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リハビリ中の父に借金問題を問う、ギャンブル依存について今思うこと(忘備録シリーズ⑤)

しばらくは普通のブログを書こうと思っていましたが、思ってるより早めにシリーズ⑤突入となりました(笑)ギャンブル依存について、私が思ってきたこと、今思う事などを書きたくなりましたので、どうかゆるい気持ちでお付き合いいただけると嬉しいです(^^;)

このブログがこの世界のどこかの誰かにとって、少しでも、ひとかけらでも、何かの力になれたのならこれ以上の幸せはありません。私と同じように苦しい気持ち、悲しい気持ちになっているあなたのため、そして、自分のために書こうと思います。


ちょこっと父のリハビリに関することもかくので、興味のない部分はどうぞ読み飛ばしてください(^-^) 

それでは、よろしくお願いいたします!


父の現在の様子(くも膜下出血右脳に発症、二か月経過)


以前に書いたものと重複する部分があるかもしれませんが、父の今現在の様子です。

父はくも膜下出血を右脳に発症しました。術後すぐに意識が戻り、その時も左右の手足の麻痺はなく、言葉もこちらの言っていることを理解し、それに対して返事をするといった最低限のことはできていました。

会話のラリーに関しても、当たり障りのない会話はできます。

ただ、記憶の引き出しがスムーズではなく、会話の内容にタイムラグがあったりします。あと、自分の頭の中のイメージと、現実とが混ざり合ってしまっているのか、言っていることがちょっと「?」と思うようなところもあります。

2ヶ月経った今現在、先日母が面会に行った時は、本当に普通の会話自体はスムーズにできているなと思いました。(会話の動画をみました)

でも、多分少し高度な会話になってくると、もしかしたらその内容を理解することができないこと(もしくは理解に時間がかかる)もあるかもしれないな、と言った雰囲気はあります。

父はもともとパソコン関係の基板のプログラム?みたいなものを作っている仕事をしていましたが、その仕事をこなすだけの理解力が戻ってきているかどうかは、ちょっと微妙なところです。


これも私が個人的に思っているのですが、父の頭の中にはそういった仕事に関する内容の記憶というのはちゃんと頭の中の記憶ファイルにはあると思うのですが、引き出すための回路が傷ついてなくなってしまった可能性もあるので、それをまた新しい回路につなぎ直さなければいけないんだろうなと思います。

なので一見、見た目的にはできないと思えても、それこそリハビリのやり方で変わってくるんだろうなと思っています。


なので先日の面会の時に母に渡したものは、先日ブログでも書いた「ボタン通しのおもちゃ」と、子供用のタブレットパソコン、公文の図形パズルのおもちゃ、子供用のパズルを渡しました。

以前に渡したナンプレはちょくちょくトライしていたみたいなので、意欲はあるようです。そして、字もかけていたみたいなので、やはり「言語」に関しては書くこと、話すこと、聞くこと、にはめちゃくちゃ問題があるわけではなさそうです。(ただ先ほども言ったように高度な会話となるとまだ今のところ分かりません)


そして、おまけで私が心を込めて書いた「手紙」もその中に入れておきました(笑)

内容には色々と迷ったのですが、いろんな意味で、前向きにという意味で、父の入院中に発覚した「借金問題」についても触れました(笑)私としては、ジャブをパンパンパンと3発ぐらいは軽くうっている気はしますが(笑)、その手紙の内容もどこまで理解してくれているのかは分かりません。

ただジャブを打っただけではなくて、もちろん今後、私がどうして行きたいのか、父とどういった関係を築きたいのか、ということもそこには書いてあります。(もちろん体のことも気遣ってますよ!(笑))

手紙を読むことも、今の父にとってはいろんな刺激となるはずです。(そうなって欲しい!)

