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イタリア紀行

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2021年10月の記事一覧

堺のそば屋とヴェローナのトラットリア:郷土料理が郷土料理である証拠

堺のそば屋とヴェローナのトラットリア:郷土料理が郷土料理である証拠

3年半前の話、ヴェローナにいた時の話である。

晴れた2月の日の午後だった。身体が冷え込んだのでバールに入り、カプチーノを頼んだ。午後にカプチーノを頼む私は、間違いなく外国人観光客だった。

バールの店主は気さくで優しいおじさんだった。この土地のおすすめを聞くと、’観光客’の私に「馬肉煮込みのポレンタ」を紹介してくれた(今でこそ知っているが、馬肉もポレンタも、ヴェローナの押しも押されぬ名物である)

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コロナ禍のイタリア渡航【帰国編】:要注意、日本入国の水際対策はイタリアよりはるかに厳しいです

コロナ禍のイタリア渡航【帰国編】:要注意、日本入国の水際対策はイタリアよりはるかに厳しいです

一昨日、無事にイタリアから帰国しました。

その波乱ぶりとイタリア社会の人間らしさは別記事に譲りますが、日本入国は、イタリアよりはるかに厳しので要注意です。

ローマでは紙2枚見せただけで通れましたが、成田では、まず並んでパイプ椅子に座らせられ、数字を唱和しながら書類の束を厳しくチェックし、空港中をスタンプラリーのようにグルグル周って、全部クリアしなければなりませんでした。

ここでは、2021年

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イタリアのかかと、レッチェにて「ルスティコ(Rustico)」:ローカルなB級ストリートフードを巡る小話

イタリアのかかと、レッチェにて「ルスティコ(Rustico)」:ローカルなB級ストリートフードを巡る小話



イタリアのかかと、レッチェに行きました。

バーリから電車で2時間。

南イタリアの電車はまぁ当てにならないので、時刻表も見ないで家を出ました。すっかりイタリア人化してきましたね。笑

(先日、ターラントに行く際に、きっちり5分前からバスを待っていたら、飛んだとばっちりを受けたので、学んだ次第です。笑)

幸い、バーリーレッチェ間の電車は1時間に2本あったので、良い感じの電車に乗り、モノポリを

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