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【すごい詩】

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#詩のようなもの

詩 「ワンピース」

詩 「ワンピース」

どうしようもなく
欠けた僕の
記憶のワンピース
 
時は流れ
 
今 
パズルを埋めるのは
 
どうしようもなく
浜辺ではしゃぐ
ワンピースの彼女
 
これでいいや
 
僕は
時間旅行への切符を
破り捨て
 
今日 彼女と
旅行に出掛ける

【詩】『無題』

十センチメートルしか開かないガラス戸を開ける
隙間からは深夜一時の凍てつく息吹
どこにいても孤独な私の隣 
風が腰掛けた
冷たさと抱擁を交わす
それは私の存在への受容
しかし何も言えないままで
冷たい故に与えられた痛みはしずかな裂傷になる
睡魔とともに肉体はリネンに沈む
どこまでも 
これでいい
このまま痛みとひとつになって

僕は一人だけど独りじゃない [詩]

僕は一人だけど独りじゃない [詩]

僕はこの世で一人だけ
でも 独りで生きてるわけじゃない
こんな僕でも認めてくれる
誰かがどこかにいるはずだ
 
汗も涙もため息も
嘘も嘆きも諦めも
人の数だけそこにある
街中すれ違う彼らにも
皆それぞれに道があり
何かを背負って生きている
 
誰もがこの世で一人だけ
でも 独りで生きてるわけじゃない
いつかは僕も誰かのそばに
寄り添うことができたなら…
 
 
僕は一人で詩を書く
でも 誰かが読ん

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