いつもキミとともに
人にはいつか死がおとずれる。その「いつか」は50年後かもしれないし、明日……いや、もっと踏み込んで言うならば、今から2〜3時間後かもしれない。
2021年の2月、僕は高校2年から17年の歳月を共にしたパートナーを見送った。具体的な死因は彼女のプライバシーを守るため、ここには書かないが、あえて言うなら「病死」である。
それは僕と義実家、彼女自身にとっても晴天の霹靂だった。
前月、会社の健康診断でほぼA判定だった彼女が、その1ヵ月後には病院のベッドで青白い顔をし、横たわっ