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ミミズコンポストのすゝめ

はじめに断っておきます。このnote途中でミミズが写真で出てきます。苦手な方はスキボタンだけ押してスキップするか、途中までで止めていただくようお願いいたします笑

ミミズコンポストを始めるに至った経緯

ずっとコンポストはしたいと思っていました。もしかしたら今読んでくださってるあなたもそう思ってる一人かもしれません。私の母もやりたいけど、、、とこないだ言ってました。
なかなかコンポストって手が出せないですよね。

・なにからはじめていいのかわからない
・できた土の有効的な使い方がわからない
・放置してしまいそう
・難しそう
・家にスペースがない
・虫がきそう
などなど、、、
 
私は今、横浜と茨城の2世帯で暮らしています。横浜のシェアハウスの方でミミズコンポストをみんなでやっていたので、少しハードルは低かったです。そこで茨城でもやってみようということになったのです。

コンポストの種類

コンポストには色々な種類があります。大きく分類すると

・設置型コンポスト
庭の土を掘り、コンポスターの下の部分を埋めます。上にはふたがついています。生ゴミのほか、庭の落ち葉や雑草なども入れられます。いっぱいになったら2~3か月熟成させます。

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・回転式コンポスト
生ゴミや落ち葉などを入れて、容器ごと回転させることで堆肥化に必要な酸素を効率よく供給します。丁寧に扱わないと取っ手などが壊れることもあるので注意が必要です。

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・密閉型コンポスト
密閉した容器に生ごみとぼかし(米ぬかや発酵促進剤など)を入れて、ゴミを発酵させます。生ゴミは分解されないので、土に移して1か月ほど分解させる必要があります。嫌気性のタイプであるため強い発酵臭を悪臭と感じる人も多いため、マンションでは注意です。

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・ダンボールコンポスト
ダンボールに資材を入れ、生ごみを投入してよくかき混ぜるだけ。最後に3週間ほど熟成させます。安価で作り方が簡単なコンポスターです。ダンボールは庭やベランダに置き、2~6か月ごとの交換が必要です。

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・電動生ゴミ処理機
電気を使い、温風で生ゴミを乾燥させて堆肥化、や炭化させるタイプ、資材を入れ自動で回すタイプなどがあります。室内に設置できて手軽ですが、本体が高価で電気代がかかり、音がするという問題もあります。

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・ミミズコンポスト
ミミズと資材を入れた容器に生ごみを投入すると、ミミズが生ごみを食べて分解してくれます。ミミズは好き嫌いがあるので柑橘系など入れられない生ごみがあります。

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参照 LFCコンポスト(https://lfc-compost.jp/about)

コンポスト選び

もちろんこんなにたくさんあるコンポストの中でどのコンポストにするか悩みました。でも、やっぱり楽しくコンポストがしたかったのとミミズが一番おもしろそうじゃないですか!だからミミズコンポストに挑戦することにしました。
まずはミミズの箱選びです。極端な話なんでもいいみたいです。ダンボールでやっている人もいます。
金子ミミズちゃんの家といった本格的なミミズちゃんのお家も購入できます。(少し高かったので諦めました、、、)
私の住んでいる地域では助成金がでます。コンポスト1基につき、そのコンポスト代の3/4を支給してくれるというものでした。コンポストボックスを手作りでしたかったのですが、自作のコンポストボックスは助成金対象外と言われてしまいました。残念です、、、(当然の如くミミズも対象外です。)
その他にも色々ルールがあるのでお住まいの地方自治体のHPなどを御覧ください。コンポストの補助金制度があるかどうかは是非確認してみるといいと思います。そこで購入するしかなく、値段も高すぎない楽天のこの古材コンポストボックスにしました。

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しかし、届いたやつには、そう、底がなかったんです!
外に置くのが原則だからか、これは地面に直接置くタイプで底がありませんでした。そこで、底をホームセンターで買ってきてつけました。
ミミズの液肥も肥料になるので、底には網をつけて、液肥は下に落ちるようにして、下に木の受け皿を作りました。
ミミズを受け入れるためのお家づくり。次は重要な土です。ミミズの土作りには炭素と窒素のバランスが重要になってきます。これも自然界と一緒ですね。枯れ葉や植物からC(炭素)が土の中に取り入れられますので、土の中には多くの炭素が含まれます。家庭から出る生ゴミには窒素分が多く含まれており、生ゴミが多すぎてもミミズが処理できなくなります。また枯れ葉などはミミズの食料かつ寝床にもなるので必要不可欠です。新聞紙、おがくず、干草、段ボール紙、ピートモス、未熟堆肥などを使用することができるそうなので、今回は底に炭を敷いて、くん炭とピートモスと腐葉土と新聞紙を細かくちぎったものを混ぜました。これで準備は完成ですね。あとはミミズを待つだけです。

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ミミズがお家にやって来る

さあ、ミミズだ。
しかし、どこでミミズを手に入れればいいのだ?どのミミズでもいいのか?
もちろん調べました。ミミズだとなんでもいいわけではなく、その中でも一般的なのがシマミミズというミミズがコンポストに主に使われるようです。手に入れる方法を色々探したのですが、やっぱり購入するのが無難。釣具屋さんでも餌として売ってるみたいなのですが、電話で問い合わせてみたところ、なんの種類かわからない&おそらく外国産だろうということ。外国産の場合、外でコンポストをした場合生態系を崩す可能性があると思い、国産に限定して探しました。そこで探し当てたのがこちら株式会社 農業経営研究所さん。こちらで約1250匹(500g)購入しました。

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ドン!やってきました。

開けます。

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ウギャあああああ
あ、でもなんだかかわいいかも♡

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こうしてミミズのお家が出来上がりました。意外と簡単にできました。

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かき混ぜる用のスコップと温度計(12度から20度くらいが適温みたい)を入れています。

ミミズちゃんとの暮らし

10月19日から始めたのでかれこれ3週間くらい経ちます。ミミズちゃんたちは元気そうです。毎日入れる量を調整しつつ、何が好きなのかなーっていながらやってます。もはや生ゴミ処理というよりミミズの飼育です笑
卵の殻は案の定処理が遅かったり、ネギ、生姜やにんにくなどの刺激の強いものや柑橘系は避けるなどといった入れないほうがいいものもあります。肉は家では食べないのですが、肉や魚を入れると虫がよってくる原因になるようです。今の所涼しいので虫はあまり湧いてません。室内でやってるので夏が心配です。
毎日元気かな?食べてるかなって見ながら土を触るのはとても楽しいです。ミミズは英語でEarth wormというらしいです。それくらい地球、土にはなくてはならない生物で、最強の分解者です。今の所とても楽しいです。
少し前に入れた古くなったオクラがもう繊維だけになっていたり、どんな風に分解していくのか見せてくれます。もう友達です。(1250匹いるので区別はつきません笑)
ゴミが減るだけでなく、コンポストを通して色々と学び、考えさせられるのがミミズコンポストのすゝめです。

ミミズコンポストで調べると色々と出てきます。ウィキペディアでもたくさんの知識を得ました。とてもかわいい素敵な夏休みの自由研究をしている子も見つけました。
ミミズコンポストのほかにもLFCコンポストという家庭でもやりやすいコンポストを販売しているところもあります。
ぜひ皆さんも色々調べてチャレンジしてみてください!

コンポストで作った土でみんなで野菜を作って小さな循環をしていきましょう!!

またミミズコンポストについて書きたいと思います〜!

アディオス!
2020/11/07

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