あとは、今まで父と本気で向き合うことがなかったので、「これを機に向き合っていくぞ」という私の決意の表れでもありました。 


「父が手紙の内容を理解してくれたかどうかわからない」と言ったのには理由があります。


それは、少し前に母が父との面会中の時に、父の借金について本人に聞いてみたそうなんです。(もちろん、父との会話から会話の理解力的にも父がそういった話を聞ける状態というのを母は判断して話をしています)

「家にこのはがきが届いたんだけど、これは借金ってことだよね?」と。


父が入院してから、父はとても涙もろくなりました。母が撮って送ってくれる動画には「みんなが心配しているよ」というようなニュアンスの会話では必ず涙を目にためて「うんうん、ありがとう」と言っている父がいます。昔の父だったらそんな涙を流すなんて考えらないので、よほど今回のことは父にとっても心境の変化があったんだろうなと思います。

なので先日、私が書いた手紙を受け取った時にも、涙を流していたそうです。


つまり、ここでも私的に思うことは、そういう「感謝とか感動とかの心の回路は繋がっている」ということになるんですよね。

さらにはそういった部分が強化されていると言いますか、昔の父だったら本当にそんな感じではなかったので、今回の借金についても、母がもし父に話をした時には、もしかしたら、とっても反省して謝ってきてくれるのかな?という微かな期待があったんですよね(^^;)


でも実際はどうだったかと言いますと…


母が言うには、本当に反省しているとかそういう次元ではなくて、ただただ聞いてみたら、うん、そうだよ。とまるで子供のように、悪びれる感じとかでもなく、というか、悪いと思っていないというか、ただただ素直にそう答えたそうです(^^;)

母もあまりの素直な感じ、無邪気?な感じ?に、怒りとか悲しみとか通り越えて「えっ?!」ってなったみたいです(^^;)(そりゃそうですよね)

母は以前にも、こういった場面を経験しています。一番最初に父の大きな借金が発覚して、父に問いただした時には、それはもう父はすごい顔をしていたそうです。「ばれた!!!!!!」みたいな。本当に何とも言えない目の雰囲気、表情だったそうなんですね。


それがずっと頭の中に残っているから、今回もきっとそういう表情をするんだと思っていたみたいなんですね。だけど、、先ほども言ったように、何の悪びれる様子もなく、本当に「ごめんね」というような気持ちもなく(笑)、ただその事実だけを認めたみたいなんです。

なんとなく「ごめんな」的なことを言ったとは言っていたのですが、それは多分、支払いに関してちょっとバタバタする母の手間に対し「忙しいけどごめんな」的なニュアンスなだけで、「借金を隠していて、嘘をついていて本当にごめんなさい」という意味ではなかったんですよね。


私も本当にこれを聞いた時は「えっ?!?!?!」って思いました(笑)

実際にその表情を見ていないので私には何とも言えませんが、母はその時は特に父の目の動きや、顔の表情の雰囲気などを観察していたので、その母が「反省とか、ほんまにそういう感じじゃなかった」と言ってたので、本当にそうなんだと思います。

あなたはこれを聞いてどう思いますか?(^^;)

私が思うに、一応普通の会話はできるけど、そういったことに関しては事の重大さを理解する認知力がまだ戻っていないという可能性が一つ、もう1つは、完全にこれも演技で、気づいていないふりをしているという可能性が一つ(笑)。(なんか母も優しく接してくれてるし、優しく聞いてくれてるし、怒ってない感じやから、そのままなんとなく気づかへん、わからへんふりしてやろう~みたいな)


後者に関してはもし本当にそうだったら、ある意味、脳は確実に回復してますよね(笑)

だってそこまで悪知恵が働くということは、しっかり脳が働いてるということですからね(^^;)

私はこの時に、病気もして、自分が死の淵を彷徨ったことで、生きていることに喜びを感じ感謝しているとしたら、本当に心から反省して、謝ってくれるだろう、

もしそうなれば、また今後の未来も前向きに、進んでいけるなと思っていました。(ギャンブル依存症回復に向けて)


