見出し画像

『ボブという名の猫』感想・レビュー

どうも!chomminです!
今回は、2/22猫の日ということで(日付跨いで)、2016年公開の映画、「ボブという名の猫」についてレビューしていきます!
この映画は実話を基にした映画なのですが、主人公の親友猫であるボブは実際のボブ本人が演じているところが面白いです!

「物語」

 ホームレスで路上ライブを行ってなんとか食いつないでいるホームレス、ジェームス(ルーク・トレッダウェイ)は、薬物依存にも悩まされるどん底の生活を送っていた。彼のカウンセラー、ヴァル(ジョアンヌ・フロガット)は、彼に更生のチャンスを与えようと住居を与える。ある日、その家の中に茶トラの野良猫が入ってきて、なぜかジェームスに懐いてしまう。
 隣人の女性、ベティがその猫を「ボブ」と名付ける。ジェームスは付きまとってくるボブに愛情を持ち、共に路上ライブを行うことになるが、ボブの可愛さに通り過ぎていた人々がみな立ち止まり、歌に耳を傾けるようになる。おかげで路上ライブは大繁盛で、今までにない稼ぎを得るようになったジェームス。ボブを通して隣人のベティとも仲が深まり、これで人生挽回のチャンスが来たと安堵していたところ、些細なことで通行人と喧嘩をしてしまい、路上ライブの禁止を命じられてしまう。
 稼ぎを失ったジェームスは打ちひしがれ、希望も何も見えなくなる。そんな彼に新聞記者が取材に訪れる。「猫とライブを行うホームレス」として、ジェームスは一気に有名人になり、自身とボブとの日々を伝記として出版する。絶望ばかりのホームレスから人気作家に転身して、ジェームスは今度こそ新しい人生を歩んでいく。

「感想」

 ジェームスが最後書き上げた私書は実際にイギリス国内で1000万部以上の大ヒットを記録し、一気にベストセラーの名を冠しました。薬物中毒のホームレスという暗い状況に、無垢で可愛らしい野良猫のギャップが美しいですね。
 街中は基本暗く冷たい色彩で描かれますが、ボブの登場からどこか暖かさを取り戻したような映像になります。ジェームスがボブに触れて感じたぬくもりが画面越しにも伝わる様でした。
 作者でもあるジェームスは実際のインタビューで、「なぜボブが自分を選んだのかを繰り返し考えていた」と話していたようです。ボブは人懐っこいわけではなく、最初はジェームスを警戒し恐れていたのですが、共に暮らし愛情を与えられるうちに、ジェームスを信頼するようになります。甘えるようにジェームスに擦り寄り、バスの中まで追いかけてくる姿はなんとも愛らしくて、家族にも捨てられ希望を持てないジェームスの心を如何に満たしたか、、、
 ジェームスは基本ボブを肩に乗せて移動します。通り過ぎる人々からは写真を求められたり今まで以上に話しかけられるようになって、ジェームスは人との触れ合いを取り戻して笑顔が増えていきます。序盤、禁断症状で鬱々しかったジェームスを知っているだけに、ジェームスの純粋な笑顔にはこっちまで嬉しくさせられました、、、
 ジェームスが歌っているとき、ボブは肩に乗っていたりギターの上に乗っていたりしてめちゃくちゃかわいかったです。ギターの上に乗せるのはなんとも可愛さとフィット感がたまらないですね、、、

 猫に癒されたい、もしくは過去のせいで明日が見えなくなってしまった人にぜひ見てほしい作品です!ボブ目線のカメラワークやボブのドアップが多く、映像を見てるだけでも心和やかになってほんわかしてしまいます笑

 以上、chomminでした!
 今夜はここまでです!また別の映画で、お会いしましょう🌙

この記事が参加している募集

猫のいるしあわせ

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?