュなままのスイーツアイデアを数日の間、考えていました。
最近のおとりよせ2選
以前はそれほど気にしていなかったけれど、いろいろ学んでいくうちに、「なにを食べ、どのような環境で育ったものなのか」に着目するようになりました。
たとえば卵。
劣悪な環境で過ごし、遺伝子組み換えの飼料で、色をつけるためだけに食べさせられているモノや、太らせるためのモノを与えられた鶏だったとしたら…。そんな卵を体内にいれたくないなと思えてきて。
そこでみつけたのが、祖父江の平飼い自然卵『歩荷(ぼっか)』です。
放し飼いで自由に動きまわれるストレスフリーの環境であることや、エサへのこだわり、薬剤の投与なし、生食1ヶ月OKという点に惹かれておとりよせ。
「そばがら」がクッション代わりです。
そして、先日の「ひつじのミルク」につづいて、今回は「ヤギのミルク」をおとりよせ。
『ヤギチーズ専門店 Y&Co.』は、富山県黒部市にあります。
おとりよせした「卵」「ヤギのミルク」と、「いちじく」をあわせて……「焼かないカスタードタルト」をつくりました。
レクチンフリー&グルテンフリー「いちじくとピスタチオの焼かないカスタードタルト」レシピ
材料(18cm正方形のタルト型1台分)
【クラスト】
ピスタチオ:240g
ギー:50g
エリスリトール:10g
【カスタードクリーム】
タピオカスターチ:大さじ4
エリスリトール:10g
ヤギのミルク:200ml
卵黄:2個分
バニラビーンズ:1/2本分
【トッピング】
いちじく:7個
つくりかた
①ピスタチオをフードプロセッサーで粗いパウダー状にする
②ボウルに①、ギー、エリスリトールをいれ、混ぜあわせる
③タルト型に敷きつめ、冷蔵庫で冷やしておく
④耐熱ボウルにタピオカスターチ、エリスリトール、ヤギのミルクをいれよく混ぜあわせる
⑤ラップをして電子レンジ600Wで2分加熱したあと、泡立て器でよく混ぜる
⑥卵黄、バニラビーンズを加えて混ぜ、さらにレンジで1分加熱→混ぜる→1分加熱→混ぜるを、とろみがでるまで繰り返す
⑦粗熱がとれたら③に流しいれ、冷蔵庫で冷やしておく
⑧いちじくを縦にカットして並べる
クラストの「ピスタチオ+ギー」が、このタルトの風味とコクを生み出しています。
良質な卵とミルクをつかったバニラカスタードクリームに、フレッシュいちじくの優雅なコンビネーション。
いちじくって、繊細で神秘的なフルーツだなとつくづく感じます。”身”を守るほどのかたさのない皮に、実はいちじくにとっての「花」。
秋の到来を静かに祝福しながらいただきました。