オージーの不可解な値動きと今後の見通し 24/7/2
Yan氏で~す。
インパクト!!!
最初に忙しい人向けにこの記事の内容です
昨日のISMやPMIの悪材料にも関わらず、ドルが買われたのは、トランプ大統領誕生による財政赤字拡大とインフレ率上昇への思惑が影響しているようだと思います。
RBA議事録の内容は、利上げと利下げの両方の可能性を示唆しており、市場を混乱させた。オージーの今後の見通しは不透明で、しばらくは混迷が続く可能性がある
項目としては
・昨日のドル買いは、トランプ大統領誕生による財政赤字拡大とインフレ率上昇への思惑が影響している可能性がある。
・RBA議事録は利上げと利下げの両方の可能性を示唆しており、市場を混乱させた。オージーの今後の見通しは不透明で、しばらくは混迷が続く可能性がある。
・スイングトレードには不利な環境であり、スキャルピングで対応するか、状況が明確になるまで待つのが賢明かもしれない。
本文
今日は昨日の不可解な値動きと失敗トレードについてから振り返りです
昨日は知っての通りISMは弱かった。その前の22:45のPMI確定値の内容も酷かった。
これですね
昨晩中にダウンロードしておきました
開くのが面倒な方は、まとめたのがこちらです
2024年6月のS&P Global米国製造業PMIは、5月からわずかに上昇し、3カ月ぶりの高水準となる51.6となりました。これは、2024年第2四半期末に製造業が成長を維持したことを示しています。
需要は緩やかながらも回復の兆しが見られ、新規受注は2カ月連続で増加しました。しかし、高価格と厳しい経済状況により、成長の勢いは抑制されました。生産は拡大を続けましたが、そのペースは鈍化しました。企業は、現在の需要の低迷と今後の経済見通しに対する不確実性から、生産見通しについて慎重になっています。雇用は21カ月ぶりの高い伸びを示し、企業は増産に対応し、受注残を減らすために人員を増やしました。サプライヤーの納期はわずかに伸びましたが、これは主に輸送の問題や港湾の混雑によるものです。投入コストと販売価格は上昇を続けましたが、そのペースは鈍化しました。これは、企業がコスト上昇分を顧客に転嫁する一方で、競争力を維持するために価格を調整していることを示唆しています。全体として、米国の製造業は成長を続けていますが、そのペースは緩やかであり、企業は将来の見通しについて慎重になっています。
ここまで
コメント欄にこのやろーって言いたいほどひどかった。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフ・ビジネス・エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「S&Pグローバル購買担当者景気指数(PMI)調査は、米国製造業が6月に力強い生産成長を達成するのに苦労していることを示している。国内市場と輸出市場の両方からの需要の低迷に悩まされている。PMIは2024年上半期のうち5カ月でプラス圏にあり、2023年のわずか1カ月から上昇しているが、成長の勢いは依然として苛立たしいほど弱い。「過去2年間、工場はパンデミック後にモノからサービスへの需要転換によって打撃を受けてきました。同時に、価格の上昇と金利上昇の長期化への懸念により、家計と企業の購買力は低下しています。こうした逆風は6月に入っても続き、大統領選挙が近づくにつれ、経済の先行きに対する不確実性が高まっています。その結果、景況感は19カ月ぶりの低水準に落ち込み、製造業が今後数カ月でさらに厳しい状況に備えていることを示唆している」と述べた。
このやろー何言っているのだ、速報値の時は、いい感じみたいなこと言っていたのではないか!
これで、USDCHFの撤退を意識しましたね。Xでも報告した通りです。
23時になりISMですが、細かな内容の置いてもこれは普通ならドルは売られる内容のはずです
ロイター 7/2
しかし、米金利が上昇します。ドルが最初こそ売られましたが、ドル買いになり、相場が終わります。
YEN蔵さんのライブ中でもなぜって感じでしたが、
色々な意見が出ているようです。トランプ大統領誕生時関連とか、農中説とかですね。回答はこれではないかと思うのですね。YEN蔵さんも言ってたので間違いないかと
ブルームバーグ 7/2
PMI確定値も、ISMも数字が悪くても致命的ではないとマーケットは判断したのでしょう。となると2つの指標を見て、まぁまぁなら、またトラへの対応から、金利が上昇したのではないかと考察致します
記事の中のこの文書が印象的です
この日は、トランプ氏のホワイトハウス返り咲きが米国の財政赤字拡大とインフレ率上昇につながるとの思惑から、米国債利回りが上昇。
ブルームバーグ記事から抜粋です。
なるほどね、その前の討論会からこの流れが出来ていたという訳です
私もまだまだ勉強不足ですね。よく考えればトランプ大統領誕生で解るようなお話です。
これもファンダ分析です。指標が悪いの売られないのはその前にもっと大きな思案があったということです。良くて売られる場合の逆もあるという
普通に考えれば解るようなないようでした
という訳で昨晩は慌てずにポジションキープすればよかった
USDCHFを薄利比較したのですね(情けない)
昨日の反省と振り返りは以上です。
で、オセアニア通貨関連ですが、
まぁこの記事を読むくらいですから、知っている方が多いと思いますが、お付き合いください
RBA議事要旨が10:30に発表でしたね。この時私は会社で新規のお客様と打合せをしておりました。スマホチェックでAUDUSDでオージーが売られているのを確認しました。まぁ議事要旨の内容で売られるのであればなにか悪いことがあったのかと思っていました。でお昼に打合せが終わりチャートを見るとオージーが戻っているのですね。戻り売りをするか悩んだのですが、とりあえずは何か記事を見てからでもいいだろうと思いこの時は特別何も考えなかったのですね
