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そろそろ帰ろう-バンコク

バンコクには2度行った、インドに行く直前と、
日本に帰る前だ。

2度とも、ほとんどカオサンロード周辺しかしらない。。
タイはイタリアについでなにもしらない場所だ。


カオサンロードは、何もかもが揃っていて、日本人宿もたくさんあるし
観光のための道なので、安心した。



安心できればすべてがおっけー。

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〈虫の音が鳴る楽器をうりまくる売り子さん〉




パッタイとかいう太麺の食べ物とかを食べておけばきっと正解。

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〈カオサンロードで多分有名な人〉



2度目のカオサンロードは日本へ帰る最終ストップ。
でもそのとき、洪水が大変なことになっているということで
やはりタイを探求することなくさっさと去る。

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〈ドクターフィッシュ〉

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〈カオサンロードに夜はない〉


●10月23日
日本に帰るのが
とても恐くなって来ました。
バンコクの洪水のせいで
私の旅は終わりにして
妥当になってきました。
今一番欲しいものは
カオサンロードでもなく
他の国でもなく
日本でもないです。
時間です。
なぜなら
私は日本に帰って
今の自分の調子が
壊されることを
おそれているからです。
数は
早まっておわると思うけど
もう5ヶ月にこだわらないから
とにかく
私の旅でわかったことを
逃したくはない。●


自分の調子が壊されるというのは、
インドによって混沌の概念を知った自分の調子だと思うが、
守るべきものでもない。

土地に染まることができれば、また別の色に塗り替えられることを
恐れてしまう。。慣れとはそういうこと!



もうすぐ日本、というというとき。
何一つ後悔なかった。
なによりも自分が生きて帰れそうということが、
最高のご褒美だった。


しかし、タイの空港にて想像してなかった
事故にあってしまう。


洪水の心配のためホテルで一晩ほとんど熟睡できなかったのがたたり、
早めに行った空港内のベンチで眠ってしまった。
飛行機までには時間がたっぷりあったのだ。
その時、荷物も幸い盗まれることはなかった。


でもその眠りを、その後何年も、後悔することになる。


目が覚めると、2時間眠っていた。
全身に激痛がはしる。なんだこれは?
まるで、下半身が、全く他人のもののような。。



私はベンチで眠るときに、膝の上に荷物の一つを置いていた。
盗まれてはならないパソコンやカメラの入った重いリュックだ。
しかも、スキニーのジーパンを履いていたため、
血管や神経に負担がガンガンかかっていたのだ。



その後日本に帰宅後も、何週間もひどい痛みが残ることとなる。


今は日常生活には支障ないが、
しびれが腰や足にでることも。


医者に治りませんと言われ、もうとくにやることもない。
あれからなんどもあの時の自分の睡魔を呪ったが、
これは選ばれし者への禊、そして修行だと思い込むことで
気をとりなおしている。



言うなれば旅の自分と今の自分が、
今も地続きであることの、たしかな証。。。



沈没宿

1度目。不明また窓のない部屋。。

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2度目はベラベラハウス。
74 Soi Rambutri Th Chakraphong, Banglamphu, バンコク タイ画像4

〈地獄と表現するのにふさわしいほどの階段あり〉












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