人として扱われない新人ナース
先日研修の中で、新卒新人時代や新人時代に感じていたことをシェアしました。
病院時代の闇を思い出し、改めて「人として扱われなかった」新人時代を思い出しましたし、それが自分だけではないことを皆が実感しました。(大問題!)
部署配属初日に感じたのは心理的不安
オペ室を希望し、希望通り配属されたのはとても嬉しかったし、でも指導が厳しいことも十分予測はしていましたが、
初日にプリセプターの発表、自己紹介はあったものの、プリセプターと一緒にオペに付けるとは限らず、早速先輩の顔と名前が一致しない。
おそらくこの部屋にいるこの先輩が一緒につく先輩。挨拶しないとだけど、声をかけて良い雰囲気は1ミリも感じられない。どうしよ、、
と思いましたが、声かけるしかない。
「すみません、◯◯さんですか?」
と確認したら、その瞬間に「なんなのその聞き方💢」とブチギレられました^^;
今思えば、改めて自分の名前言ったら良かったのかな?とか思ったりもしましたが、全体で自己紹介したしなーとも思ったりしていますが、とにかくこの初日の体験は今でも鮮明に記憶しており、心理的安全性なんてものは存在しないことがよーくわかった瞬間でした。
新人に人権はないし看護師として認識されない
挨拶を無視される、足を踏まれる、物を投げつけられるなどそんなこともあるので人として扱われてない感はもちろんありました。
そんな状況なので看護師としても扱ってもらえるわけもなく、(ダメな看護師としては扱われる)イチ奴隷だなぁと思いながら日々過ごしていました。
とても怖い先輩でも、振り返りのときは優しかったり、本当に熱心だったりするのですが、それでもオペ中は覇気たっぷりで、声掛けるタイミングが違うと無視だし、ちょっと変なこと言うと「は?」って返ってくるので生きた心地がしなかったなぁと、今では懐かしく感じられますが、懐かしいとか言ってる場合ではない・・・
辞めたい気持ちにならないわけがない
こんな状況で「看護師になってよかった!」なんて思えるわけがありません。
「辞めたい」という気持ちになるのはごく自然なことであり、その気持ちに嘘をつく必要は全くないと思います。
この現状を変えたいと思ってはいますが今すぐ変わることはなく、もしこの記事を読んでる方の中にこれから看護師になる方もいたとしたら、途方もなく不安を煽ってしまっている気がしますが、そこは本当に申し訳ないです・・・
せめてもの、すぐは変わらない現状の中で自分がダメにならないために心に留めておくとよいことをお伝えしたいと思います。
心に留めておくとよいこと
・人として扱ってくれない上司や組織の方針に対して、それが良いもの、それが正しいものと思う必要がないということをわかっておく。
・辞めたい気持ちになるのは自分が弱いからとは限らない。その職場が作り上げた風土、先輩たちの人間性に問題がある可能性も大いにある。
・まず大事なのは自分の健康。自分の体や心を犠牲にして頑張りすぎると自分が病気になるかもしれないし、そうなってからだと元気になるまで大変なので、病む前には逃げることも大事。(食欲がない、味がしない、眠れない、理由もわからず涙が止まらない、など出てきたらけっこう危ないかも)
今回はだいぶ暗い内容になりましたが、こんな現状があるからこそ、変えたいと思い、私は投稿を始めることを決意しました。
看護師自身が健康を保つことができ、こんな看護がしたいという思いを実現できる職場環境を作れることが当たり前になったらいいなと思います。
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