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アルプスの渓谷、ヴァルテリーナ

避暑にアルプスのヴァルテリーナへ。

もう言葉にできない、「最高」の一言でした。

しかし、なんと1日で4万歩歩いたり、2500mの雪山を登ったり、思ったより超体育会系な旅でした。笑

でもその分、お疲れ様のビールの美味しいこと、
郷土料理、蕎麦粉のピッツォッケリの美味しいこと。

山のユニークな料理とワインを存分に楽しみました。

幸せいっぱいの5日間のミニ・バカンスでした。

4万歩歩いた渓谷での1日

16℃、皆様に涼しさをお届けします。

清流の横、緑の傘の下をひたすらハイキング。

お昼にはライ麦パンのパニーニ、中はこの地の名物、「ブレザオラ」という珍しい牛のサラミとアルプスの牛のチーズを、ビール、それから夜には押しも押されぬヴァルテリーナ名物、「ピッツォッケリ」という蕎麦粉のパスタを。

なんだか4万歩記録したとはいえ、ハイカロリーな美食でプラスマイナス、ちょっとプラスなような。。

朝、放牧された牛さんたちの、カランカランという鐘の音で目が覚め、美味しい空気に伸びーっとした頃には、昨日の4万歩の疲れもすっかりなくなっていました。

アルプスの雪山2500m到達

真夏に雪に触れるなんて!!!

溢れる生命力の緑、尾瀬を思い出す湿地、清流、森林限界を超え、雪化粧をした岩山、全てが絵になる、、

と悠長なこと言っていられるのは無事帰って来たからで、
こんな岩山よじ登ったり、雪道そろそろ進んだり、ワイルドに川を越えたり、聞いてなかったぞ!

我ながら!体力にあっぱれ。

でも、同じ体力レベルで、同じことを心から楽しめるの、ありがたい。

小さい頃から山に連れて行ってくれて、山の気持ち良さを教えてくれた、私たちの両親にも感謝です。

帰ってきた時の安堵のビールが美味しかった。。

アルプスの家

アレッサンドロのお母さんはヴァルテリーナの出身で、山の上に、もやはハイジの世界に出てきそうな家があり、訪れると従兄弟一家が来ていました。

目の前の牛さんの乳から作られたチーズを買ってきてくれて、これが、もう本当に、一生忘れられない、本当に想像を絶する美味しさで、、、

普段は捨ててしまう、外側の硬い部分まで美味しさを噛み締めるように食べていました。

それから作ってくれたパスタ。シンプルですが、面白いのは、この地の名産の「ペスターダ」と言われる胡椒とハーブを混ぜ合わせた調味料。

香り高くて、これもまたスペシャルな味わいになりました。

それから、温泉に行ったり、この日はとてものんびりした1日で疲れも回復。

ヴァルテリーナのワイン生産者を訪ねて

最終日はヴァルテリーナ渓谷の小さなワイン生産者を訪ねました。長年の情熱が熟して、ご夫婦で始めたワイナリー。

渓谷の村ごとに違う味わいを生み出すテリトーリオから、このワイナリーのコンセプトまで丁寧に説明してくれました。

2015年の9年熟成のワインまで味見させてくれて、もちろん2015年も買って帰ってきました。夫婦の心のこもったワイン、最高に美味しいです。

ヴァルテリーナの美食シリーズ

さて、お待ちかねの美食。

いやーーー、本当にたくさん食べました。こんな面白くて美味しい料理、ボローニャでは絶対に食べられませんから、ハイカロリーなのは承知で、これでもかというほどに食べてきました。

蕎麦粉のパスタ「ピッツォッケリ」

まずは、押しも押されぬ名物、蕎麦粉のピッツォッケリ。

小麦のとれないヴァルテリーナでは、蕎麦粉を使った料理が発達しています。

同じ蕎麦粉の麺でも、日本の長野の蕎麦とは違い、アルプスの山ではチーズやバターが何キロも使われ、こんなどっしり。笑

でも、ふっと鼻に香る上質で、そしてどこか懐かしい蕎麦の味、きっと日本人には刺さると思います。

あまりにも日本の皆様に紹介したいので、帰国時お食事会で振る舞わせて頂くことにしました!!🎉

蕎麦粉のチーズフライ「シャット」

それぞれ微妙に蕎麦粉の使われる量とか、中に使われるCaseraというチーズの熟成加減とかが異なり、大変面白い。

これまた美味しすぎて、帰ってきてレッスンを行いました。

日本の皆様にも作って頂ける、ビデオ受講はこちら。

鹿肉や蕎麦粉のケーキ

この二大名物の他に出会った美食。左から、

鹿肉のラグー。これまた赤ワインが効いていて最高に美味。
鹿肉の薪焼き。直球に美味。
蕎麦粉のケーキ。蕎麦粉の香るスポンジに、山の果実のジャム。

蕎麦粉のケーキはレッスンでも一度扱いましたね。

山の家庭料理

それから、山のペンションで出してもらった、運営する家族の奥さんの料理。

お米とイタリアンパセリのスープや、川でその日釣られたマスのバターホイル焼き、緑のアルプスのハーブのリキュール。

特に、お米のスープはバターが香り、とーっても美味しかったので、ぜひ冬のレッスンで紹介したいと思います。

というわけで、私は「毎年ヴァルテリーナに行きたい」宣言をしました。

アルプスの渓谷ヴァルテリーナ、とっても大好きになりました。

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