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本棚本ラジオ

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【本棚にある本を片っ端から紹介するラジオ】はじまります! 略して「本棚本ラジオ」 noteで連載中の「本棚にある本を片っ端から紹介する」のラジオ版です。 あなたのほんのちょっと…
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2024年5月の記事一覧

【本棚本ラジオ第43回】アリスとナンセンスと時代性

【本棚本ラジオ第43回】アリスとナンセンスと時代性

*今回の本*
ルイス・キャロル作、脇明子訳『不思議の国のアリス』(岩波書店、2000年)
(本棚本Season1 No.6)

*ナンセンスと時代性*
またしても難しい本がでてきてしまいました。
今回はナンセンスの話と、時代性の話を後半でしているのですが、時代性についてはもっと掘り下げたいなぁなどと思います。
アリス、おもしろいけど難しいですよね。

*このラジオは*
「本棚本にある本を片っ端から

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【本棚本ラジオ第42回】カスピアン王子と翻訳話

【本棚本ラジオ第42回】カスピアン王子と翻訳話

*今回の本*
C.S.ルイス作、瀬田貞二訳『カスピアン王子のつのぶえ』(岩波書店、1996年)
(本棚本Season1 No.66)

*翻訳って大事だと思うんですよって話*
いくつか翻訳が出ている本を選ぶとき、どうするか。
という話なんですが、安定の瀬田信者による瀬田推しの話でもあります。
でもだいぶ冷静です。
冷静すぎて、本来すべき物語の内容についてはぺらっぺらになりました。

*このラジオは

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【本棚本ラジオ第41回】トールキンと緑の騎士

【本棚本ラジオ第41回】トールキンと緑の騎士

*今回の本*
J.R.R.トールキン、山本史郎訳『サー・ガウェインと緑の騎士』(原書房、2003年)
(本棚本Season1 No.77)

*中世英語とかアーサー王とかの話*
久しぶりすぎでものすごく解説&昔語り回になってしまいました。
中世英文学のひとつ、「サー・ガウェインと緑の騎士」です。
他国の古典て、なかなか触れる機会がないですよね。
わたしは授業でできてよかったなと思います。

*この

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【本棚本ラジオ第40回】宇宙の美しさについて

【本棚本ラジオ第40回】宇宙の美しさについて

*今回の本*
クリスティン・バーネット著、永嶺涼訳『ぼくは数式で宇宙の美しさを伝えたい』(角川書店、2019年)
(本棚本Season1 No.40)

*学問はなんのためにあるのか*
タイトルの話しかしていないんですが、なんで学問するのかって、なんで表現したいのかって、そういう話だよな、ということを思います。
あと、本を読んでなくてもここまで語れるんだな、というのも実感しました。

*このラジオ

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【本棚本ラジオ第39回】ただ純粋に本を読む、ということ

【本棚本ラジオ第39回】ただ純粋に本を読む、ということ

*今回の本*
阿久津隆著『本の読める場所を求めて』(朝日新聞社、2020年)
(本棚本Season1 No.100)

*本を読む場所のはなし*
あなたはどこで本を読むのが「一番快適」でしょうか?
わたしはもともと通学通勤読書人なのですが、たまにはカフェとかでゆっくり本を読みたいことがあります。
そして、世の中の煩わしいものすべてとっぱらった、本を読むだけのお店fuzukueを作ったのが、著者の阿

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