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山際経済再生相辞任ドキュメント

 岸田首相は、旧統一教会との関係が相次いで浮上した山際氏を巡り、対応に逡巡を重ねてきた。 臨時国会前 臨時国会前の9月下旬には、首相は「山際さんが自分の口で説明できないようなら困ったことになる」と周囲に不安を漏らし、松野官房長官を通じ、山際氏に自ら辞任する考えはあるかどうかを探ったこともあった。  しかし、山際氏は「辞任の考えはない」、「しっかり説明するから大丈夫です」と強気の姿勢で、首相もそれ以上の対応は求めなかった。  首相は最終的に、山際氏が野党から本格的に追及を受け

    • 今週の動き(11/13〜)

      今週の政局  今週の政界の動きは激しかった。神田憲次財務副大臣の辞任、岸田文雄首相の訪米、高市早苗経済安保相の勉強会立ち上げ、池田大作名誉会長の死去など、大きなニュースが駆け巡った。月曜日の報道から順に追っていく。 【月曜日】 神田財務副大臣が辞任  税金を滞納し、所有していたビルが4度も差し押さえられるていたことが先週水曜日の週刊文春のスクープによって明らかになった。首相周辺は三人目のドミノ辞任を避けるため、当初は辞任させる考えはなかった。しかし、月曜になり、神田氏に他の

      • 今後の政治日程

        お久しぶりです。しばらく中断していたnoteの投稿を再開しようと思います。  まず、今後の政治日程から見ていきましょう。スケジュールを把握しておくのは今後の政局を読む上で重要です。  岸田政権の支持率が危険水域に突入し、永田町ではポスト岸田の話題もされるようになっています。13日の産経新聞では、3月末の予算案成立を花道に退任論も取り上げられていました。  ただ、岸田首相にとって国政選挙がしばらくないことが幸いであり、支持率が下落傾向であっても直ちに辞任にはならないと考えら

        • 政局論評#1

           安倍元首相の死去以降、自民党と旧統一教会との関係が盛んにメディアで取り上げられ、7月下旬から支持率は急落し危険水域に突入した。  岸田政権は3つのポイントで対応に失敗した。  一つは内閣改造だ。安倍元首相の四十九日を待って改造が行われると見られていたが、岸田首相は奇襲作戦で内閣改造を一ヶ月前倒しした。旧統一教会との接点が確認された閣僚を中心に交代させたが、山際経済再生相のように接点が指摘されながらも留任する閣僚もおり、国民に対して旧統一教会との関係を断ち切る姿勢を鮮明にで

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        山際経済再生相辞任ドキュメント

          政局日記(10月29日)

           今日は萩生田政調会長の動きに注目する。  10月26日、鈴木財務相は、茶谷事務次官、新川主計局長と共に首相官邸を訪れ、補正予算案の規模を提示した。鈴木は、約25兆円の規模とし、「党内も大体まとまっている」と報告した。  しかし、岸田首相は財務省側の報告に疑問を持ち、萩生田に電話をして確認したが、やはり萩生田は納得していなかった。  同時刻、党の政調では補正予算案に関して詰めの協議が行われていた。萩生田は岸田からの電話の内容を明らかにし、出席議員からは憤りの声が相次いだ。  

          政局日記(10月29日)

          政局日記(10月27日)

          日程窮屈、延長も視野 国会運営に自民から不満―与党(時事) ⚪︎ 総合経済対策の裏付けとなる補正の提出は11月にずれ込む。岸田文雄首相は11月中旬に東南アジア歴訪を予定しており、衆院予算委員会を開けるのは早くても国会終盤の11月21日からとなりそうだ。 ⚪︎ 今国会で目立つのは官邸と自民党国対の連携不足だ。そもそも会期途中に補正を出し、予算委を再び開く日程の組み立て方に党内から「おかしい。首相のスタッフが悪い」との恨み節も漏れる。 ⚪︎ 自民党幹部は国会日程について「窮屈だ

          政局日記(10月27日)

          政局日記(10月24日)

          山際大志郎経済再生相が辞任とのこと。個人的には少々遅かったのかなという印象。 まず今日の朝刊から 答弁修正、参謀不在が起因 岸田首相、文化庁の意見「うのみ」 急転直下の舞台裏・旧統一教会(時事)  岸田文雄首相は解散命令請求について「民法の不法行為は含まれない」と答弁していたが、一夜にして一転させ「民放の不法行為も含まれる」と答弁した。  文化庁とのやりとりは事務秘書官のみが対応しており、文化庁の意見を鵜呑みしてしまった形。野党からの批判を受けて、法務省の担当者を交えて解

          政局日記(10月24日)

          山際大臣の進退について

           自民党と統一教会の関係が指摘され、3ヶ月以上過ぎたが、岸田政権の問題対応(火消し)は十分ではないように思える。  特に山際大志郎経済再生相は、次々と接点が明らかになり、国会でも大きく取り上げられている。  これまで、事態対処に乗り出した松野博一官房長官は、山際と協議し辞任の意向を探ったが、調整は進まなかったと読売が報じている。  そうした中、政権が山際を更迭できないのは2つ理由があるのではないかと考える。  一つは辞任ドミノの懸念だ。これまでメディアでは細田博之衆院議長、

          山際大臣の進退について

          政局日記(10月23日)

          安倍チルドレンが止めた「新会長」繰り返されるか、派閥分裂の歴史(朝日) 「自宅を担保に入れてカネを集めるくらいの覚悟が必要だ」と森喜朗に言われた塩谷立、朝日では塩谷は前向きに捉えていたが、文春では退散したようなニュアンスで書かれている。 また、塩谷派への移行に当選4回の若手が反対したとあったが、仕切っていたのが大西英男だというのが少し驚き。これまでの報道だと福田達夫、佐々木紀がメインだったので。 この記事では、世耕弘成が参院議員をまとめて世耕に一任する連判状を作成したことに対

          政局日記(10月23日)