でも本当に、ものすごく予想外の返事が来たんです(^^;)正直、ちょっと悲しかったですが、まあでもそれを思ってもしょうがありません。

本当に理解しているのかどうかもわからないので、とにかく父が退院するまでは、しっかりと話し合いができません。

なので今のところは、父が早く退院することを祈って、ちゃんとした話し合いをするのはとにかくそれからだ、と思うようにしています。

もちろん父と母の問題なので、2人でどういった未来を見たいのか?、ということになってきますが、私は私で、できる限りのサポートはしようと思います。(もちろんお金以外のサポートです。ギャンブル依存症者にお金を出すことは一番やってはいけないことです) 


まあでも、本当に頭の中でどの部分が傷がついていて、どの部分が傷がついていないのかというのはわからないです。人によっても症状は様々なので、やっぱりどの神経回路なのか?というのが重要なんだろうなと思います。

今のところ、無気力っぽかったり、怒りっぽかったり、といったような様子はないので、その感情を司る部分の回路は不具合は生じてないのかな…大丈夫なのかな…?と素人ながら思っています。 


脳科学の本を読んでいても思うのですが、本当に脳はすごいですよね。感情に関する部分は特に脳の前の部分、前頭葉が関係しています。ここに不具合が生じると、感情のコントロールが効かなかったり、無気力になったりということが起こります。

前頭葉以外でももちろん他の部分でもいろんな役割があって、そのおかげで私たちはいろんなことを感じることができます。

とにかくまだまだ父の観察を続けながら、どういったところにリハビリが必要なのか?を考えて、できることをやっていこうと思います。


ギャンブル依存症は治るのか?

ギャンブル依存症の父と弟を見ていて、ギャンブルって本当にやめることが難しいんだなと改めてそう思います。

これは本当に、家族にそういう方がいらっしゃる方は分かっていただけると思うのですが、本当にギャンブル依存症の人って嘘をつくのがうまいんですよね。まあ褒めてもしょうがないんですけど、よくまあそんなこと考えつくよな、と思うようなたくみな嘘をたくさんついてきます。

嘘に嘘を重ねるので、多分本人もわけがわからなくなってしまうんだろうなとも思うのですが、それでもお金を得るために必死なので、まあ本人にとってはそんなことはどうでもいいんですよね、きっと。


父も弟も、今までの発言や行動を振り返ってみても、「あれもこれも嘘だったのか?!」と驚愕してしまいます。冷静に思い出しても嘘だったとか、わからないくらい普通なんですよね(^^;)しつこいようですが本当に普通なんです。

あんなことを言っていて、心の中では嘘ついてたのか、と思うとやはり虚しい気持ちにはなりますが、、、。

でもそれ以外のところは、うちの場合はですが二人とも「優しい」んですよね。

「優しい+ギャンブル依存症」というのが一番家族は辛いのではないかなと思ったりもします。優しい父を知っているからこそ、母も今まで縁を切ることができなかったんだろうなと思います。(まあ夫婦の問題ですからね、深い部分では本人たちしか本当のところは分からないですけどね)

そして弟も優しいんです。弟の奥さんも同じく「ギャンブル以外は本当に素敵な人」と言っています。


う~ん。客観的に見ていると、色々と思うことはありますが、本当に難しいよな…と思います。

事件が起こるたびに、何度も話し合いをし、そこで反省をし、(正確には反省をしているふりをし)、また繰り返す。

それを何度もやってきているので、やっぱり「依存症」なんだなと思います。


今までを振り返って思うことは、一番最初に事件が発覚した時は、まあそれはもう、本人たちを責めますよね。家族は。(うちの場合は母と私と親族たち)

「なんでそんなことをしたんだ」「家族が大切じゃないのか」「考えたらわかるやろ」と言ったような感じで、怒りますよね、そりゃ(^^;)こっちも被害者なわけですから(^^;)

でもこういう時の本人達って「悪いことをした」というのは分かってるんですよね。多分。

さすがにそう言った善悪の判断はつくんですよ。でもやってしまう。


そして散々怒られて、怒られて…、、、そうなってくるとどうなるかというと、表面だけ反省して、めちゃくちゃ泣いて反省してるふりして、心の中では反省していないんですよね。


