⑤論理の基本構造
*今回の記事は1400字程度です。
こんにちは、にゃごんです。
今回は、照屋華子さんと岡田恵子さんが書かれた「ロジカル・シンキング 論理的な思考と構成スキル」の5章の解説について書きたいとおもいます。
1~4章までも解説しているので、是非読んでください!
それでは、いきましょう!
論理を作る
これまでの話
これまでの話を簡単に要約すると、
論理的なコミュニケーションは、相手が出した「課題」に対する「答え」をださなければならない
「答え」には、結論、根拠、あるいは方法がある
結論や根拠、方法を整理するアプローチとしてSo What ?/ Why So?やMECEがある
ということについて解説してきました。
実は、これまでで論理を構成する部品は取りそろえることができているのです。しかし、部品のまま相手に提供してしまっては、なかなか「わかった!」という状況には至りません。そのため、部品を1つの「論理」の構造に組み立て、相手に個々の部品の関係を示す、「論理構成」することが不可欠なのです。
論理とは
本書において論理とは以下のように定義されています。
つまり、
「論理構造」とは結論と根拠、あるいは結論と方法が、縦・横2つの法則に基づいて関係づけられた構造であるといえます。
So What ?/ Why So?とMECEについては上で挙げた過去の記事で詳しくまとめていますので、そちらをご覧ください。
論理の基本構造
それでは、論理の基本構造を図を用いて説明します。
論理とは、上の図のように、
結論を頂点にして、結論に対する根拠、あるいは結論を実現するための方法が、1つの構造として組み立てられたものです。
そして、結論を含めて1つの論理構造内のすべての要素は、次の3つの要件を満たさなければなりません。
結論が課題(テーマ)の答えになっている
縦方向に結論を頂点としてSo What ?/ Why So?の関係が成り立つ
横方向に同一階層内の複数の要素がMECEな関係にある
論理を構成する上で、3つの要件が求められるのは、以下のような理由があります。
まず、論理的なコミュニケーションをする際には、相手の課題(テーマ)に対する「答え」を出す、という前提がありました。1つ目の要件は、その前提に則ったものです。
また、根拠の漏れ・重複・ずれや、話の飛びをなくさないと、相手に納得感を与えることはできないという話がありました。それらのミスを防ぐのが、上記のようなSo What ?/ Why So?やMECEという技術であり、論理の構成にには欠かせないものなのです。
論理はコンパクトな方がよい
それでは、どこまで縦と横の論理を広げればよいのでしょうか。
結論、
課題に応えるための必要最小限に抑えるべき
です。
論理とは、あくまでコミュニケーションの手段でしかありません。ビジネスにおけるコミュニケーションは、何らかの行動を相手に取ってもらうことが目的ですので、相手を動かすことのできる必要最小限であることが、自分にとっても相手にとっても望ましいのです。
たとえば、横の論理は多くても4,5つまでに抑えることが望ましいとされています。
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