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(92)怠けものはどっち?②

「思考力」「分析力」「判断力」のない「努力」は「美徳」でもなんでもない

私の見解は
「キツネ」と「亀」どちらも「怠けもの」だと思う。
けれど…
どちらが「質の残念な怠けもの」かと聞かれたら「亀」。

理由は、まず「亀」は状況判断ができていない。
小川は上流から下流に流れていく。
もし下流から上流に上って行くとするならば、下に流れてくる水流の速度を超えないといけない。鮭の産卵では鮭は命がけで上っていくではないか!!

下に流れる水流の速度と同じならば前に進むことは永遠にない。ウォーキングマシーンと同じ。
そのうち力尽きて下流に流されてしまうという一番最悪な事態を招く。

その点「キツネ」は寝ていたので余力は十分にある。一歩歩けば「キツネ」の勝利。
山の頂上へ行く籠が通ったら乗るという悪知恵とはいえ、知恵が「キツネ」にはあった。

「亀」は一見「努力家」。
しかし、途中で「おや、おかしいぞ?」と陸地に上がって状況確認する能力がない。
「戦略の立て直し」「トライ&エラー」の思考が全くない。一見「努力」しているようでいて、実は頭の「努力」は全くしていない。

キツネに「泳いだら?」と言われてから亀は指示に従った。自分自身の意見がない。
言い換えると、指示がないと動けないタイプ。

「思考力」「分析力」「判断力」のない「努力」は「美徳」でもなんでもない。

それでは「キツネ」を褒めているのか?
まさか!!
こういうタイプは自業自得。
放っておけ!!

「亀」が得たものは手足の「筋トレ」。筋肉を鍛えるにはいい時間だったと思う。

E先生は
「圧倒的に、日本人は”亀”タイプだ。
何も考えていない。
上達するわけがないだろう?
その日の"テーマ"、”自分の課題"に沿って練習を組み立てることなく、なんとなくやって、
うまくなると思うか?
”その日の課題”があって、
そのあと
”良かった点””上手くいかなかった点"
最低でも2つずつぐらいあげられなくて、どうやって自分を上達へと導くんだよ?
自分から見て、良かった点、改善点。
人から見て、良かった点、改善点。
お互いに意見交換する。
そうすると、
自分では気づかなかったことを、
自分の知らない一面を、
他人が感じていることを知ることになる。」

上記の話は、
家庭内ならば「亀」でも迷惑の範囲が狭いのでよいが、組織になった場合、
大変な損害を組織に与えることに繋がる。
「使える人」「使えない人」の本質。
  
以前noteにも書いた。
長くやればいいわけじゃない。


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