いや、反省はしてるんですけど、本人も自分で反省してると思ってるんですけど、潜在意識下では、これ以上怒られる自分がかわいそうだから、辛いから、だから自分を守るために心をシャットダウンして「反省しているフリ」を無意識にしているんだと思います。

心からの反省ではないんですよ、きっと。以前に読んだ本で「反省させると犯罪者になります」(岡本茂樹著)がありますが、ここでも同じようなことが書かれていました。


どれだけ立派な反省文を書いた犯罪者でも、心の奥では反省していない。

先に本人たちの心を満たしてあげることをしないと、本当の意味での愛が分からないと、本当の意味での反省もできないんです。


もちろんギャンブル依存症は、れっきとした病気なので、中には脳の萎縮や、脳の形が変形してしまって、自分の行動を抑制できないということもあると思います。

でも全ての人がそうではないと思います。いろんな人がいるように、ギャンブル依存症でもいろんなパターンの症状があって、そこにはグラデーションがあるんだと思います。

なのでやっぱり、本人たちとしっかり向き合って、さらには本人たちが自分自身とも向き合うこと、というのがとっても必要になるんだろうなと思います。

その中で今弟は、自助グループに毎月通っています。同じ苦しみを持つ人たちと話し合いの場を持つことで、自分の気持ちをアウトプットし、また、相手の気持ちも聞くことで、そこにいろんな学びがあり、自分の行動の抑制につながるんだと思います。

ただ今回弟は、自助グループに通っていながらも再び同じ過ちを犯してしまいました。


そこには弟の「慣れ」があったんだと思います。自助グループで自分の経験を話し、人の話を聞く。これもそこに「心」がないと、ただの「作業」になってしまいます。これでは、先ほども言ったような「反省しているフリ」と同じなんですよね。

最初は心がそこにあったんだと思います。でも人間はどうしても慣れてしまう生き物なので、それがいつしか「作業」になってしまったんですよね。


そんな弟が導き出した次への解決策は、同じ自助グループに通うだけではなく、違う場所にも通ってみること。そして、そこの自助グループには信頼できる人が1人いらっしゃるみたいなので、その人ともっとコミュニケーションを取り、自分の心の中をしっかりと吐き出すこと。

そして、過去の自分を見て責めるのではなく、「未来のなりたい自分」をみて、行動していくことです。

本人がそう決めていたので、とりあえず私も見守ろうとは思うのですが、私は私で何かしら弟の意識に働きかけることができるようなことがあれば、その都度やっていこうと思っています。


これは完全に個人的に思っていることなので、1つの意見として聞いていただければ嬉しいのですが、

私は今まで心理学や認知行動療法、脳科学、などなどいろんな勉強してきました。まだまだ勉強途中ですがその中で、このギャンブル依存症に関しても思うことが毎回あります。


今思っていることは、ギャンブル依存症の方々へのアプローチとして「コーチング」と「認知行動療法」がいいんじゃないかなと思ったりしています。

コーチングは私もまだ勉強途中なのでそこまで深く理解しているわけではないのですが、やはり、相手に「どんな自分になりたいのか?」「どんな未来になって欲しいのか?」といったことをイメージしてもらう事で、行動が良い方向へと向かいやすくなり、行動が変わるので自分にも自信がついていく、といったサイクルが回りすくなります。

どんな問いを投げかけるかで、イメージって変わってきますよね。自分自身に対してもどんな問いをかけるかで「答え」の深みというのは変わってきます。

表面的に未来を想像するのではなくて、そこには自己理解も含まれていますし、過去の自分と向き合うことも含まれています。

いろんなことをひっくるめて向き合いながら、なりたい自分をイメージすると、もっと前向きに自分の行動が変わっていけるだろうなと思います。

ただこれも、相手との信頼関係が大前提なので、相手によって自分の掘り下げの深さというのが確実に変わってきます。自分を深く掘れば掘るほど、そこから出てくる答えというのは迷いがないものになります。

