政局日記(10月24日)

山際大志郎経済再生相が辞任とのこと。個人的には少々遅かったのかなという印象。

まず今日の朝刊から

答弁修正、参謀不在が起因 岸田首相、文化庁の意見「うのみ」 急転直下の舞台裏・旧統一教会(時事)
 岸田文雄首相は解散命令請求について「民法の不法行為は含まれない」と答弁していたが、一夜にして一転させ「民放の不法行為も含まれる」と答弁した。
 文化庁とのやりとりは事務秘書官のみが対応しており、文化庁の意見を鵜呑みしてしまった形。野党からの批判を受けて、法務省の担当者を交えて解釈を変更した。
 この一件で、松野博一官房長官が舞台回しができていない、木原誠二官房副長官が機能していないとの批判が上がっている。
 ここにきて松野の評価が揺らいでいる。NHK政治マガジンでは高評価だったものの、統一教会問題で政権が危機に陥っている中、汚れ役を買って出られるかが今後の内閣の命運を分ける。

山際大臣交代も視野に検討 “統一教会”めぐり岸田首相(FNN)
 この報道では岸田が主語となっており、事実上の更迭だととれる。

山際経済再生相が辞任の意向固める 相次ぐ旧統一教会との関係発覚を受け(NHK)
 最終的に辞任とのこと。辞めるのであれば臨時国会前にすべきだったのでは。28日の総合経済対策発表前とはいえタイミングは良くない。
 ある閣僚経験者は、「ここまで守ったのであれば、最後まで守って欲しかった」とのコメントを出している。私もこの意見に同感である。岸田、山際双方とも辞任のタイミングを見誤ったように思われる。

NEWSZERO(日テレ)
 記者の解説によると、岸田は週末に山際の交代を考えていた。事実上の更迭とのこと。おそらく今日岸田側から引導を渡されたため、夕刻に辞任を申し出たのだろう。辞任ドミノを避けるためには罷免の形を避けなければならず、自発的な辞任の形式を取ったと考えるのが自然だろう。

 山際の辞任劇については、明日の朝刊で詳しく扱われると思うので、明日まで待ちたいと思う。

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