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本棚本ラジオ

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【本棚にある本を片っ端から紹介するラジオ】はじまります! 略して「本棚本ラジオ」 noteで連載中の「本棚にある本を片っ端から紹介する」のラジオ版です。 あなたのほんのちょっと…
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2024年6月の記事一覧

【本棚本ラジオ第47回】今ならわかるかもしれない「見たことありそうで、ないもの」のこと

【本棚本ラジオ第47回】今ならわかるかもしれない「見たことありそうで、ないもの」のこと

*今回の本*
篠田真由美著『灰色の砦』(講談社、1996年)
(本棚本Season2 No.19)

*登場人物の年を超える*
って、地味にショックを受けますよね。
でも年を超えたいまになれば、わかることもあるのではないか、と思ったりします。
「建築探偵桜井京介の事件簿」シリーズ4作目のこちらは、京介と深春の出会いを書いた作品。
20代前半の男2人と10代後半の男の子1人の3人コンビは、昔は大人に

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【本棚本ラジオ第46回】言葉を編む辞書の仕事

【本棚本ラジオ第46回】言葉を編む辞書の仕事

*今回の本*
三浦しをん著『舟を編む』(光文社、2011年)
(本棚本Season1 No.16)

*言葉という生き物に向き合う*
言葉も生き物である、変化するものである、とするならば、言葉と付き合うことは人付き合いと同じかもしれない。
それも、ものすごくシャイな人との人付き合いに。
そういう意味で、やっぱりこの本は「青春物語」だし、「人間関係」の物語でもあると思う。
馬締くんに幸あれ。

*こ

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【本棚本ラジオ第45回】奇妙な本たちの魅力

【本棚本ラジオ第45回】奇妙な本たちの魅力

【本棚本ラジオ第45回】奇妙な本たちの魅力

*今回の本*
三崎律日著『奇書の世界史』(KADOKAWA、2019年)
(本棚本Season1 No.99)

*視点が変わるおもしろさ*
世の中には、「あたりまえ」って本当はないんだな、という気持ちになります。
いま私たちが「あたりまえ」と思っていることは、100年後の人からみたらどうなるんでしょうか。
そういう意味で、視野の広がる興味深い本です。

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【本棚本ラジオ第44回】さくらももこと世界の旅

【本棚本ラジオ第44回】さくらももこと世界の旅

*今回の本*
さくらももこ著『ももこの世界あっちこっち巡り』(集英社、1997年)
(本棚本Season1 No.2)

*海外旅行、行きたーい!!*
ってなります。
この本は、まだ小さいわたしに「海外旅行」というものを教えてくれた本。
これのおかげで、「世界って、行けるんだ!」と外国が身近に感じるようになりました。
旅行行きたい。
行こう。

*このラジオは*
「本棚本にある本を片っ端から紹介す

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