もちろんセルフコーチングもありますので、そういったことを本人が興味を持って学んでくれたらすごくいいんだろうなと思います。

コーチングは本当にものすごく可能性のあるアプローチだと思います。


引き続き弟の話になりますが、弟はいつも私に対して「俺はまたやってしまうと思うから」とか「俺はダメ人間やから」みたいな、ネガティブなことばっかり言ってくるんですよね。

自己否定感が半端ないんです。でもこれも、見方を変えると「逃げ」になってしまうんですよね。

そう、アドラー心理学の考え方です。

自分に自信がないから、自分はあかんやつやから、自分には絶対に無理、と口癖のように言っている人、自己暗示をかけてしまっている人は、実は心の奥を覗いてみると表向きではこんな自分が嫌で変わりたいと言っていても本当のところは「変わりたくない自分」がいるんですよね。

「ネガティブな自分」をを理由に「変わらなくていい自分」を選択しているんです。

もっと分かりやすく言うと「ネガティブな自分」を言い訳に使ってるんですよね。

もう少し深く見ていきます。

これの厄介なところは、本人は本気で変わりたいと思ってるんです。表面的には。でも深層心理では変わりたくないと思っているところがややこしいんです。


なんでそんなことが起こるのかというと、

「自分は変われる!」「自分は大丈夫!」と思っていて、行動して、もし何か失敗をしてしまった時に、どうなるかというと、まあやっぱりみんな普通は落ち込みますよね。

それが人によっては「こんなこともできないのか」と自分を責めてしまったり、ますます自分を否定してしまうことに繋がるわけです。

できない自分を認めてしまって、受け止めて、そのあとは、前を向けたら問題ないのですが、「どうせ俺なんて…」と負のループに陥ってしまうのが問題なんでよね(^^;)

でも「ネガティブな自分」を認めていれば「だって自分はネガティブだから」と言い訳をすることができて、そこに自分への最低限の保険をかけることができるんですよね。

どん底まで自分を傷つけなくて済むわけです。

小さな小さなプライドを守るために、「ネガティブな自分」を認めてしまってるんです。


ちょっとややこしいですよね(^^;)分かりますかね(^^;)

「失敗する自分」「自分には何もないんだと落ち込む自分」を見たくないから、「ネガティブな自分」を言い訳にして、失敗した時は全てその自分のせいにする、みたいな感じです。

なので本当の意味で自分自身に責任を取りきれてないんです。

でも、、、でもですよ?

もともとみんな、何も持ってないんです。そして、持ってなくていいんです。いい意味で「自分は何ももっていない」と思えると、謙虚になれるし、すべてが学びになるし、すべてがありがたく思えるんです。

自信がないようで、自分に自信があるのかもしれませんね。だから学ぼうとしないというか、変わらなくていいと思えるというか、、、

これは、色んなパターンがあって、色んな考え方があるので、どう当てはまるかはわかりませんが、弟の場合は、小さなプライドと戦っているんだろうなと思います。

自覚なきところに成長はありません。自覚すること、気づくことが本当にとっても大切なんですけどね…。


プライドを守らなくても本当は大丈夫なのに、周りのことを信じる事が出来ず、本当の自分をさらけ出して見捨てられてしまうのが怖いんだろうなと思ったりもします。(実際本人と話してそのような事も言っていました)

自分から信じる事をしなければ、そして自分を信じなければ、変わることができません。


そんなことをなんやかんや偉そうに言っている私ですが、

私も、過去にね、色々ありましたからね(;゚Д゚)わかるんですよ、そういう気持ちが。

家庭環境のせいで自分はこうなってしまった、と言い訳にしていた時期がありましたから。

人生に生きづらさを感じ、自分に都合の悪いことが起きると、全て、「家庭環境のせい」にできるわけです。

自分の能力が劣っていただけだったり、努力が足りなかっただけだったりするのに、「家庭環境のせい」を持ち出してきて、自分を傷つけないようにしていたんです。

もちろん家庭環境が自分に与えた影響は大いにありますよ。だけど私は本当に気づいたんです。そのせいにしていたら、ずっとずっとそこに縛られてしまって、それ以上自分が成長することはできない!と思いました。(家庭環境がきっかけで自分と向き合う事が出来ましたが、過去のトラウマに囚われているままだと、その奥の成長に進めないと気づきました)