まずはブルームバーグ 7/2
ロイターと見比べたのですが、ブルームバーグの方が解り易かったので
一見、買われてもおかしくない内容です。アジア時間は売られ、欧州時間に入るとオージーは買われ始めています。EURのCPI懸念なのかもしれないと思いCPIを無難な数値で通過なんですが、前から言われているように、欧州勢の通貨逃げ先がオセアニア通貨を選ぶ方が多いので買われ始めたのかなと思っているのですが、弱いですね。それと同時にユーロが弱いのは選挙関連で何かあったのかもしれないですね
で、話戻して、ブルームバーグの記事だけでは物足りないので本家の記事を
RBAから
要約してみますとこんな感じ
2024年6月17日と18日に開催された中央銀行理事会金融政策会合では、世界経済の成長が底打ちし、一部地域では上振れリスクが顕在化している一方、インフレ率は依然として多くの国で中央銀行の目標を上回っていることが確認された。 国内経済については、3月四半期のGDP成長率は弱く、金利に敏感な経済分野の活動が低迷している。消費者支出の水準は上方修正されたが、貯蓄率は低下し、家計は財政的に圧迫されている可能性がある。労働市場は依然として逼迫しているが、状況は徐々に緩和しており、賃金上昇はピークを過ぎた可能性が高い。 インフレ率は目標レンジを上回り、過去数ヶ月の予想を若干上回っていた。豪州の長期インフレ期待は依然として安定しているが、引き続き注意深く監視する必要がある。 金融政策については、市場参加者の予想は、ほとんどの主要中央銀行の政策金利がピーク付近にあり、2024年後半にかけて利下げが織り込まれているというものである。 家計の債務返済額はさらに上昇し、消費の伸び悩みの要因となっている。家計信用の伸びは平均をやや下回っているが、企業信用の伸びは世界金融危機後の平均をわずかに上回っている。 政策決定の検討事項として、メンバーは、5月の会合以降、インフレの上振れリスクに引き続き警戒する必要があることを示す情報がいくつかあったと指摘した。 これらの選択肢を検討した結果、委員らは、今回の会合では政策金利を据え置く方がより説得力があると判断した。委員らは、予想を巡る上振れリスクが若干高まっているにもかかわらず、5月の会合以降に受け取った総合的なデータは、インフレが2026年までに目標に回帰するという委員らの評価を変えるには不十分であるとの意見で一致した。 理事会は、現金金利目標を4.35%に据え置き、為替決済残高の金利を4.25%に据え置くことを決定した。
この内容からは、据え置きってにしたのがよく解ります。事前に利上げが期待が高いだけに、利上げと利下げが入り混じった内容では物足りず売られたのではないかなと思うのですね。
で、肝心の利上げですが厳しいと思います。国内の企業はいいかもしれませんが、肝心の消費者が苦しんでいます。
RBAはこの金利でインフレが下がるのを望んでいるのではないかと思います。労働市場はまだタイトですが、賃金が頭打ちというなんとも言い難い状態ってのももどかしいのでしょう
ABCニュースで先ほどこんな意見が出ていました
今のオーストラリアの厳しさが出ています
この記事のまとめです
世界的な金利上昇にもかかわらず、金融市場と不動産市場は活況を呈しており、雇用も好調だ。これは、中央銀行が過去20年にわたり世界経済に多額の資金を投入してきた影響であり、その結果、資産価格が高騰し、経済全体に余剰現金が溢れている。
オーストラリアでは、家計資産は過去最高を記録しているが、その恩恵は均等に分配されておらず、負債も同様だ。長年の住宅所有者や貯蓄者は裕福になっている一方で、最近の住宅購入者は多額の借金を抱えている。
オーストラリア準備銀行(RBA)は、インフレ抑制と景気後退回避のバランスを取るという難しい課題に直面している。雇用市場は依然として好調だが、求人広告の減少や家計貯蓄の減少など、懸念材料も存在する。
RBAの金融政策決定に対する反応が遅れているため、状況はさらに複雑になっている。世界経済は依然としてコロナ禍の余波を受けており、過剰債務と不完全雇用に苦しむ新世代の労働者が状況を不安定にする可能性がある。
今回の状況は、過去の経済状況とは異なる複雑な様相を呈している。
つまり格差がひろがり、一部の人だけが裕福に。雇用は好調でも、陰りが見えてきた。RBAは後手過ぎるので若い人が苦しんでいる。
今までにない経済を乗り切れるのか!
なるほど、初動で売られたのは主にこういう考えがあるからですね
ただ、欧米は単に投機先としてかみていないのでしょうね
となると、しばらくは混迷な状態が続くのではないでしょうか?
FXは、解りにくいバトルロワイアルような状態ですn
これは退場する人が多いのではないかと
スイングには不利な環境で、デイもあやしいかもしれませんね
しばらくは、スキャル対応でいいのかもしれません
そうですね。
解らない時は何もしない。ただ自分の解る時まで待つ
それでいいのではないでしょうか?
そんな感じです
あとがき
う~ん。なんか締まらない内容ですね(笑)
オセアニア通貨で何かしたいと思う自分が大きいのでしょうね
昨日のUSDCHFは残念でしたが
まだこれがあるのですね。小ロットですが保有して6日目(土日除く)
0.658が抜けないCADCHFですね
現在、48Pipsです。これだけ持っていてこれだけの伸び。頭打ちなのかもしれないです。明後日まで様子見してどうするか考えます。
以上です
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