#5これが私の生きる道Part4

昨日は仕事で疲れたのを理由に続編を書くことを諦め違う記事を書いてしまった。相変わらずやらない理由をこじつけるのが上手な私だ。
今日も誰が期待しているわけでもない私の自己紹介記事をダラダラと分割して書いていこう!

岩手県というド田舎で働く事を選んだ私は海外営業部という部署に引っ張られ東南アジア担当として配属された。
とは言え営業部もホテルの中にあり繁忙期にはホテル業務もこなさなければならないのだ。
初出勤の2週間後にはマレーシアで営業と訪日旅行博【MATTA Fair】というイベントに行く事を知らされた!
とりあえず何をすれば良いのか分からない上にパソコンすらも届いてないが、マレーシア出張で使う営業用のツールがほとんど出来ていないという…これは初日からのんびりしてられない!
共有で使うパソコンを使いながらPDFファイルを全て翻訳するのが最初の仕事だった。
これは私にとってめちゃくちゃ骨の折れる作業なのだ!
何故かというと、私はテキストを使うような勉強や文法等はほとんどしてきていない。会話はさほど    問題なくコミュニケーションとれていたが翻訳となると全く次元の違う話である。
過去分詞などと言われても意味不な私だがやるしかないので初日から毎晩夜中の2時3時まで働いた。
パソコンさえ支給されていれば家でも出来たはずだが、当時は自分のノートパソコンが壊れていたのでひたすら会社で作業するしかなかったのだ!

何とか出張の2日前に全ての営業ツールを整えてマレーシアへ行く準備をした!
2日間あれば余裕だと思われがちだが、実はこれは前日と同じ意味を持つ!
と、言うのも田舎には飛行機は飛んでいないので先ず東京まで行き一泊しなければらないのだ。
更に早朝の便で出発なので東京でも時間は限られてしまうから2日前というのは実はめちゃくちゃギリギリなのだ!
とは言え何とか急場をしのぎマレーシアでのイベントに参加した。

旅行博というのは現在ヨーロッパ、アメリカ、東アジア、東南アジア、中東で行われているイベントで行政、民間企業や現地の旅行会社などが集まりその国々のお客様へ来て貰えるようにPRするイベントのことだ。

初めて参加した感想はぶっちゃけたところ酷い有様だった。
イベント自体はとても盛況でお客様もかなりの数が来ていたが、問題は日本から出展、参加している行政達だ!
私達は東北を仕切っている東北観光推進機構(以下機構という)という団体に所属していたのでその中で一緒にPRするのだが、この機構は英語もお粗末な上にPRといいながらただのビラ配りしかしない。
これだから日本の行政機関やその直下の下請けはダメなのだと改めて思わされた。
ビラ配りなら現地のアルバイトを雇い任せれば良いのだ!
PRとはそういう事ではないだろう!と強く疑念を抱く結果となった!
そしてこの旅行博には現地旅行会社(以下エージェントという)との商談会が付随しており旅行商品に加えて貰えるようにセールスできる機会が設けられているのだ!
良かった良かった。
それがなければ何の出張かも分からず旅行して終わってしまうところだった!
私にとってはその商談会が一番大事なミッションだった!まともな翻訳もできていない資料だったが会話ならなんとかなるからだ!(笑)
この商談会で私はふたたび機構の不甲斐なさを知る事になる。
それは、旅行に来て貰う為に一番重要とも言える商談会に機構が来ていないのだ!!
商談会は任意参加なので都合によって来れない人も勿論いるのだがインバウンド集客において何処よりも遅れを取っている東北が何故商談会に来ないのか?全く理解できなかったし、これは今でも理解出来ていない。

いずれにしても私は私のミッションをこなさなければならないので構っている暇はない!
現地最大のエージェントとも繋がりを持てたし私の勤め先はイスラム教向けのムスリム対応もしているのでマレーシアではウケが良かった。

そんなこんなでマレーシア出張を終えやっと通常勤務に戻るが、直ぐさま東京で各国のエージェントへツアー商品をオペレーションしてたり卸したりしているランドオペレーター(以下ランドという)という会社に営業する事になる。
ランドは日本全国にあるが東京にはランドも多く、そこで取り扱って貰えれば集客に繋がるのでとても重要な営業になる。
因みにランドはほとんどが日本人なのでここへの営業は英語は必要ない!
直線的な商談が出来るし、各国それぞれの現地旅行会社が委託していたり提携しているので数も多いがホテルや飲食店にとっては必ず繋がるべき相手だろう。

さて、簡単に海外営業部の仕事をおさらいすると、基本的な業務はエージェントやランドへの営業(施設の紹介と料金の調整)そして問い合わせと受け入れ時の対応だ。
エージェントが視察に来るファムトリップというものもあり、これは接待的なものだ!
他にも細かいところでは食事の調整などもある。宗教や人によってNG食材があるからだ!

私は担当が多くタイ、マレーシア、インドネシア、シンガポール、ベトナムで1度にまとめて出張していたが東京のランド営業や各国の旅行博、冬はトップシーズンなのでホテルの現場業務へのヘルプもあり合わせるとかなり大変だった!

しかし海外が元々好きだったし接客も好きなので飽きる事もなくストレスもなく出来たのは良かったと思う。
唯一のストレスは仕事ではなく田舎過ぎる環境!
東京で育った健全な30代前半の男子にはかなり酷な生活だった!
やることがなさ過ぎる上に買い物出来る最寄りの大きな都市と言っても盛岡くらいだ!
しかも盛岡まで一時間以上もかかる上に最終電車は20時台だ…これを逃すと一泊しなければ帰れないのだ!!

同僚やホテルのスタッフ達に甘えさせて貰い車で出かけたり出来たのは本当にありがたいと思う。

さて、明日はいよいよフリーになるところまで書ければと思っているのでまた気が向いたら暇つぶしに読んで欲しい!

ではでは



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