今は本当に家庭環境のおかげで「今の自分がいる」と思います。そんな自分が大好きだなとも思います。(ブログのプロフィールには分かりやすくするために家庭環境のことを説明してありますが、本当に今は感謝しています)

弟も私と同じように家庭環境が影響している部分というのは確実にあると思います。ギャンブル依存症になってしまったきっかけもその影響は大いにあるだろうなとも思います。

だけどその選択肢、2つの分かれ道で、そちらを選んでしまったのは弟なんですよね。

だからここから這い上がっていくしかない。これを学びにして、自分を成長させていくしかないんです。過去のせいにしたって、過去は変えられないんです。変えていけるのは未来だけです。


だから私は、まずは弟がやってしまっている「自己暗示」はよくないなと思い、それを伝えました。

弟的には、自分がやってしまったことを忘れないために、そんなことを言い聞かせているのかもしれませんが、脳科学的に考えると、確実に「ネガティブな自分」を潜在意識にすり込んで行ってしまっていることになるので、よくないんですよね。

忘れよう、やめようと思っていることをイメージしてしまっている時点で、脳はそれを実行に移そうとしてしまいます。

なのでやっぱり基本的には「未来」をイメージした方が絶対にいいんですよね。

もちろんギャンブル依存症という病気は複雑なので、いろんなアプローチが必要なんだと思います。

でもこれも私は思うんですけど「ギャンブル依存症という病気は複雑」と思い込んでいると、その思い込みから抜け出せなくなってしまうので、やっぱり「直せる!」「克服できる!」と思う自分もいた方がいいと思うんですよね。


潜在意識を使うんだったら、絶対にいいイメージをした方がいいです。

なりたくない自分じゃなくて、なりたい自分をイメージした方がいいんです。


弟を例えで言うなら、「ギャンブル依存症を克服して、家族で幸せな時間を過ごしている」自分を想像した方が絶対にいいんです。それを毎日毎日イメージしていくと、潜在意識にそのイメージが届いた時に、イメージが書き換えられて、行動も変わっていけるんです。


ただそんなイメージイメージといっても、難しいですよね(^^;)

そこで私はまた思うんですけど(よく思いますよね、すいませんw)、

ギャンブルをすると脳の中で何が起こっているのかというと、ドーパミン(快楽物質)がたくさん出てるんですよね。その快楽物質を得るために、脳は本人に「同じ行動を起こせ!」と命令をしてくるわけです。

ここで私が思うもう一つの行動は「運動」なんです。

これもまた以前読んだ本の話になりますが「脳を鍛えるには運動しかない」(ジョンJレイティ著)で依存症を克服した例が書かれていました。

運動をするとたくさんの脳の資源(セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどいろいろ含む)が作られます。

ギャンブル依存症のキーワードは「ドーパミン」なので、運動することで脳がドーパミンを放出したときに、ギャンブルをしている時以外でもドーパミンを感じることができる!と、脳の中の神経回路を作り変えてしまうことができたらいいんだと思います。

つまり脳は「ドーパミン」さえ出すことができたら「行動」は何だっていいんです。それがギャンブルだろうが運動だろうが、脳にとってはどっちでもいいんです。

私たちはこの脳内物質を放出するために、脳から指令を受けて行動させられています。それを先取りして「自分でコントロールできるんだ!」と思うことで、自己効力感も生まれますし、

運動することで他にも体に良い脳内物質も出るので、立ち直りが早くなったり、体が健康になったり、さらには認知機能が強化されたり、いいことがいっぱい起こります。


本気でギャンブル依存症を治したいと思っているのなら、試してみる価値はあると思いますし、一度こういった関係の本をたくさん読んでみるとよりモチベーションが上がると思います。

