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34歳にしてやっと人生の目標が定まったというお話

「どんな人生を送りたいか」「人生でどんなことを達成したいか」っていう問いに対して、みんな何歳くらいのタイミングでアンサーが出るんだろうと疑問に思う今日この頃。

私は昔から慎重派というか思慮深いというか、まさに「石橋を叩いて渡る」タイプ。そのうえ色んなことに興味関心が向いてしまうので「絶対にこれになりたい!」みたいな将来の夢を持ったことがあまりない気がします。

大学を決めるときも「なんかニッチな言語やってれば役に立つだろう」くらいの気持ちでロシア語を選びましたし、自分にできること・やりたい仕事もわからなかったので、就職活動でもとにかくいろんな業界や職種を受けて、せっかくもらった内定を「なんか違う」と蹴ったこともあります。

なんと超激戦だった東証一部上場企業の総合職を蹴りました。

多分世間一般的には「なにしとんねん」って感じだと思うんですが、今でも私はその時の私にGJを送りたい。

集団行動が苦手な私には、今考えてもあれは向いてません。

不動産業界に入ったのもなんとなくで、でもなんとなく触れてみた不動産業界が結構面白くて、勉強して転職先も不動産会社で今に至るわけなんですが、それも特に「こうなりたい!」があったわけでもありません。

「宅建持ってたら食いっぱぐれはないだろう」くらいの気持ちでした。

ゆるゆると流されて、でも幸運にも自分の能力を発揮できる環境に恵まれて、新しい興味関心が芽生えて勉強して、フィールドを広げていく。

34年間そんな人生を送ってきたわけなのですが、転職ないし独立に向けて本格的に始動し始めた今、自分のこれからの人生をしっかり固めていこうと思うようになりました。

若いときみたいな大恋愛とか、友達100人できるかなとか、新しい職場で新しい職種にチャレンジするぞ!とか、そんな経験をノリと勢いだけでできるような年でもない。

でも最近私が読んでバイブルにしようと決めた「30代を無駄に生きるな」にも書いてあったように、自分の人生のレールをきっちり作り上げるタイミングとしては、30代がラストチャンスと思って動く必要があると感じたからです。

体力的にも精神的にも、そして社会の評価的にも(あまり気にしたくはないですが)。

もちろん40代になっても50代になっても、いつまでも挑戦し続ける人はし続けますし、覚悟さえあれば何とでもなるというのは頭ではわかっています。でも自分が40歳になったとき、それができるだけの体力と精神力、そして人脈があるかどうかは正直わからないですもん。

周りを見ていると、40歳を迎える前に良くも悪くも人格は形成されきっていて、収入の上り幅も決まってしまっているような。下手したら頭打ちしている場合もあるかも。

だったら手を打つのは早い方がいい。それが今かなって思っています。

私が今目指しているのは完全に在宅勤務ができる働き方。

もっと言うと日本中・世界中のどこにいても働ける形を作りたい。

「会いたい人にいつでも会いに行ける生活がしたい」

これ、前までは「推しを追いかけたい」だったんですよ。

大好きなアーティストのLIVEは1公演も逃したくない!でもお金は稼がないといけない!じゃあフルリモートだ!!!!って。

フルリモートにしたい理由が「推しを追いかけたい」から「会いたい人に会いたい」に代わったのは、推し活をとおして日本全国に友達ができたからです。

私の友人たちはフットワークが軽い人ばかりなので、私がわざわざ会いに行かなくても東京のLIVEには来ます。もっと言うとほかの地方の会場でも普通にいます。地元にいる親族よりも会う回数は多いです。

でもなんだかそれじゃ物足りなくなってきて。

「静岡久しく行ってないなー!友達も住んでるし、美味しいお魚食べに行くかー!」とか、「今週末は福岡でLIVEかー!どうせ九州行くなら○○ちゃんが教えてくれた佐世保のお店に行ってみるかー!」とか、そんなことがしたい。

こんなことを考えるのは、もしかしたらライターが孤独との戦いでもあるっていうのも理由の一つな気もしますが。

特に結婚する予定もなく、つまりは居住地を固定する理由もないもんですから、そういう生き方も楽しくていいのかなって。

今は1人でひたすら原稿を書いていますが、もしかしたらこれから誰かとチームを組むかもしれないし、取材ライターになるかもしれないし、旅行ライターになるかもしれない。

「チャンスは掴む準備ができている人のところにしか訪れない」っていう言葉が好きで、これから私は「チャンスを掴む準備」をするんだなって考えるとなんだかワクワクします。

まずは新しいクライアント様との業務提携!そして転職!または独立!

そして引っ越し!!!(↑の暮らしをするには今の家は家賃が高すぎるし立地的にもったいなすぎる)

突然やる気に満ち溢れる私でした。

人生って正解はないので、ゴールを定めるのってすごく難しいです。数学みたいにたった1つの答えが出ればいいのにと、たまに思います。

でもゴールが近づいたり遠のいたり、形が変わったり色が変わったりするのも、自分で変えていけるのも人生の面白さだなとやっと思えるようになりました。

周りの友人たちみたいに、たった一人の愛せる人に出会って、自分たちだけの家を建てて愛の結晶が生まれて……みたいな「THE 幸せ」な人生からは完全に遠のいてしまっていますが、私には私の幸せの形があって、これからそれを見つけて、作っていきたいなと思ったのでした。

大切な人を大切にするために、フットワーク軽く回遊する人生。

やー。ほくほく語ったけどめっちゃ大変そう。

まず引っ越しが私にとってハードルが高すぎます。

貴重な30代もあと6年くらいしかないので、毎日大切に生きないとですね。

みなさまにも幸あれ!

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