物事を深く理解した方が、確実に行動に移した時の得るものが多いです。 

弟にもこの本を一応勧めたのですが、いかんせん弟はそこまで本を読むタイプではありませんので、今のところ私が説明するしかないので、百パーセント伝えきれるかは不安ですが、それでもやはり知識があるのとないのとでは違います。


運動をただの「しんどいもの」として捉えるのではなくて、何かメリットを感じながらできるように持っていけたら一番いいですよね。

人間は捉え方が変わると、本当に見ている世界がガラリと変わります。そして行動も変わっていきます。そのきっかけが私の場合は本だったりするのですが、何とかしてこの知識を弟にも分かりやすく伝えていけたらいいなと思っています。

ギャンブル依存症の方にお金でサポートするのは一番やってはいけないことです。それは本人が自分の力で立ち直るチャンスを奪ってしまうからです。

なので私ができることは、本人が自分の意志で、自分に自信を持って、未来を明るく捉えて、生きていけるような精神面でのサポートかなと思っています。


あとは、弟の場合は、弟の奥さんもそういった自助グループの家族の会みたいなものに参加するようになり、奥さん自身も「共依存の関係だったかもしれない」という視点から新たな学び、新たな一歩を踏み出しています。


本当のところは私自身がもっともっとコーチングを学んで、何かしら弟に対しそういったコミュニケーションが取れたらいいなと思うのですが、まだそこまで学びが追いついていません(^^;)

でも、焦らず自分にできることをやっていこうと思います。

そして私には私の家族がおりますので、やはり、偏ることなく、自分自身の家族も大事にしていきたいと思っています。


最後に(まだあるんかいw)、

認知行動療法的な考えからのアプローチもやっぱり有用なんじゃないかなと思います。

自分の良くないと思っている行動に至るまでのトリガーというきっかけは、意識してみるとたくさんあったりします。

その行動の直前だけではなくて、もっともっと前をさかのぼって、そういったことに繋がりやすい行動や、刺激に気づくことで、良くない行動にたどり着くまでの習慣を断つことができる事もあります。

まあこれも、やっぱりすぐに解決するというよりは、カウンセリングと言いますか、とにかく時間が必要なんですよね。自分と向き合う時間です。

自分がどんな刺激に対して反応してしまうのか、どういった時にどんな感情になるのか、そういう「自分の思考癖」に気づくことで、また行動を変えていけることもあります。


どれもこれもやっぱり、時間はかかります。だけど、これもまた前向きに考えて、自分を変えていけるチャンスなんだと思って行けばいいと思います。

自分を否定しているだけでは次には進めません。

まずは自分を信じてあげないと。

自分が自分を信じてあげないと、やっぱりブロックがかかってしまって変わることができません。

否定することをやめて、まずは全部の自分を受け止めてあげること。許してあげること。認めてあげること。どんな自分も、とにかく受け入れてあげること。

まずはここからなんですよね。


根っからの極悪人なんていないですから。悪いとこしかない人間なんていないですから。人間は不完全だからこそ美しいんです。尊いんですよね。


私は以前の私と違って、今は本当に2人にも感謝しています。以前の私だったら、「かわいそうな私」から抜け出せずにいたと思います。まあそれがその当時の私の自分を守る術だったのかもしれませんが、今の私は違います。

相手の課題を奪うことなく、それでも自分にできることを考えて、淡々とやっていこうと思います。


ギャンブル依存症のことを知れば知るほど、その本人も苦しんでいますし、周りの家族も苦しんでいます。私も本当に同じように気持ちがわかるので、少しでも回復、克服に繋がるようなことがあれば、またブログで追ってまとめていこうと思います!


今回も長々と本当にお付き合いいただきありがとうございました。

読んでくださる方がいらっしゃるから、続けることができています(^-^)


未来は明るいですよ!

まずは信じることからです(^-^)



リラックスして、深呼吸して、心落ち着かせて…

今日も本当にお疲れ様でした(^-^)


あなたの『今日』という日が最幸な1日になりますように!(^O^)

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